小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

稀勢の里 vs 琴奨菊の相撲は「後の先」だった?

2016-03-22 10:58:59 | Weblog

白鵬のダメ押しを批判して、稀勢の里の突き落としは「変化じゃない」なんて言ったら、えこひいきだなんて言われそうですが(言ってもええよ~♪)、あれは変化なんかじゃありません。

こちらが昨日の大一番
(5分前後からはじまります。一瞬なので、目を凝らしてみてください)。

稀勢の里は「体が反応した」と言ってますが、反応が早過ぎて、この録画を見る限りでは変わってるようにしか見えません。

ところがところが・・・スロー再生した、NHKのニュースを見てびっくりポン!
(スロー再生の動画はありません。興味ある方はお探しするか、YouTubeをゆっくり再生してください)。

スロー再生を見ればわかりますが、立ち合いはゴツンと音がするほど当たっていて、そのあとで瞬時に体が動いたのがわかります。稀勢の里が言ったように「体が反応した」というのは本当ですね。反応が早過ぎてプロの元力士、それも元横綱や元小結ほどの人も見えなかったのです。

解説の舞の海さんは「狙ってましたね」なんて言っていて、昨日は大相撲クラスタの間で大不評。元横綱の若ノ花(花田虎上)氏も、こんなツイを流していました。

まあ、「狙ってましたね」も「人生には汚さも必要なんだ」も、あまり上品とは言えないコメントですね。個人的には現役時代は好きだった力士だけに、ややお下劣な見方には残念としか言いようがないのだけど、相撲勘の良さは抜群だったお二人が見えなかったほどの反応だったと言えましょう。
(昨日はこの二人、大相撲クラスタの中で大不評。でも、それは酒飲み話なので、ここでは掲載いたしません(笑)。

格技の判定というのは、相撲の取り組みを見てもわかるように、専門家が見ても難しいものですが、これはその典型かもしれません。

柔道でも切れる技は、何で投げられたのかわからないものですが、菊関も恨み節を言うほどの反応だったのではないかと思います。

これはいわゆる「後の先」というもの?
「後の先」というのは、言葉ばかり先行して、いったい何のことだかわからないものになっていますが、 これは後の先と呼んでよろしいのではないでしょうか。

違ってるかもしれないので、わかる方はご教示いただければ幸いです。

少なくとも、取り組み前の稀勢の里の仏像顔は、勝つ時の顔。
きききき、期待なんかしてませんが、今日もTV桟敷で応援です!

 
コメント
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