38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

梅雨前線去り、湿気は残る。

2010年07月16日 | 農と暮らしの日記
最近の野菜セットの一例。
前回写真を載せたのが7/1、このときの内容と比較すると、レタス類がなくなり、代わりに夏の葉物が入るようになったこと。また、全体的に夏の果菜類が豊かになってきている。

このセット(大サイズ、1,800~1,900円相当)を詳しくすると。
左下のトマト類が、大玉、ミニ(赤とプラム型の黄色)、中玉。通常はこのうち1~2種類が入る。その上がピーマン(まだ量は少なめ)、ズッキーニ(そろそろ終わり)、じゃがいも(これは男爵)、上の葉物はつるむらさきと空芯菜、その下は長茄子と胡瓜。例年通り茄子は一般的な長卵形のと長茄子のどちらか、または両方が入る。今回の胡瓜はイボイボの四葉(スーヨー)と相模半白。一般的な白イボ系のが入ることもある。

畑からとってきたばかりの野菜で目安の金額いっぱいになってしまった。
それで、普段なら入れている人参、玉葱はやめ、だけど根菜類まったくなしというわけにはいかないから、少し金額が出てしまうけれど、じゃが芋は小さめのを少し入れた。本当はこんなふうに生鮮野菜ばかりでセットすると、お客さんは急いで食べなければならなくなるので、なるべくそうならないように配分するのだが、このセットのお客さんは「3週間に一回お届け」なので、金額内に収めようと今日入れるのをやめた野菜が次回入るかどうか微妙で、となると、ありきたりな人参、玉葱よりも……と考えてしまう。

セットを組むときは毎回、前回の納品メモをめくりながら詰めている。
同じ大セットでも、毎週のお客さんは「生活必需品」の性格が強いから、「あれー、人参が入ってない~」というのはちょっと困るだろう、と考える。もちろん、「あっ、今週はこんなのが入ってる! 珍しい! うれしい!」ということも多いだろうから、毎週だからといって珍しいものは入れないというわけではないのだけれど、今週入らなくても、おそらく翌週に入れることができる。そんなやりくりを考えるのも、「野菜セット」という商売の楽しみといえる。



金曜、明け方に少し雨、日中は予報通り曇り、時々晴れ。
午前:収穫、セット荷造り、市街出荷、配達。ピーマンに少し余裕があったのでスーパー地産地消コーナーにも少し出荷。
午後:机しごと少し、14時頃からピーマン、茄子等の誘引、固定、整枝、草刈りなど。
夕方:17時頃からまた机しごと。子どもたちがバレーから戻り、20時から晩ごはん。

<本日の野菜セット>例
新じゃが、玉葱、赤玉葱、茄子、ピーマン、胡瓜、トマト各種、以上がほぼ全セット共通。以下はセットにより、伏見甘長唐辛子、オクラ、ズッキーニ、いんげんのいずれか、葉ものは空芯菜、つるむらさき、青しそのいずれか。
コメント
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