それでも花が咲く

今日の東京の天気はまた雨でした。

写真は震災で帰宅できなくなった母が東京に居るあいだに一緒に近所を散歩して見つけた花です。
晴れた日で、日差しを沢山浴びて、白い花が一層綺麗でした。

春、どんな混乱の中でも道ばたの花はただただ綺麗に咲いていました。
なんというか、死を恐れて無駄に右往左往するのって、
人間だけなのかなぁと思いました。
生き物なのだから、どうせいずれは死ぬのだしね。
右往左往、したくないなぁ。

理想と現実を合わせる作業は、難しいです。
でもそれが人生なのかなぁとも思います。
辿り着けないから生きている。

(子)今日のBGM:「悲しくてやりきれない」ザ・フォーク・クルセダーズ

俺だって子供だ！

　　　5月12日（木）曇り→雨

　　西の地方は大雨で被害がでている模様。
　　その雨雲が東に移動中、こちらも雨が降り始めました。
　　地震で緩んだ地盤や地盤沈下した海沿いの町は大丈夫だろうか、、、
　　心配です。
　　
　　『俺だって子供だ！』は宮藤官九郎のエッセイ。
　　震災前後に娘が読んでいた文庫本を、借りて読みました。
　　「クドカン」ファンの娘が好きなドラマが、母にはイマイチ、、、という
　　好みが一致せず残念な母娘ではあるのですが、
　　あの毎日違った時間に襲ってくる計画停電と品不足や放射能汚染に
　　脅えながら暮らしていた時期にはもってこいな一冊でした。
　　お気楽に笑いながら読めて、その一時だけイヤなことを忘れられました。
　　
　　お話は、官九郎さんの子供が生まれる直前～誕生～2才位（？）までの
　　エピソードのオンパレード。
　　娘「かんぱちゃん」の成長と父親「官九郎さん」と奥さんの
　　面白育児記録エッセイでした。
　　「かんぱ」ちゃんが生まれる前には「子供なんかに興味ない」と
　　豪語していた官九郎さんが、どんどんと親ばか道を一直線、って感じで
　　突っ走り始めるところが、なんとも微笑ましくも可笑しかったです。

　　ほんと、親って馬鹿になっちゃうんですよね～、わが子には。
　　まぁ、だから子育てなんてしんどくて大変な作業が出来ちゃうんだろうなぁ。

　　クドカンドラマはチョイと苦手な母ですが、
　　この本は楽しみましたよ。

　　　わがまま母