漂着の浜辺から

囁きのような呟き。

第19回文学フリマ

2014年12月04日 | 近景から遠景へ

 最近はついブログを書くのも滞ってしまう。なので、もう二週間ほども前のことになるけれども、11月24日に東京流通センターで行われた「第19回文学フリマ」に出かけたことを少し。
 文学フリマに出かけたのは、随分と久々。前回参加したのは、大田区産業プラザで開催されていた頃で、もう五年ほども前のことになる。その時は、ヴェルヌ研究会のスタッフの一人として、参加させて頂いた。
 その後、色々とこちらの環境が変わり、なんとなくヴェルヌ研究会とも疎遠になってしまっていたのだが、文学フリマにまだずっとヴェルヌ研究会が参加されているということで、ちょっと久々に顔を出してみようと思った。
 流通センターは、浜松町からモノレールでのアクセス。会場は一階と二階の2フロアに分かれていて、規模が大きくなったと感じた。とはいえ、やはりコミケに比べると桁がいくつか違うという感じで、全体の把握もし易そうだった。
 到着したのは昼過ぎで、ひと通り会場を回ったが、ヴェルヌ研究会のブースには知った顔がなかったので、少ししてからまた来てみようと、会場を後にして、城南島海浜公園まで歩いた。
 城南島海浜公園は、流通センター駅から歩くと三、四十分はかかるので、結構遠いのだけれど(おまけに、途中の道があまり面白くない。オートキャンプができる公園なので、本来は車でアクセスするような場所)、有名な飛行機のビューポイント。羽田空港を離着陸する飛行機を、臨場感たっぷりに見ることができる。この日も、やはり何人ものカメラを持った人たちがいた。公園で昼食を食べながら眺めていると、羽田から、忙しく飛行機が離着陸してゆく。じっと見ていると、旅に出たくなる。
 この日、どこかで結婚式を挙げたらしいカップルが、カメラマンを伴って、この公園の人工の砂浜で撮影を行っていた。なんだか不思議な光景だった。シチリアを舞台にした映画かなにかで、こんな光景を観たことがあったような。
 しばらく海と飛行機を眺めてのんびりしたあと、再び歩いて文学フリマへ。今度はヴェルヌ研究会の会長さんの石橋さんが在席されていたので、ご挨拶。久々だったのに、覚えていてくださったらしく、向こうからこちらを見つけて声をかけてくれた。会誌の最新号を買おうと思ったが、なんと完売。しまった、さっき買っておくんだったと思ったものの、仕方がない。持っていないバックナンバーを買って、しばらく話をした。五年も経つと、いろいろと変化はあったようだが、みなさんそれぞれ活躍なさっているようだった。