38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

秋冬人参、早めの播種。

2010年07月10日 | 農と暮らしの日記
秋冬人参、最初の種を今日播いた。
例年は7月の下旬に播いているから、ちょっと早い。なぜなら週間予報がずっと傘マーク続きだから。予報どおり17日(土)まで雨が続くと、それから土が乾くのを待って早くても20日頃になる。それならそれでもいいけれど、雨がもう2~3日続くとか、土が乾くのを待っている間にまた雨になるとか、天気のことだからどうなるかわからない。というわけで。黒田五寸を40m×4条×3畝(うね)、これくらいの量が、藤田家族の年内出荷ぶん相当。



土曜、渚と真は今治でバレーボールの試合。
予報は晴れ時々曇り、実際は曇り時々晴れの感じ。
朝:6時過ぎからごはん。
午前:収穫と荷造り少し。8時半頃から人参を播く畑の耕耘、その他の畑もついでに少し耕耘。9時半頃に市街に出て用事あれこれ1時間、戻って10時半頃から冒頭の人参播種。管理機で畝を立て、播種機で播いて、最後に寒冷紗を被せる。これは強い日差しと強い雨を避けるため(人参はとくに乾燥に弱く、また、雨にたたかれると畑の表面が固くなって除草やまびきが大変なので)。

午後:里芋の仕上げの畝上げ。
里芋は「梅雨が明けるまでに最後の畝を上げ(土寄せ)、それ以降は収穫まで畑に入らない」とよく言われる。おそらく、畝の谷の部分にまで伸びる根を傷めないようにということだろう。今日の手順は、まず、畝間の土を管理機の「正転」で耕してほぐし(2回)、今度は爪の向きを反対に付け替えて「逆転」で土寄せを1回。うちの里芋の畑は畝の上に乾燥と草の防止のために稲藁をマルチングしてあるので、その上に土を飛ばすかたちになり、最後にその土をふるい落とす要領で稲藁を畝のいちばん上に再び出してやる。この一連の作業を薫と二人で約2時間半。

夕方:16時頃から小学校横の畑の畔の草刈り。
草というより、木になっているから、からだ全体で刈り払い機を大きくふりまわす感じになる。先ほどの管理機も正転のときはとくにダッシング(ロータリが進行方向に回転する力で機械本体も前に飛び出してしまう)のを防ぐために、散歩の犬が飛び出さないように引っ張る感じでものすごく力がいる。機械は人が楽になるために生まれたはずなのに、同じ1時間や2時間、鎌で草を刈ったり鍬で土を寄せたりするのと比べると、機械のほうが疲れるような気がする。もちろん、同じ時間での作業量(結果)のことを考えなければ、だけど。

機械疲れついでに、最後もトラクタで。
8月に人参を播く予定の畑を約1時間。雨が続くとすぐに草だらけになってしまい、とくに草とりが大変な人参は、畑の準備に気を使う。種を播くまでできるだけ頻繁に耕耘しておく。18時半頃、あがり。ちょっと早いけど、渚と真も試合が終わって帰ってきているので。



明日から1週間はまた傘が続き、晴れのマークはなし。
梅雨明けは近いはずだけれど、例年この梅雨末期に大雨が降る。適量の雨と、適度な天気の周期を願う。
コメント
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