遊び人親子の日記

親子で綴る気まぐれ日記です。

光圀伝

2013年01月31日 18時03分38秒 | 読書

     光圀伝      冲方丁(著)2012年8月発行


  「この紋所が目に入らぬか~」が決め台詞の時代劇ドラマで有名な
  水戸の黄門さま、水戸光圀の生涯を独自の観点から描いた大作。
  感動を覚えるほどの力作で、
  評価が高く話題を読んだ前作『天地明察』も良かったですが、
  個人的には本書がそれを越えているのではないかと・・・。
  今までほとんど知らなかった光圀の、躍動し瞑目し悩み苦しみ
  笑い泣く姿を、目の当たりにしている気分にさせられ、
  750頁もある長編ながら、それを感じさせない面白さ。

  序ノ章に始まり、天ノ章、地ノ章、人ノ章とすすみ、義ノ章で終わる。
  兄を差し置き世子となったことに対し悶々と悩み自分に苛立ち、
  心通わすこと叶わぬ厳しい父との関係も、壁のごとく立ちふさがり、
  一見、心身壮健で逞しいながら心に難題を抱え生きていた
  若き日の光國「子龍」。
  この悩み多き青春期を描いた章は、本当に面白い。
  個性的な登場人物が花を添え、後の光國の生き方、思想を形成していく。
  沢庵和尚や宮本武蔵、山鹿素行など、魅力的な脇役が活き活きと動き、
  若き光國と交流する。
  病などに倒れ寿命の短かった時代、驚異的な身体能力を備えていた光國
  だったが、詩作を好み文才に優れていて、天皇から賛辞を贈られるほど
  とは、恥ずかしながら知らなかった。
  あのドラマの黄門さまのイメージに毒され過ぎていたと反省。
  
  それにしても、光國ほど身近かの大事な人を見送った人も
  いなかったのではないかと思うほど、真の友、愛する妻、父母、兄弟
  師匠など、多くの大切な人の死を乗り越えている。
  そして、晩年には、自らの手で、優秀な家臣を殺すことになる。
  彼の生涯の謎にせまる本書では、光圀が指針とした「義」という考え方
  に添って、その答えとしている。
  明暦の大火で家屋敷から、周りの人々の多くを次々と亡くし絶望の時
  にも、再び立ち上がり、強い志を胸に歴史書『大日本史』の編纂に
  心血を注ぐ。
  また、水戸の財政逼迫をなんとかせんと、貿易の為の禁じられた大船
  を建造してみたり、大学制度を整備しようと試みるも、彼の時代には実現
  ならずとも将来に託そうとする姿は、今の世にも見習うべきものがある。
  とても、この750頁にわたる生涯を簡単には語れないが、
  これだけ心身が強く、学問を探求し、文才に優れた人物だったとは驚きだ。
  
  ドラマで見る黄門様の漫遊記は、隠居し「光圀」を名乗ってから、
  水戸に住まい、水戸の地を豊にすべくアチコチを探訪した際のことが
  基となったのか、あるいは、日本史編纂のために優秀な佐々を使者として
  全国津々浦々(45カ国)を廻らせたことが、光圀が漫遊したこととして
  語られるようになったのか、、、
  歯に衣着せぬ言動で名君として庶民からの人気が高かったのも事実の
  ようだし、いづれにしても黄門様のドラマの種は確かに撒かれていた
  のだろう。
  
  それにしても、
  若き日の光國は、家督相続を巡る兄に対する負い目に悶々とし、
  厳格な父からは、次々に世子として試される想像を越える
  過酷な試練を課され、それを確実に克服せねばならなかった。
  そのように大きな悩みを心に抱え、
  荒ぶる青春の日々を過ごした「子龍」時代の光國の
  痛ましくも逞しい姿の素晴らしい描かれようには感動する。
  とことん悩み考え抜いた末に、光國がたどり着いた「義」が、
  兄の子に水戸藩を継がせる、ということ。
  彼なりの「義」を見いだした後の光國に迷いはない。が、
  その「義」が、自ら育てた家臣を手にかけることにまで繋がっていく。
  
  戦いのない安泰な世を作ろうとした徳川幕府によって、
  それまでの武士のあり方が大きく変わらざるを得なかった時代。
  光圀は変わりゆく武士社会を受け入れ、率先して新しい社会を
  築いていこうと努めた大きな人物だった。
  今の世にも必要とされるリーダー論にもなっていて興味深い。
  自分も常に学問を極めようと、偉大な師匠を求めて師事していたし、
  才能有る若者を積極的に育成、援助しようとしていた。
  あの改暦の立役者碁打ちの「算哲」(後の「渋川春海」)も
  そのなかの一人で、もちろん物語後半に登場し、
  光圀との交流がさらりと粋に描かれている。
  光圀の魅力はもとより、こうした登場人物の描写がたまらなく魅力的。
  
  本書はなにしろ分厚いので、手に持つ重さは致し方ないけれど、
  長さを感じる暇ない面白さ満点で上出来な大作と思います。
  数年後には、大河ドラマになりそうな予感が、、、どうかな。

   わがまま母
  
  
  
  
   
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残りもので、

2013年01月30日 14時37分40秒 | 食べ物/飲み物

   1月30日(水)晴れ

   陽射しが眩しく雪に反射しています。
   午前中は風が冷たかったですが、昼からは穏やかに晴れていて、
   なんとなく春が近づいて来ているのかな~、なんて思ってしまいます。

   さて、今日のお皿は残り物でササッと作った『ガーリック炒飯』。
   煮物に使った切り落としの牛肉(柔らかくなってちょうどいい具合)や、
   大蒜(みじん切り)、玉葱(薄くスライス)、残りご飯が材料。
   大蒜、玉葱をじっくり炒めて、白飯を加え、炒めながらまぜて、
   味付けはウスターソース、塩、胡椒です。
   シンプルとはいえ、茶色一色ではあまりにかわい気ないので、
   刻んだゆで卵と、刻んで冷凍してあったパセリをトッピングして
   みました。
   この日は、これに残り野菜やソーセージなどをドバッと入れた
   具沢山スープと一緒に、簡単残り物整理の食事となりました。

     わがまま母
   

  
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スクール 火曜版

2013年01月29日 15時08分10秒 | スポーツ

    1月29日(火)晴れ

  晴れていたので洗濯物を外に干してプールに行ったのですが、
  帰宅したら風で吹き飛ばされていました。
  油断しちゃいましたね~。。。
  今日の写真は、母の甘いものってことで、、、笑
  この前、雪と氷の中、仕方なく歩きでプール往復した日の
  ご褒美!?のアイス。
  車だと通り過ぎるのに、歩いてると、つい立ち寄ってしまう、、、
  コンビニって罪ですねえ。
  季節限定のアイスを2個買ってしまいました。
  早速食べてみたところ、母的には、
  クッキーいらないんじゃないかって思いましたけど。

  さて、今日のスクールは『クロール』です。
  スカ-リングを入れてからのコンビネーションスイムがメインでした。
  
  【メニュー】
 ① (50×3)×3sets
   1s キック(ブイ)  IMO  Fly25-Bk25/Bk25-Br25/Br25-Fr25
   2s プル(ブイ)   IMO     ”
   3s スイム      IMO     ”
 ② (25×4)×3sets スカル10m+片手スイム
   1s → 片手伸ばし(片手体側)フロントで小さくスカル+片手スイム(右2左2)
    2s →キャッチ位置からプッシュ手前までスカル+片手スイム
   3s→ロングドッグプル水中リカバリー+片手スイム
 ③ スイム 50×4  1:40  Fr
   ※ ②のドリルを踏まえて泳ぐ
   
  これにupとdownを足して1,100mのスクールでした。
  片手体側での片手スイムはあんまり得意じゃないんで、難しいなあ。
  他のメンバーさんも四苦八苦、苦しそうでした。
  呼吸がうまくできてない人が多いですね~。
  まあ、ブイ挟んでの片手プルよりはマシですけど。
  それにしても、たいして距離泳いでない割には疲れました。
  スカーリング、キャッチ、ローリング、呼吸動作、、などなど
  まだまだってことですね~。
  スタイル1のクロールでさえ、こんなんだもの、先は長いなあ。。。

   わがまま母
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掃除&申告

2013年01月28日 17時21分23秒 | 雑記

   1月28日(月)晴れ

  昨日は高速道路の一部が雪のため封鎖となり、
  我々熟年仲間の日曜スキーも中止になったのですが、
  今日は風もなく穏やかな天気。
  予定していたおばあちゃんちの掃除しがてら
  おばあちゃんの地元税務署に出向き
  早めの確定申告を済ませてきました。
  今日は往復高速バスを利用、自分で運転するよりは
  ラクですが、やはり腰がヤバくなりました。
  これからすぐお風呂に入って体をほぐし、体操、湿布、
  の腰痛対策コースを実施しなきゃ、です。

  上の写真は『イワシのマリネ』です。
  先週、鮮度の良さそうなイワシを見つけてマリネにしておきました。
  そして、こっちは『根菜の煮物』
      
  大根、里芋、牛蒡、昆布、牛肉をほとんど出汁だけなかんじに
  薄味で煮たもの。
  薄味なので、おばあちゃんは気に入らないかもしれないな~、
  とは思いましたが、上の二品とキュウリの漬け物や煮豆と
  お菓子などを持参してみました。
  雪かきができないので、庭には雪山ができてましたが、
  とても元気、マイペースな生活を楽しんでいる様子なので、
  まずは安心しました。

    わがまま母
  
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あまいもの

2013年01月28日 00時51分58秒 | 食べ物/飲み物
お久しぶりです。子です。

最近のあまいもの写真を。

スイートポテトを作りました。ひとくちサイズ。


ポンデリング生が出たと聞いて、買ってきました。これはショコラのほう。


中身。


普通のに比べてもちもちです。でも、あんまり劇的な違いはない気がしました。

そして個人的にはこちらが本命。ポンデライオン!かわいいよー。


顔はチョコで出来ていて、その土台は生クリーム入りの丸いドーナツでした。


全然ダイエットできてない・・・
(子)
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PK

2013年01月27日 12時16分10秒 | 読書

        PK       伊坂幸太郎(著)2012年3月発行

  昨年、図書館に申し込み、やっと順番がまわってきて読んだのですが、
  感想を書く前に返却する羽目になり、詳しい内容については、
  講談社の本の紹介を転記しておくことにします。
  三つの短編からなる一冊で、『PK』は最初の小説。
  三作それぞれ、独立した小説だったらしいのですが、
  微妙に絡んでいて魅力が増しています。
  
  ―
  「PK」「超人」「密使」からなる“未来三部作”。
   こだわりとたくらみに満ちた三中篇を貫く、
   伊坂幸太郎が見ている未来とは――。

  その決断が未来を変える。連鎖して、三つの世界を変動させる。
   ●今から思えば、試されていたのかもしれない――PK
    ●君も闘っているのか? 俺たちは楽じゃない――超人
     ●世界を救うのに、誰かが蔑ろにされるなんて――密使
  ―

    わがまま母
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白銀

2013年01月27日 11時58分55秒 | 雑記

   1月27日(日)晴れ

  朝まで雪でしたが、今は陽射しが眩しく雪に反射して輝いてます。
  今日も朝から雪かき、腰がしんどいわ~。
  まあ、今日の雪はフワッと軽かったので助かりましたが。
  いや~、それにしても
  この冬はかつてないほど連日雪かきをしております。
  
  23,24日と寒さが緩んだおかげで、伸びていたつららが一旦とけて
  やれやれ、、、と思ったとたん、今朝は一気に・・・     
     
  あまりに巨大なつららにビックリ!
  たった一日で1m近いつららに成長。
  凶器になりそうで恐ろしいから箒でたたいて折っちゃいました。
  
  スキー場に降る山の雪は歓迎ですが、
  里にはあまり降って欲しくないですね。

   わがまま母
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スクール 土曜版

2013年01月26日 14時48分10秒 | スポーツ

   1月26日(土)雪

   予報で「今シーズン一番の冷え込みになる」とのことだったので
   今朝は覚悟して起床。
   が、雪は積もっているものの、さほど寒くはない。
   雪かきをしながら「こりゃ、昼には車だせそう~」なんて
   思っていたら、昼前には道路の状態はびちゃびちゃ雪に。
   こうなれば、モノグサ母としては車でプールへ向かうでしょ。
   写真は、今日の欅並木、実際にはもっとずっと綺麗で
   ロマンチックな雰囲気だったんですが、、、。
     

    【メニュー】
  u-up    100×1   2:00  ch SKPS
  kick    50×4   +0:10  IMO  上下左右12.5ずつ 
  pull    50×4   +0:10  IMO  scull25-Reg25
  swim  (50×2)×4  1:40  IMO   PES
  swim   (25×4)×3  1:20  s1  EH/HE/H/E
  down   50×1    2:00
  total   1,250m

   キック~プルまではアップとして一気に終わらせます。
   50m2本ずつは、PESなのでストロークを数えながら泳ぎ、
   タッチしてすぐに6秒間の心拍数をとり、各自が
   前回の時と比較しました。
   ストローク数を数え、タイムを見て、心拍数も計る・・・
   これが慣れないと案外ストレスですねえ。。。
   間抜けな母は、タイムがわからなくなります。
   (ただ前の人の10秒後にスタートしてるだけだと、
   つい自分が何秒にでたか忘れてしまうのですよ。。。)
   本日のメインは25mハードだったのですが、
   これもイマイチシャキッとせず、ハードにならなかったなあ。
   コーチには今日もまた「もっとキックをしっかり!」と
   注意されました。
   確かに、ハードキックが打ててる時は体が浮いてプルが
   とってもラクな感じがしますね~。
   ただ、そのハードキックが出来ないのよねえ。
   なので、スクール終了後、
   一人で25m8本ほどキック補習をしてきました。

     わがまま母
   
  
   
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自主トレ!

2013年01月25日 15時04分36秒 | スポーツ

   1月25日(金)曇り&晴れ

  今週末、東北地方には強風+大雪という大荒れの予報が出ていますが、
  今のところまだ大丈夫、時折暴れ風が吹き雪がチラチラ舞う程度。
  今夜からが恐ろしい。
  さて、写真は大晦日に娘が製作したシフォンケーキです。
  クリーム好きな母のリクエストによるものかどうかは不明ですが、
  年末の帰省の折りに、東京から生クリーム持参。
  食いしん坊のおばあちゃんも試食して、お気に召したようで、
  「私のお友達にも是非食べさせたい!」と熱望され、
  元旦に、おばあちゃんの友人宅までシフォンケーキ一個を
  お届けするという羽目に、、、。
  今頃、ケーキの写真を見つけ、年始早々のハプニングを語っております。

 さて今日は金曜、先週サボったので母は二週ぶりの自主トレ参加。
 珍しくSさんも加わり5人で練習。
 用事で早めに帰るというSさんのためにも、なるべくメニューをこなそうと
 セッセと泳いだのですが、結構時間がかかってしまい、メインを終えた
 ところで、Sさんは退水。
 ほとんどお喋りもせず、私達にしちゃ真面目に泳いだのですがね~、残念。
 でも、彼女は昨夜もスクールで1900m泳いだらしいので、まあいいでしょ。

     【メニュー】
  w-up    400    SKPS
  k+drill   50×4   1'40”  IMO
  kick    100×1     ch
        50×4    1'40”  IMO
  pull    100×1     ch
        25×8    1'00”  IMO
  swim    100×2   +30“  IM
      or  200×1       IM
  loosen   100
  swim   (①+②+③)×4sets  
        ①  50×2   1'30“  Fr Fast
        ②  50×1   1'40”  s1 H!
        ③  50×1   1'50”  ch Easy
  swim    25×8    1'10”   s1  kick/H!
  sculling   25×4    1'15”   ch
  down    300
  total    2,900m

   メインの50m4本4セットでは、4セットまでタイムを落とさず
   泳ぐことを意識しました。
   以前よりは、筋力がつき体幹も安定してきているみたいで、
   後半キツいながらもほぼ平均したタイムで泳げてるかも。
   ただ、「ハード」の指示で、もう少し若い頃のように
   思いっきり飛ばすことができなくなってきているので、
   それが悩みかな~。
   なんか言葉ではいえない瞬発力とか体のキレとか、、、
   そんなものが年々失われていってる感じです。
   数年前まで大会では、ほんと“勢い”だけで泳いでたからねえ。
   テクニックや筋力は絶対今のほうがあるはずなのに~
   加齢は寂し。。。
   こうなったら、テクニックを磨くしかない!かな?
   明日も頑張ろうっと。

      わがまま母
    
  
 
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2012年の本

2013年01月24日 15時59分46秒 | 読書
  1月24日(木)晴れ

  昨日、今日と比較的おだやかな天気でした。
  
  例年通、2012年に読んだ本を思い出しながらベスト10を選んでみようか、
  と思ってはいたものの、2013年も、はや一ヶ月が過ぎようとしています。
  いくらなんでもそろそろ・・・と
  昨夜、昨年読んだ本のリスト(メモ)を眺めてみたのですが、母は昨年も
  あまり読んでいませんでしたねえ。。。五十数冊程度かなあ。
  昨年、読んだ本では日本の小説が圧倒的に多く、
  どれも面白かったので、ベストを選ぶのは難しいな~、、、。
  (これって毎年言ってる気がするけど)
  まあ、そう言っているといつまでも決められないので、
  エイヤッと・・・
  (注)あくまでも、私が読んだ本の中から選ぶため
     2012年に出版されたものとは限りません。
      
  【日本の小説】
 ①  ジェノサイド       高野和明
 ②  笑い三年 泣き三月    木内昇
 ③  ふがいない僕は空を見た  窪美澄
    晴天の迷いクジラ
 ④  無双の花         葉室麟
    蜩の記
 ⑤  パラダイスロスト     柳広司

 最もインパクトがあり印象的だったのは、なんといっても「ジェノサイド」
 で、抜群に面白かったです。
 (2011年、話題をさらった小説ですが、読んだのが昨年だったので)
 「笑い三年 泣き三月」も良かったな~。
 この後に読んだ木内氏の小説「ある男」は、全く違う魅力です。
 「ふがいない僕は空を見た」は話題性と評価ともに高かったので、
 どうかな~?と半信半疑で読むも(好き嫌いは否めないけど)
 なかなかの作品でした。「晴天の迷いクジラ」は沁みました。
 「蜩の記」は文句なし、でしょうが個人的に「無双の花」が好きでした。
 他に、ベスト5に入れなかったけど、
  ※ なずな
  ※ 結婚
  ※ ルーズベルトゲーム  
   などいずれも味わい深く、読み応えのある小説でした。
     
  【翻訳小説】
 ①  怪物はささやく     パトリック・ネス 
                シボーン・ダウト原案
 ②  はるかなる岸辺     キャリル・フィリップス
 ③  罪悪          フェルディナンド・フォン・シーラッハ
 ④  ブルックリン・フォーリーズ  ポール・オースター
 ⑤  二流小説家          デヴィッド・ゴードン
    ミステリアス・ショーケース

  この中では「怪物はささやく」と「罪悪」が最も印象に残っています。
  「はるかなる岸辺」は読んでいる時には、さほど好きではなかった
  はずなのに、時間の経過とともに、不思議なのですが
  じわじわとくるものがあり、ベストに入ってしまった、という感じ。
  
  【ノンフィクション】
 ① 日本を捨てた男たち
 ② けっこう笑えるイギリス人

 他にも「呪いの時代」「越境者的日本」などが面白かったですが、
 昨年はあまりノンフィクションを読んでいませんでしたねえ。
 興味があって読みたかった「都市と都市」や「銃、病原菌、鉄」上下巻
 などは、あまりのページ数(分厚さ)に、ついに手が出せず、残念でした。

  さて2013年は、どんな本に出会うのでしょうか?
  肉体的には、本を読む速度や集中力の減退著しい母ですが、
  とにかく読書を楽しみながら過ごしたいと願っております。

    わがまま母
  
  
  
  
  
  
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