38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

やや出遅れた、田の草取り。

2010年07月18日 | 農と暮らしの日記
昨日から草取りを始めた田んぼ。
手前が草をとったあと、奥に向かって作業を進めていて、緑濃いところは除草がこれから。今日は午前中に薫と二人で3時間、午後は僕一人で3時間。昨日終わったところも含めて、これで全体の1/3は終わった。3連休が明けると出荷も普段通りなので、明日のうちにせめて2/3を超えるところまでは済ませておきたい。

昨年までは梅雨の間に一度は田んぼに入って除草をしていたはず。
今年は雨の多い梅雨だったけれど、降っては晴れ、晴れては降りで畑の草も多く、また、晴れ間に作業のできる日も多かったから、ついつい田んぼより畑に出かけがちになった、そのつけが、いままわってきている。



日曜、3連休の中日。予報通りほぼ晴れ、しかし、時々曇り、時々小雨。30℃前後。
午前:明日月曜が祝日のため、月曜出荷の宅配便が関東地方に午前着指定できないので、前倒しで今日収穫、出荷。朝のうちに収穫だけしてきて、午前中は上記の田んぼ草とり。昼に戻って荷造り。
午後:しばらく机しごと、ひと休み。16時頃から僕は田んぼに戻り、草とり続き。
夜:19時半頃から晩ごはん。

今日はふたりともバレーボール。
渚は徳島の大会に出かけ、惜しくも準優勝だったそうだ。真も昨日の成績で上のリーグ戦に進んだが、いま一歩及ばなかったらしい。いずれにしても、これから夏、秋と大会が続く。いましかない貴重な時間、とにかく気合入れてがんばってほしい。

<本日の野菜セット>例
新じゃが、小さい玉葱、長茄子、ピーマン、伏見甘長唐辛子、トマト各種、胡瓜各種、オクラ、空芯菜、青しそ、以上はほぼ全セット共通。その他、一部のセットにズッキーニ。
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仕事? 家事? 余暇?

2010年07月17日 | 農と暮らしの日記
一週間前に仕上げの土寄せをした里芋。
そのときは畝の谷間を管理機で普通に歩ける状態だったのが、今日はもうこれほどに葉が覆いかぶさってきている。約40m×5列分、種芋はすべて前作のもの。ここまでくれば、あとは乾燥が続くようなときに畝間に水を流し込んでやるだけ。9月末頃から「試し掘り」で小さいものをセットに入れられそう。

さて、写真の「空」を見てもわかるように梅雨明けである。ついに。
九州から関東まで一気に明けた(とみられる)そうだ。四国ではほぼ平年並み。梅雨入りは6月13日で平年より約10日遅れだったから、「短い梅雨」といえるのだろうが、雨量はたぶん平年並みかそれ以上に多く、印象としては「たっぷり降った、普通の梅雨」だった。末期の大雨、当地でいうところの「石鎚の大糞流し」もあった(このときです)。



土曜、予報は晴れ時々曇りで、梅雨明け発表間違いなし。
真はバレーボールの大会、渚は午前中に合唱コンクールの合同勉強会で神拝(かんばい)小へ、午後は学校でバレーの練習、薫もその当番。

午前:セットはない土曜日なので、その他の収穫と荷造り少し。作業場で在庫のじゃが芋の整理。
午後:田んぼの草とり約3時間。全体の1割ちょっと終了。夕方から夜、机しごと。



午後の田んぼの草とりは、日差しが強く、きつかった。
6/19に田植えして、ほぼ1か月、無農薬の田んぼを放置していたわけだから、それなりの状態になっていることはわかっていたが、実際に素足で入り込んでみて、溜息、または絶句。ま、それでも暑い日に水に触れながらの外仕事だから、気持ちはいい。

それにしても、誰か援農に来てくれないかなぁ、などと考えつつ。
いやちょっと待てよ。これ、「仕事」じゃないんだから、援農ってことはないよな。野菜は経営用だけど米は自給用で販売はしてないから、「お客さん」に手伝ってもらうという図式がそもそも成り立たない。田植えはまあ、「農的なイベント」ということで。

では、田の草とりは「家事」なのだろうか。
家で食べる米を作るために草とりするわけだから、お米を買いにスーパーに行くのと同じ、ということは「家事」かもしれない。家事なら、しんどいのは当たり前、そして、誰か他人に手伝ってもらうというのは本来おかしい。家のことは家の人間がしなきゃ。

だけれど、ちょっと海岸まで出かけて魚を釣ってくるのは「家事」だろうか。
なんとなく、違う気がする。家庭菜園やるのを「週末農業」と言ったりするけど、釣りは「週末漁業」とかは言わない。魚屋で買えば早いのをわざわざ釣りに行くわけだから、「釣りが趣味」、それだけである。そして、岸壁から釣り糸垂れるのどかな光景はまさに「余暇」だ。

ということは、うちの稲作は「趣味」、あるいは「余暇」?
米屋かスーパーか直売所で買えば早いのを、わざわざ作る、それも手植えだ、無農薬だ、稲木干しだっていうんだから、まさに「趣味」だ。が、「余暇」と言われると、さすがにちょっと違う気がする。いや、「趣味」と言われるのもかなり違う気はするけど。だけど、「世の中3連休」の初日、「家族はみんなどっか行っちゃったし、ちょっと出かけるかー」と、短パンにサンダルで出かけた僕、まあ、客観的に見れば「余暇」なんだろう。

……とか、つまらないこと考えながら、ひたすら草をとる。
この3連休でひと通りやっつけておかないと、発芽の揃いそうな人参、蔓の間から草が樹になりかけているさつま芋、そして数々の果菜類など、梅雨の間に猛烈な勢いで草が成長している畑が次々に待っている。そっちは「仕事」。3連休、「余暇」をたっぷり楽しんだあとはたっぷり「仕事」、である。世の理(ことわり)。43歳、相変わらず考えることがしょうもない。



誕生日を家族がささやかに祝ってくれた。
真は野菜の箱からバッタが飛び出すしかけのおもちゃ?を帰宅後にささっと手作りしてくれた。箱の各面には茄子、トマト、ズッキーニ、トウモロコシの絵があり、それぞれ葉と花もリアルに書き添えられているあたり、さすがに芸が細かい。
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梅雨前線去り、湿気は残る。

2010年07月16日 | 農と暮らしの日記
最近の野菜セットの一例。
前回写真を載せたのが7/1、このときの内容と比較すると、レタス類がなくなり、代わりに夏の葉物が入るようになったこと。また、全体的に夏の果菜類が豊かになってきている。

このセット(大サイズ、1,800~1,900円相当)を詳しくすると。
左下のトマト類が、大玉、ミニ(赤とプラム型の黄色)、中玉。通常はこのうち1~2種類が入る。その上がピーマン(まだ量は少なめ)、ズッキーニ(そろそろ終わり)、じゃがいも(これは男爵)、上の葉物はつるむらさきと空芯菜、その下は長茄子と胡瓜。例年通り茄子は一般的な長卵形のと長茄子のどちらか、または両方が入る。今回の胡瓜はイボイボの四葉(スーヨー)と相模半白。一般的な白イボ系のが入ることもある。

畑からとってきたばかりの野菜で目安の金額いっぱいになってしまった。
それで、普段なら入れている人参、玉葱はやめ、だけど根菜類まったくなしというわけにはいかないから、少し金額が出てしまうけれど、じゃが芋は小さめのを少し入れた。本当はこんなふうに生鮮野菜ばかりでセットすると、お客さんは急いで食べなければならなくなるので、なるべくそうならないように配分するのだが、このセットのお客さんは「3週間に一回お届け」なので、金額内に収めようと今日入れるのをやめた野菜が次回入るかどうか微妙で、となると、ありきたりな人参、玉葱よりも……と考えてしまう。

セットを組むときは毎回、前回の納品メモをめくりながら詰めている。
同じ大セットでも、毎週のお客さんは「生活必需品」の性格が強いから、「あれー、人参が入ってない~」というのはちょっと困るだろう、と考える。もちろん、「あっ、今週はこんなのが入ってる! 珍しい! うれしい!」ということも多いだろうから、毎週だからといって珍しいものは入れないというわけではないのだけれど、今週入らなくても、おそらく翌週に入れることができる。そんなやりくりを考えるのも、「野菜セット」という商売の楽しみといえる。



金曜、明け方に少し雨、日中は予報通り曇り、時々晴れ。
午前:収穫、セット荷造り、市街出荷、配達。ピーマンに少し余裕があったのでスーパー地産地消コーナーにも少し出荷。
午後:机しごと少し、14時頃からピーマン、茄子等の誘引、固定、整枝、草刈りなど。
夕方:17時頃からまた机しごと。子どもたちがバレーから戻り、20時から晩ごはん。

<本日の野菜セット>例
新じゃが、玉葱、赤玉葱、茄子、ピーマン、胡瓜、トマト各種、以上がほぼ全セット共通。以下はセットにより、伏見甘長唐辛子、オクラ、ズッキーニ、いんげんのいずれか、葉ものは空芯菜、つるむらさき、青しそのいずれか。
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人参発芽、梅雨明け秒読み。

2010年07月15日 | 農と暮らしの日記
人参の芽が出始めた。
まだごく一部だけれど、おそらく次々に発芽が進むだろう。もう、このうえなく幸せな気分。いや、感動とか、歓喜とか、そういうのではなく、静かな喜び。どちらかというと、安心とか、安息とか、平静とか、ま、要するに、よしよし、って感じ。

種を播いた直後から、あれだけの雨続き。
だから、芽が出るのが当然だ。もう何度も書くけれど、たぶんこのブログでいちばん、何度も何度も繰り返して書いているんじゃないかと思うくらい、人参の発芽を促す水やりの大変さはどれだけ強調しても、まだもっと聞いてくれ~という気分なのだ。で、その大変な作業が一切なし。お、出てるじゃん。ふーん。これが幸せでなくてなんであろう。

ただ……。
例のものも姿が見える。これも当然だ。あれだけ降ったのだから。芽も出れば、あれも出る。1週間後か十日後、そこからまた、あれが始まるのだ。その前に、あそこのあれを引いておかねば、あっちのあれも刈っておかねば。

それが、梅雨明け、そういう季節である。
いよいよ、秒読み。



木曜、セットは主に宅配便のお客さん。予報通り曇り時々雨。
朝:6時過ぎから荷造りの準備、6時半過ぎから朝ごはん。
午前:机しごと少し、8時頃から収穫1時間半、9時半頃から荷造り。12時前に終わって机しごと。
午後:引き続き机しごと。17時頃から髪を切りに行き、その帰りに明朝ぶんの収穫少し。
夜:20時過ぎからみんなで晩ごはん。渚は食後も宿題。

<本日の野菜セット>例
新じゃが、小さい玉葱、茄子、ピーマン、トマト類、胡瓜、以上がほぼ全セット共通。ほかに一部のセットに、ズッキーニ、伏見甘唐辛子、万願寺唐辛子、オクラ(初物)、青紫蘇、空芯菜、などから。
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連日の雨も、梅雨明け間近予報。

2010年07月14日 | 農と暮らしの日記
オクラにようやく実がつき始めた。
明日から少しずつ収穫・出荷できそう。オクラは最盛期には毎朝200~300本とれるから、野菜セットではさばききれなくなるけれど、スーパーの地産地消コーナーに並べてもそれなりに売れるので(昨年までは)ありがたい。ただ、それがいつまでも続くわけもなく、今年はもう他の生産者さんがオクラを並べ始めていて、それと競合することになる。

とはいえ、オクラは毎日食べても飽きない。
というのはうちだけかもしれないけれど、たとえば10本1袋なんて、おひたしにして4人家族ならあっという間だ。毎日でもいい。それなら1週間に7袋でもいい。それだけで野菜セットの半分は金額が埋まってしまう。夏の野菜はやはり高価だ。



水曜、野菜セットのない日。予報は雨ときどき曇り。だいたいそんな天気。
朝:3時半頃から机しごと。前夜早く寝たので早起きして。6時半過ぎからごはん。
午前:雨が降っているしセット出荷もないので机しごとをひたすらやる。昼前に雨が激しくなる見通しだというので、本日出荷のゆうき生協のズッキーニや明朝出荷ぶんの野菜セットの一部を収穫。案の定、収穫中から本降り。
午後:引き続いて机しごと。渚のピアノの送迎、JA青壮年部の飯岡支部の仕事で書類配りなども途中に挟みながら。20時前に渚はバレーボールから戻って、みんなで晩ごはん。



明日はまだ湿った空気の影響で雲が広がる予報。
しかし、金曜からは雲が晴れ、どうやらこの週末中には梅雨明けの発表がありそう。平年どおりだ。しかもその直後は気温が上がり、いきなり真夏日の毎日との見込みが伝えられる。さてさて、今年はどんな夏になるのだろう。
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7/24(木)夏野菜料理in食創館の詳細情報。

2010年07月14日 | 農に関する情報
ゆうき生協西条周桑地区会主催、非組合員も参加可。
大人300円、小学生以上200円、幼児無料。献立(予定)は夏野菜の焼き漬け、夏野菜のラタトゥイユ(トマト煮込み)、ゴーヤーチャンプルー、梅干・青しそ・胡麻の混ぜごはん、夏野菜の蒸しパン、ブルーベリーのデザート。使用する加工品、調味料等もゆうき生協取扱のものです。

朝10時~13時頃まで。会場は西条市食の創造館(JR壬生川駅すぐ横)2Fキッチンスタジオ。
テーブル席のほかに絵本スペース(兼、座卓コーナー)あり、小さなお子さん連れでも、調理しながら目が行き届きますし、バリバリ料理教室ではなく、のんびり、アバウト、「できる人が、できることやりましょ~」な進行なので、結果的に「食べに来ただけになっちゃた~」でも大丈夫です。パパ、ママ、おじいちゃん、おばあちゃん、お友達お誘い合わせのうえお申込みください。

〆切過ぎてますが、少し余裕があり引き続いて参加者募集中。
お申込み、お問い合わせは藤田家族まで。電話0897-53-1351。留守番電話の場合、お名前と参加人数(大人・子ども)、市町・町内名、電話番号をお伝えください。折り返しご連絡します。
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雨続き、胡瓜は好調。

2010年07月13日 | 農と暮らしの日記
出荷中の胡瓜、あれこれ。
左は半白(はんじろ)、右は上が四葉(スーヨー)系、下が一般的な白イボ系。夏の野菜セットに欠かせない胡瓜は、毎日どんどんなってくれると本当に助かる。だけれど、苦手野菜の筆頭格、そうそう順調には続かない。いまのうちにどんどん召し上がってください。余裕のある日はフジグラン西条「私の自信作」コーナーにも並べています。品種にかかわらず、目方により2本で98~158円くらい(約400円/kg)。



火曜、今日もほぼ終日雨、しかし昨日とは違って穏やかな降り方。
朝:6時頃から机しごと、7時前からごはん。
午前:7時過ぎから収穫1時間ほど、9時前後に市街スーパー(フジグラン西条)出荷、戻ってセット荷造り続き、11時半頃に新居浜方面配達に出て、帰りにゆうき生協の納品(ズッキーニ)、13時過ぎ戻り、すぐに近所の用事があって出かけ、15時頃帰宅、遅い昼ごはん。
午後:雨続で明日もセット出荷はないので机しごと。



昨日の雨で水没した畑は幸い水がひいてくれた。
大豆は少し地表に顔を出しているが、それが発芽の兆しなのか土が流されたためなのか判断できない。明日になればまた様子がわかってくるだろう。いずれにしても完全に発芽が揃うということはありそうにない。余っている豆を苗箱に播いておいたほうがよさそうだ。

<本日の野菜セット>例
小さい人参、新じゃが(デジマ)、小さい玉葱、茄子、ピーマン、胡瓜、トマト(大玉、中玉、ミニ、調理用から1~3種)、以上がほぼ全セット共通で、一部セットに、いんげん(平莢)、空芯菜、青紫蘇、伏見甘長唐辛子、など。
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梅雨末期、恒例の大雨。

2010年07月12日 | 農と暮らしの日記
水を満々と湛えた田んぼ。
といえばその通りだけれど、いちおう、ここは就農以来、畑として使っている。明け方頃からの大雨で、年に一度か二度、とくに梅雨末期には恒例の浸水。今年は3月にもみぞれまじりの雨で畑が水に浸かった、その同じパターンで、小学校横の畑はこのように田んぼ状態に。

写真の田んぼは秋作に備えて何度か耕耘を済ませたところ。
だから、何もまだ作付けはないから被害もないといえばない。のだが、この1枚と右隣の1枚がこの区域のうちの畑の最下部(棚田状になっているので)で、画面左上のほうで水路がオーバーフローし(上記の3月の写真の畑がその最前線)、そこからさらにあふれた水が画面の右下方向に、畦を超えて次々に流れ込んでくる。必然的に、いちばん下の畑に水がたまってしまうことになる(この田んぼは水の余っている時だけ水をもらえるというところなので、常設の排水路がない)のだが、水が流れ込むままにしていたのではそこにある野菜が水没してしまうので(オクラ、とうもろこし、トマト、いんげんなど)、今日は緊急避難的に畦を鍬で切って、隣(というか下)の田んぼ(稲作中)と別の田んぼ(休耕中)に少しずつ排水させてもらった(入ってくる水の何割かだと思う)。

ここを本来の田んぼとして使っていたら、どうなっていただろう。
田んぼはこういう大雨のときに貯水池の役割を果たすと言われていて、近年、減反政策もあって畑作に転換されたり、都市部では住宅地に変わったりして、地域全体としての保水能力が落ちていることが、突発的な大洪水の一因とされる。けれど、ふだん田んぼになっているところに大雨の水が流れ込んだとしたら、ある程度は(畦のぎりぎりまでは)水を貯められても、それ以上はオーバーフローしてしまう。

一方、うちのように畑として使っていればどうか。
畦の高さは変わらないから、日常的には水が入っていないぶん、大雨時の貯水の余力は水田の状態よりも大きいはずだ。ただ、物理的にはそうでも、畑として使っているわけだから、貯水池としての役割を果たすため、ということで畦ぎりぎりまで水を貯めておく、というのはかなり厳しい選択になる。そこで得られる防災上の(あるいは下方の田畑の被害を軽減する)利益と、自分の農業経営の不利益とを、大粒の雨に打たれながら勘案することになる。

で、まあ、今日の洪水は自分の利益をかなり優先した。
ある程度うちの畑に水が貯まるのは仕方ないとしつつ(そういう土地を自分が借りているのだから)、下のほうへも少しずつは水を流して、水路のキャパシティの限界を広く薄く負担しあうかたちなら、この程度の大水は大きな被害なくしのげるだろうという判断で。おそらく、周辺からも、うちの圃場が貯水池としてそれほど大きな犠牲を払うことは期待されていないだろうし。このあたり、実はよくわからない。地域の稲作の長年の慣習といったことについては、それに精通する必要性が小さい(稲作を僅かしかしてないから)こともあってかなり疎い。

画面中央、やや上部にやはり水没した畑が見える。
ここは昨日、ゆうき生協のイベントで多くの参加者のみなさんに大豆を播いてもらったところ。畝を立てずに播いてあるから、完全に水没している。鳥よけに被せた寒冷紗も流されるほどの水の勢いで、とりあえず下方の畑に水が抜けていくようにはしたけれど、雨は降り続いているので、播いたばかりの種(豆)は発芽の前に窒息し、腐ってしまうのではないだろうか。幸い、豆の発芽は早いから、ダメかどうかはすぐに結果がわかる。ダメならダメで、畑が乾くのを待って播き直しである。週末までは傘マークだから、時期的に間に合えばの話だが。



月曜、明け方から大雨、昼前後にあがって一時は強い日差し。夕方からまた雨、夜に大雨。
朝:5時半頃から収穫少し、6時半頃からごはん。
午前:雨が強くなったので先に荷造りを進め、9時半頃から追加の収穫に出たら、上述のような洪水状態。排水路を切ったり用水路に詰まったごみを掃除したり、応急の措置をしてから収穫、11時過ぎに戻り、セット仕上げ。12時半頃から市街に出て出荷、配達。14時過ぎ戻り、昼ごはん。配達中だけなぜか青空が広がる。

午後:再び畑に出たらまた雨。
今後の雨に備えて先ほど応急措置をしたところを確認してから、明朝出荷ぶんの一部収穫。出荷当日の収穫が望ましいピーマンも、雨で重くなって枝が折れそうなものがたくさんあるので、予防的に前日どりして身軽にしてやる。18時戻り、机しごと。19時過ぎから晩ごはん。

<本日の野菜セット>例
小さい人参、新じゃが芋、玉葱・赤玉葱、茄子、ピーマン、胡瓜、トマト類(大玉、中玉、ミニ、調理用から1~2種類)、以上はほぼ全セット共通。その他一部のセットに、青紫蘇、空芯菜、万願寺甘唐辛子。



参議院選挙は菅直人新代表の民主党が改選議席を大幅に減らした。
再び衆参は「ねじれ」状態になり、国政の停滞は必至。二大政党制に二院制がなじまないのか、それとも制度ではなく有権者の行動の問題なのか。議員の仕事は政治より選挙だとしかいえない状況になっている。選挙で負ければ責任を問われ、それではと顔を変えれば「選挙で民意を問え」とくる。何もしてないのにこの繰り返し。

一般的な社会で、人々はそうは振る舞わない気がする。
気に入らないリーダーでもその座にいる限りはその社会の一員の義務として協力するし、ダメならダメなりにそのなかでも次善の策を講じようとするように思う。それが、ベストではなくても、自分の属する社会がせめても壊れないようにする、いわば「ムラ」の一員としての保身の術として。国政に関してわが国の人々(自分も含めてだろう、たぶん)は、あまりに「民主主義的」、あるいはナイーブになり過ぎている印象だ。遅れて訪れた青春、ぽい。
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みんなで、大豆の種を播く。

2010年07月11日 | 農と暮らしの日記
種播きから味噌の仕込みまで。
藤田家族がときどき出荷している「ゆうき生協」の、その西条・周桑地区会(=西条市内)の行事で、大豆をみんなで播いた。

参加は大人12人、子ども7人。
西条市内からは組合員のSさん、同じくMさん、別のMさん親子2人とそのお友達のTさん親子2人、うちの野菜セットのお客さんでもあるSさん親子3人、同じくKさん親子4人、松山から組合員のYさんとそのお友達Hさん夫妻。そして、内子町からゆうき生協の組合員でもあり、出荷もされているYさん夫妻。

今日播いた大豆は3種類。
小糸在来2列、地豆の「よごれ」3.5列、中生秋大豆を7列。65cmの条間をとり、30cm間隔で2粒ずつを播いてもらう。20分ほどで終了、畑を少しご案内してから帰宅。

お昼は持参の弁当で。
それに藤田家族の食卓からの定番おかずなどを少し用意しての交流会。13時過ぎに終了、残ってくださった方には畑に戻ってもらい、一緒に鳥よけの寒冷紗をかける。



日曜、雨は未明にあがり、日中は曇り時々晴れ。
朝:6時過ぎ頃からごはん、渚と真はバレーボールの試合。
午前:畑の準備のあと、10時から上記の大豆種播きイベント。11時半頃に戻って昼食。交流会。
午後:寒冷紗をかぶせる。明朝出荷ぶんの一部収穫、17時頃、市街に出てあれこれ用事。



明日からもまた傘マークが続く。
梅雨の末期には大雨が降るのが通例で、今年もこの一週間ほどが要警戒。



18時頃あがり。参議院選挙の投票に行き、そのまま市街に出てあれこれの用事。



明日からも傘マークが続く。
梅雨末期の大雨が心配されるけれど、いまのところ週の前半くらいまでは大丈夫そう。
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秋冬人参、早めの播種。

2010年07月10日 | 農と暮らしの日記
秋冬人参、最初の種を今日播いた。
例年は7月の下旬に播いているから、ちょっと早い。なぜなら週間予報がずっと傘マーク続きだから。予報どおり17日(土)まで雨が続くと、それから土が乾くのを待って早くても20日頃になる。それならそれでもいいけれど、雨がもう2~3日続くとか、土が乾くのを待っている間にまた雨になるとか、天気のことだからどうなるかわからない。というわけで。黒田五寸を40m×4条×3畝(うね)、これくらいの量が、藤田家族の年内出荷ぶん相当。



土曜、渚と真は今治でバレーボールの試合。
予報は晴れ時々曇り、実際は曇り時々晴れの感じ。
朝:6時過ぎからごはん。
午前:収穫と荷造り少し。8時半頃から人参を播く畑の耕耘、その他の畑もついでに少し耕耘。9時半頃に市街に出て用事あれこれ1時間、戻って10時半頃から冒頭の人参播種。管理機で畝を立て、播種機で播いて、最後に寒冷紗を被せる。これは強い日差しと強い雨を避けるため(人参はとくに乾燥に弱く、また、雨にたたかれると畑の表面が固くなって除草やまびきが大変なので)。

午後:里芋の仕上げの畝上げ。
里芋は「梅雨が明けるまでに最後の畝を上げ(土寄せ)、それ以降は収穫まで畑に入らない」とよく言われる。おそらく、畝の谷の部分にまで伸びる根を傷めないようにということだろう。今日の手順は、まず、畝間の土を管理機の「正転」で耕してほぐし(2回)、今度は爪の向きを反対に付け替えて「逆転」で土寄せを1回。うちの里芋の畑は畝の上に乾燥と草の防止のために稲藁をマルチングしてあるので、その上に土を飛ばすかたちになり、最後にその土をふるい落とす要領で稲藁を畝のいちばん上に再び出してやる。この一連の作業を薫と二人で約2時間半。

夕方:16時頃から小学校横の畑の畔の草刈り。
草というより、木になっているから、からだ全体で刈り払い機を大きくふりまわす感じになる。先ほどの管理機も正転のときはとくにダッシング(ロータリが進行方向に回転する力で機械本体も前に飛び出してしまう)のを防ぐために、散歩の犬が飛び出さないように引っ張る感じでものすごく力がいる。機械は人が楽になるために生まれたはずなのに、同じ1時間や2時間、鎌で草を刈ったり鍬で土を寄せたりするのと比べると、機械のほうが疲れるような気がする。もちろん、同じ時間での作業量(結果)のことを考えなければ、だけど。

機械疲れついでに、最後もトラクタで。
8月に人参を播く予定の畑を約1時間。雨が続くとすぐに草だらけになってしまい、とくに草とりが大変な人参は、畑の準備に気を使う。種を播くまでできるだけ頻繁に耕耘しておく。18時半頃、あがり。ちょっと早いけど、渚と真も試合が終わって帰ってきているので。



明日から1週間はまた傘が続き、晴れのマークはなし。
梅雨明けは近いはずだけれど、例年この梅雨末期に大雨が降る。適量の雨と、適度な天気の周期を願う。
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職場体験、2日目は雨模様。

2010年07月09日 | 農と暮らしの日記
茄子のチーズステーキ(?)。
そんな名前じゃないかもしれない。いずれにしても、この夏初めての登場。茄子は今年少し遅れていて、ようやく今日のセットからは茄子を3つずつ以上入れられるようになった。ピーマンも昨日までは1セット2つだったのが、今日は小さいセットで各4個、大きめのセットは各5個入れた。茄子は3つといわず、5個、6個と入っても喜ばれる野菜だと思うけれど、ピーマンは4つか5つがおそらく適量で、毎週のセットで8個とか10個とかになると、「余りそうなら、じゃこと炒めて常備菜にどうぞ」とか申し訳なさそうに添え書きする感じになる。



金曜、予報は「雨で昼前から曇り」。実際は午前中が曇り時々小雨、午後は晴れ。
朝:5時半から収穫1時間、6時半過ぎからごはん。
午前:7時半頃から追加の収穫30分、8時頃からセット荷造り。昨日からの中学校職場体験は2日目(最終日)、二人のうち一人は体調不良で欠席、本日はさみしく一人だけの体験学習。

<本日の職場体験学習*二日目>
1.野菜セットの荷造り・約1時間半(作業場)
 ピーマン、ミニトマトの計量、袋入れなど。収穫した全体の目方をはかり、セットの大・小を勘案しながらセット数をまかなえるように1袋の個数を決めて詰め、それぞれの目方を計りながら分配する。途中、担当のM先生が様子を見に来訪。
2.トマトの草の刈り敷き・約1時間半(小学校横の畑)
3.近所の農業ちょっと見学(自転車での帰りみち)
 N牧場の牛たちを遠目に見学。トマトのT農園さんのハウスを外から見学。Tさんとすれちがい、ピカピカのミニトマトをいただく。
3.宅配便で出すセットの箱詰め、納品伝票の検算など・約30分(作業場、自宅)。
4.セットを取りに来てくださるお客さんの応対(今日は3軒)。
5.質問コーナー。「この仕事の喜びは何ですか?」など。
※薫が配達から戻るのを待って13時前から昼休み。
6.午後は春の豌豆の畑の片付け・約1時間(小学校横の畑)
 誘引に用いたハウスバンドやビニル紐をほどいて回収。
7.家に戻ってまとめ(お茶の時間)15時解散。



今日はK君一人でちょっとさみしかったけど、昨日に続いてよく働いてくれました。
有機菜園藤田家族「初」の「中学校の職場体験学習」もなんとか終了。今日来られなかったO君も、またいつでも遊びにきてください。

僕にとって「中学校の職場体験学習」はちょっと思い入れのあるテーマだ。
兵庫県の「トライやる・ウィーク」、富山県の「14歳の挑戦」など、5日間を原則にしている取り組みもある。今回、受け入れ事業主として2日間の活動をさせてもらった実感からいうと、やはり大変は大変だけれど、3日目からがおもしろそう、とういうことだ。2日間は生徒も体験先もそれなりにこなせるのかもしれないけれど、本当に「学ぶ」という局面が出てくるのはここからかなと思う。しんどいだろうけど。

とにもかくにも、大変よい機会をいただきました。
きっかけを作ってくださったお客さん&保護者のTさん、中学校の先生方、O君とK君、その保護者のみなさま、ありがとうございました。



夕方:K君が帰ったあと、15時過ぎから作業場の片付け、芋類の整理など。
16時頃からトラクタであちこち耕耘2時間、18時帰宅、少し早いけど晩ごはん。今日は19時から小学校の親子地区会があり、渚と真、それに薫も出かけるので。
夜:19時前から机しごと。

<本日の野菜セット>例
小さい人参、新じゃが芋、小さい玉葱・赤玉葱、胡瓜、茄子、ピーマン、トマト類(大玉、中玉、ミニ、調理用から1~3種)、以上ほぼすべてのセットに。一部のセットには、ズッキーニ、空芯菜、青紫蘇、万願寺甘唐辛子、など。
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職場体験、でも、また草刈り。

2010年07月08日 | 農と暮らしの日記
隣の校区の中学校から職場体験学習、2日間の初日。
このところ連日のようにブログの記事に登場している「草刈り」、職場体験学習でも情け容赦なく。ここは先日、いちばん草のひどい部分を刈ったオクラの畑、そのまだ刈っていなかったところをバリバリと片付けてもらった。「ゆっくりでいいから、オクラと自分の足は切らないようにね~」。1時間ほどで無事終了。ちらほらと花がつき始めている。来週あたり、初収穫ができるかも。



木曜、野菜セットは主に宅配便。予報どおり晴れ時々曇り。今日も30℃前後の高温。
朝:5時過ぎから収穫1時間、6時半過ぎからごはん。
午前:7時過ぎから追加の収穫30分、8時頃からセット荷造りを始め、8時半過ぎ、冒頭の職場体験学習の中学生2人が一緒に来訪。3年生のK君とO君。

<本日の職場体験学習>
1.藤田家族の菜園の説明・約10分(自宅作業場、野菜セットの例を見ながら)。
2.畑の見学・約10分(小学校横の畑あちこち)
3.オクラの草の刈り敷き・約1時間(同=写真)。
4.茄子、とうがらし類の草の刈り敷き・約1時間(同)
5.トマト明朝出荷分の収穫・約20分(同)
11時過ぎ~昼休み、DVD鑑賞学習(ちょうど一年前の愛媛朝日放送、NEWSBOXのズッキーニ料理)。
6.午後一番、胡瓜類の種播き(育苗セルトレイ)・約30分(自宅の庭)
7.里芋の草の刈り敷き・約1時間(田んぼの横)
8.1日目のまとめ(お茶)、15時解散。

職場体験の感想などは明日まとめて書くことにします。
今日は気温も高く日差しも強く、畑で何時間も草の刈り敷きをするには厳しい環境だったけれど、中学生の2人は本当によく動いてくれた。明日もよろしく!

今日はこの2人に加えて、実は強力な助っ人が。
彼らの同級生の保護者であり、うちの野菜セットのお客さんでもあるTさん。体験する中学生と受け入れる職場の人(ぼくです)という相対する関係のなかに、そのどちらでもない立場の人がいるというのは、なかなかいいなぁと思った。体験先が商店だとお客さんとか、保育園だと子どもたちとか、そういう第三者の存在がうちの普段の畑だと欠けているので、来てくださってとてもよかったです。子どもたちもちょっとリラックスできたんじゃないかな。



15時過ぎ、市内の先輩農業者、Tさんのところへ。
「大きいエイをつかまえたけん、ちょっともろてんや」ということで、もちろんありがたく。切り身状態になっているけど、それがすでに普通の魚の一尾まるごとよりでかい。調理のヒントも聞いてイメージしながら、市街に出たついでに種屋さんにも寄ってから帰宅。

16~19時、トラクタであちこち耕耘。
日曜からまたしばらく雨の予報が出ていて、その前にいちど草の出ている畑は混ぜ返しておかないと、7月中旬からの秋冬の作付けに向けて取り返しがつかなくなるので。

20時過ぎから晩ごはん。
いただいたエイは一緒についてきた肝も一緒にとりあえず今日は塩・胡椒でシンプルにソテー。思ったより柔らかく、適度な脂身があって歯ごたえはよく、トマトなど夏野菜と一緒にオリーブオイルなどで料理するのもいいかも。

<本日の野菜セット>例
小さい人参、新じゃが、小さい玉葱・赤玉葱、ズッキーニ、胡瓜、茄子、ピーマン、トマト(大玉、中玉、ミニ、調理用のいずれか1~2種)、以上がほぼすべてのセットに。加えて一部のセットに、いんげん、青しそ、伏見甘長唐辛子、など。
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新暦の七夕、珍しく星空。

2010年07月07日 | 農と暮らしの日記
田植えから2週間半たった田んぼ。
植えた苗はしっかり活着したように見える。ポット育苗でもともと大きい苗ということもあり、田植え以降今日まで、安心して見ていられる。このところの高温、そして昨日今日の晴れ続きで水かさが減っている。



水曜、セットのない日。予報通りほぼ終日の晴れ。30℃前後の高温。
朝:5時過ぎから収穫、6時から飯盛会のさつま芋、残りの植え付け1時間半ほど。7時半戻り、ごはん。
午前:8時半過ぎから空芯菜の除草、途中でmizuさん来訪、ちょっと畑を見てもらう。11時頃から1時間ほどは同じ畑内の他の野菜あれこれの除草、12時過ぎてズッキーニの収穫、ゆうき生協出荷ぶんをぎりぎりでなんとかとることができた。そろそろズッキーニも終盤かも。12時半ごろ帰宅、昼ごはん。
午後:14時過ぎから軽油を買いにいってから、トラクタで空豆の畑の片付け(耕耘)、ついでに同じ畑のすでにひと通り耕耘してあるところもロータリを軽くかけて、秋作の準備。17時過ぎから、家のまわりの用事あれこれ、18時半、あがり。

水曜は渚と真のバレーボール練習のない日。
それで、夕方はいつもより少し早く仕事を終えて、晩ごはんに向かう。土日もバレーの練習や練習試合、公式試合などがあることが多いから、一週間のなかでいちばんゆっくりと晩ごはんの食卓を囲めるのが水曜かもしれない。野菜セットの出荷がない曜日でもあるので、朝からバリバリ畑しごとをすることが多いから、夕方早めに上がるのもうしろめたさが少ない。



今日は新暦では七夕。
梅雨時には珍しく天気がよく、天の川も見えるかもしれない。けれど、七夕は旧暦が本来の季節感を味わえる行事だから、ちょっと気分が出ないのも事実。ブログ書き終わったら、外に出てみよう。ちなみに今年の本来の(旧暦の)七夕は8月16日。これなら日が暮れれば秋の風を感じられる頃だ。
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とにかく、連日の草刈り。

2010年07月06日 | 農と暮らしの日記
さつま芋が、草だらけ。
このところ毎日のようにあちこちの草を刈っているけれど、次から次へ「刈るべき草」が目の前に現れる。いや、毎日その刈るべき草は目に見えているけれど、「いよいよ今日か、せめて明日の午前中には刈るべき」という感じの切迫感をもって目に飛び込んでくる草の景色が日ごとに増えてくる。



火曜、予報は曇り、ところにより一時雨。当地ではほぼ曇り、時々晴れ。
午前:ごはんのあと収穫2時間、荷作り2時間半、薫が新居浜方面に配達。僕は作業場の整理1時間、13時過ぎに出荷1件(ゆうき生協納品分、市内で待ち合わせ)、戻って昼ごはん。
午後:15時前から畦草刈り、その草をオクラに敷く。17時頃から空豆の畑の片付け。収穫はもうとっくに終わっていて、だけど片付けの時間がとれず、ようやく今日。支柱に誘引した紐をとるなど。
夕方:18時頃からさつま芋の除草を試しにスタート。これが冒頭の写真。19時過ぎ、あがり。

<本日の野菜セット>例
小さい人参、新じゃが、玉葱・赤玉葱、胡瓜、茄子、ピーマン、トマト(大玉、中玉、ミニのいずれか、または調理用)、ここまでがほぼ全セット共通、以下は一部のセットで、ズッキーニ、いんげん、伏見甘長唐辛子、青紫蘇、などから。
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胡瓜も、少しずつ収穫開始。

2010年07月05日 | 農と暮らしの日記
胡瓜がまずまず少しずつ生り始めている。
まだ毎日のすべてのセットにたっぷり、とはいかず、セット数が多ければなんとか2本ずつ、少なければ3本入れられるかなというところ。写真のはイボの目立たない一般的な胡瓜。このほかに、イボイボの四葉(スーヨー)系のと、上が緑で下は白の相模半白、それと、苗を知り合いの農家さんにいただいた真っ白の胡瓜と。野菜セットにはできるだけ、毎回異なる品種のを入れ替わりで入れるようにしている。2つの品種を同時に入れられれば、食べ比べができて好みの胡瓜を見つけてもらいやすいと思うけれど、まだそこまでの余裕はない。



月曜、予報どおり未明まで雨、日中は曇りで午後は晴れ間も広がった。
午前:収穫、セット荷造り、配達。
午後:雨はあがったけれど畑はたっぷり湿っていて、待ったなしの机しごともあったので畑は休んで家のなかで机に向かう。

夕方:渚と真を連れて僕の実家へ。
妹と甥が帰省中、今日は月曜で、ふだんは忙しい渚も真も今日の放課後はとくに予定がないので、ちらっと顔だけ見せに。一緒に七夕飾りをつくる。僕も子どものころは毎年こういうのを準備していた。たんざくに「天の川」とか「おりひめ」とか書いて、折り紙で茄子や胡瓜、飾りものなどを作り、そしてシュロの葉をさいたものでそれらの飾りを笹の葉に結える。藤田家族では七夕も旧暦で祝うことにしており、今年は8月16日。

19時過ぎに帰宅して、僕だけ再び軽トラで出発。
19時半からJA西条の青壮年部役員会(支部長会)、夏の視察研修旅行の計画。20時半帰宅、ごはん。以降はまた机しごと。

<本日の野菜セット>例
小さい人参、新じゃが(デジマ)、玉葱と赤玉葱、ズッキーニ、胡瓜、茄子、ピーマン、トマト(ミニ、中玉、大玉から)、ここまでほぼ全セット共通、以下、青しそ、いんげんはセットによって。

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