フェルメール 最後の真実
秦新二 成田睦子(著) 2018年10月発行
昨年秋から、世界的に人気が高く作品数が極めて少ないフェルメールの
貴重な作品が、驚くことに一挙に10点も!日本にやってきている。
そんな希少なフェルメール作品に関わり極めて難しいコーディネート役を
担うことできる、ほぼただ一人の日本人と思われる著者が語る
フェルメール作品を巡る世界の実情、裏舞台、影響力のある重要人物像。
特にフェルメールファンというわけではない母は、
確か2008年の新国立美術館の展覧会と2011年の展示を観ただけではないかと。
その程度の決して熱心ではない者ですが、本書は興味深く読んだ。
国宝級の貴重な作品を遠く日本まで持ってくるための過程、その努力、苦労が
詳しく書かれているので、本書を読んだ後、絵画鑑賞の味わい方が変わるかも?
楽しみでもある。
母
以下、案内文を転記
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世界に30数点しかないフェルメール作品。それを動かすのは「フェルメール・マン」
と呼ばれる国際シンジケートの男たち。
ウィーロック、リトケなど世界的美術館の花形学芸員たちが繰り広げる虚々実々
の交渉を、企画展プロヂューサーがリアルに描く。
これを読めばフェルメール展鑑賞が劇的に面白くなる!
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