38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

畑も待ったなし、田も心残り。

2010年07月22日 | 農と暮らしの日記
みんなで播いた大豆、初めての中耕・除草をした。
7/11に「ゆうき生協」西条・周桑地区会の行事で播いたのだが、その直後、7/12に梅雨末期の大雨があり畑が浸水、大豆はとくに発芽時の水分過多に弱い(豆が腐ってしまう)ので一時は絶望視していた。ところが、大豆は意外と強い?と認識を新たにした。品種によって全滅だったものもあるけれど、今回播いた全体を見れば8割方は無事に発芽した。

ところが今度は、草だ。
ぼちぼち発芽したまわりを三角ほーででも中耕・土寄せしておこうかと思っていたら、今朝、朝露が降りていて、畑の野菜たちはそういうのを知っているのに違いない、それまで晴れ続きで乾ききってヘロヘロ……という顔をしていた畑が、突然、緑濃いフィールドに変わってしまっている。たったひと晩でこんなことになるものか……。なったのである。いきなりの、待ったなし。きつい……。

そこで大豆も急いで中耕。
管理機で発芽したばかりの大豆の株もとぎりぎりを往復2回耕し(正転の低速、駆動は1速)、最後に畝間を片道1回歩いて軽く土寄せ。写真は「株もとぎりぎり」の耕耘の1往復目か。とにかく左は作業終了、右側は休憩用の芝生。
ではなくて、これから耕耘するところ。草が青々としている。



木曜、セットは主に宅配便。予報も実際も、今日もまた晴天、高温。
朝:5時から収穫約2時間。7時半頃から、ラジオ体操から帰った渚と真も一緒にみんなで朝ごはん。
午前:セット荷造りは薫に任せて、市街スーパー出荷分の荷造り(ピーマン、胡瓜、オクラ)、9時過ぎに出荷してきて10時前に戻り。セットの仕上げを一緒にして完了。

11時頃からトラクタでロータリがけ約1時間。
そのついでにその隣の里芋の畑に初めて水を入れる。里芋は「田芋」ともいわれ、とにかく水を好む芋で、梅雨明け後は畝が乾かないようにこまめ畝間に水を流し込んでやる(この辺りでは「水をかける」という)必要がある。ふだんは田んぼに水を入れるのに使っている水口のパイプをを隣の里芋畑に「よっこらしょ」と向きを変え、ポンプを回して水を出す。出しながら水路を鍬で切ってやり、全体的に水がうまくまわるように「土木工事」。水のまわり具合を見ながら隣でトラクタに乗ってロータリがけ、ここは8月播きの人参の予定のところ。

昼過ぎに戻ってみんなでごはん。
渚は合唱の練習から戻ってきていて、真も宿題か何かちょっとしたようだ。

午後:少し休んで14時過ぎ頃から再びトラクタであちこち耕耘。
梅雨の最中も秋冬向けにこまめに晴れ間を見ては耕していたところが、この高温、乾燥でも草が出始めたので。16時頃から薫と一緒に冒頭の大豆にかぶせてあった寒冷紗を片付け。薫はそのあと、田んぼの草とり、僕はトラクタの続き。

夕方:18時に近所で用事があって畑を離れ、また戻って写真の大豆の中耕・除草。
約1時間半でなんとか終了、19時半に帰宅、薫は子どもたちのバレーのお迎えに行き、僕は晩ごはんの最後の仕上げ。薫がほとんど作った茄子・ピーマンと豚肉の鍋しぎに味噌とみりんで味を漬けたり、食卓に箸を並べたり、胡瓜を切ってサラダにしたり、それくらい。20時頃からみんなで晩ごはん。

<本日の野菜セット>例
じゃが芋、小さい玉葱、茄子または長茄子、ピーマン、オクラ、トマト各種、胡瓜各種、以上がほぼ全セット共通、ほかにセットによって、万願寺唐辛子、空芯菜、青しそ、とうもろこし(初)、などから。
コメント
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