小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

給食に赤飯を出すのが「不謹慎だ」は、「ほしがりません、勝つまでは」に同じ

2016-03-11 09:39:28 | Weblog

3月11日に卒業祝い給食は非常識? 吉川の中学校で賛否、市教委は困惑

たまたま3月11日が卒業祝いの日になり、給食に赤飯を出すのが「不謹慎だ」と埼玉の教職員が非難したという話。
さすがに非難した方に批判が集まるというのは、日本もそこまでバカじゃないということでしょうが、これもまた以前に拙ブログで書いた「雪の日の強行出勤は戦時中の竹槍に同じ」に共通した話に思えます。

日本人の横並び意識すべてがいけないとは言いません。それが他国にないチームワークを作っていることは確かだし、震災の時に世界を驚かせた”列を作って支援を並ぶ”という美徳を作らせていることも確かです。

でも、意味ないガマンを人に強いることはないよね。

私がこの手の記事に思わず反応してしまうのは、本来あるべき善悪、あるいは効率よりも、意味のない仲間意識や横並び意識を優先させるからですね。
3月11日は各々が考える日ではあるけど、押し付けることじゃない。

赤飯をガマンしてもらっても、東北の人や被災者は何も嬉しくありません。
それくらいなら、赤飯のもち米を東北産にするという方に話を持っていくべきです。

教師という人種はその手の商売がまるでわかっていませんね(ふろむ元教員)。

岩手のお酒「南部美人」の社長が、震災直後に「自主規制より、東北産のお酒を飲んでください」と言った話は世間に浸透してきたと思ってましたが、意味ない自主規制を強いる人間が教員の中にいるのは如何なものでしょう。

この先生方に教わる子どもが気の毒に思えます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする