38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

チンゲン菜も、初出荷。

2006年10月05日 | 農と暮らしの日記
まびき菜の写真レポート(?)、本日は蕪(かぶ)。
8月末頃から播いたり植えたりしている秋冬野菜で、最も成長が顕著なのがこの蕪のように思われる。まびき菜のつもりが、今日はこんな「小蕪」でもいけそうな大きさのものを収穫することができた。さらに今日はチンゲン菜が「まびき菜」経験なしで一足飛びにセット入り。学生相撲出身でいきなり十両だ。

そんなこんなの野菜セットは本日、こんな感じ。
茄子、ピーマン、オクラ、つるむらさき、里芋にチンゲン菜、それに蕪(または赤蕪)・大根・人参・春菊のまびき菜、さらに人参の二度目のまびきで引いたミニ人参。今週はこれに、さつま芋の試し掘りしたのや胡麻の残り、新しょうが、じゃが芋の柔らかくなってきたのなど、お客さんによってあれこれを選んで加え、セットを作っている。なぜだかピーマンの調子が少し戻ってきたのが救い。



先週からの予報どおりに、雨。
週末に降ったばかりなのに、数日おいてまた雨、というのは春の就農以来記憶がないくらい珍しい。3日ほどのあいだにあれこれの播種や定植、このあとの畑の準備が少しは進んだから、焦りもほどほど。

朝は小雨のなか、収穫と荷造り。
本降りになる前に、収穫に行った畑でついでに京菜と蕪の種を播く。まびき菜が多いので収穫にも調製にも時間がかかり、午後2時を過ぎてようやく本日分の出荷終了。配達ついでに種屋さんに寄り、またいくつかの種を買う。

帰り際、地元の西条農業高等学校に立ち寄り。
たまたまそこで教員をしている中学時代の友人に、今月末に開催される「日本学校農業クラブ全国大会(愛媛大会)」の要項をもらう。イメージキャラクターは「みかポン」のようだ。

家に戻り、育苗するサニーレタスの種を播く。
いま播いてひと月後くらいに定植、年内に防寒用のトンネルをかけて2月か3月ごろに収穫、という計画の作付だが、これも研修先で習ったのではない作型なので、どうなることやら。

明日は雨があがる予報。
週末から来週にかけて、いよいよ当地の人々の頭のなかは秋祭りでいっぱいになってくる。僕も地下足袋を新調するか、畑しごと用のを久しぶりに洗うか、思案のしどころである。
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まる一日、畑しごと。

2006年10月04日 | 農と暮らしの日記
9月下旬に植えた白菜は、いまこんな感じ。
虫よけの寒冷紗の中で、まずまず順調に育っているようす。でも、これからどんどん寒くなっていくなかで、白菜らしく巻いていってくれるのかどうか。何せ初めて育てる白菜なので、不安でいっぱいである。



今日は出荷のない日。
考えてみると、平日で(=子どもが家にいない)、出荷がなくて、しかも雨が降っていない日というのは、このところずっとなかった気がする。要するに、朝から晩まで畑で働くしかない日。しかない、ってことないか。朝から晩まで畑で働くことができるありがたい日。言い直しておく。しかも、明日は雨の予報というおまけつき。

午前中、きのう準備した畑へ。
もう一度トラクタを入れたうえで管理機で7列ほど畝立てし、ほうれん草2種類と小松菜、赤蕪を少しずつ播く。薫は別の畑でチンゲン菜などの虫捕りと葱の除草。

午後はまた別の畑で作業。
茄子とピーマンのサブの畑を片付けることにする。まだ実は成っているのだけれど、”秋茄子”期待で切り戻したあと日がたっても元気が戻らず、限られた圃場を有効に使いたいので、この辺りで見切りをつけた次第。

まず、小さい実もすべてもぎとる(自家用にします)。
そのうえで株ごと引き抜き、刈り払い機で周辺の草を刈り、その草をレーキで集めて一輪車に載せて畑の外に運び出し……というのに夕方までかかってしまい、ようやく5時半からトラクタで2回どおり耘っておく。最後はヘッドライトをつけて仕上げ。

周辺では稲刈りの真っ最中。
農協には籾を満載した銀色のコンテナが次々に運び込まれ、日没を過ぎても重機やトラックの音が響いている。

これで一応、明日の雨を迎えられる。
午前中だけ降って午後は曇り、の予報。
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里芋、初出荷。

2006年10月03日 | 農と暮らしの日記
今夜は、お寿司。
実家からもらったイカで、寿司が大好物の薫のために渚が握ってくれた。子ども向けの”サビ抜き”は赤紫蘇、おとな向けは青紫蘇というこだわりが泣かせる、ツーン…。副菜は今日の出荷の残りで、まびき菜のおひたし



午前中は収穫と荷造り。
きのう試し掘りした里芋がまあなんとかいけそうだったので、今日も少し掘り上げ、野菜セットに入った。今年の初物です。明日以降のみなさんに必ず入るかどうかは未定。まだ本格的な収穫どきじゃない気もするので、様子を見ながらということで。ご了承ください。

午後、3aほどの畑の準備。
春の就農時点で使わせていただくことは決まっていたが、トラクタを入れる手間がとれずにそのままにしていたのを、ようやくこの秋冬作に間に合わせるかたちで手入れを始めた次第。薫とともに草の切り株やマルチの残りなどをおおざっぱに取り除いたあと、トラクタで何往復かする。

9月頭に播いた大根の寒冷紗をとる。
中でモンシロチョウが何羽も窮屈そうに飛び回っているので。

夕方、別の畑で定植と播種。
9月の上旬に苗を立てていた京菜、みぶなを少しずつ植え、小松菜をひと列播く。雨はあがったけれど太陽が顔を見せないので土がまだかなり湿っており、播種機「菜々子」もしんどそう。日没、終了。



天気予報は依然としてあさって木曜に雨。
先週末の雨で畑はばっちりなので、降らなければ降らないでいいという感じなのだが、秋冬ものの追い込みの時期、あいだにひと雨来るというほうが緊張感があっていいかもしれない。折しも明日は出荷予定がない日。ばりばり畑しごとだ。
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まびき菜のおひたし

2006年10月03日 | 藤田家族の食卓から

今日は、チンゲン菜、蕪、大根のまびき菜で。
オクラは、おまけ。”食育”にもぴったり!
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喜色満面、野菜も草も。

2006年10月02日 | 農と暮らしの日記
チンゲン菜も、それらしくなってきた。
けれどこの先、一般に売られているようなしっかりした膨らみを持った姿になるかどうかはわからない。春は小松菜っぽい感じのまま花が咲き始め、慌てて出荷した。また、他の葉物と同じように虫食いが目立つ。食われた葉を落として束ねればなんとかなる野菜と違い、チンゲン菜はひと株ごとに美しい姿が求められるように思われる。



朝にはやむはずだった雨が降り続く。
この天気と、「まびき菜」が多いことが原因で野菜セットの収穫と出荷に時間がかかり、畑しごとは3時のお茶を飲んでから。まず、里芋の試し掘り。早生の品種を2株掘ってみたが、芋の数が少ないように思える。野菜の少ない季節なので、早く出荷を始めたいけれど、本格的な収穫をいつにするかは周囲に取材してみてから。(今日掘ったぶんは、夕食で「衣かつぎ」になりました)

続いて、ほうれん草を播く。
きのう、本格的な雨を前に急いで畝立てした約40mの畝に4条、かける3畝を、とりあえず。その後、日没まで、春菊と9月播きの人参の除草。草にとっても待望の雨だったらしく、一気に勢いを増してきている。

明日は畑がかなり乾く見込み。
畝立てを済ませてあるところに播いたり植えたりをとっとと進め、秋のうちに使う畑を少しでも広く準備していかなければ。木曜にはまた雨の予報なので。
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恵みの雨に、金木犀。

2006年10月01日 | 農と暮らしの日記
「藤田家族の食卓から」に記事を追加しました。
今回は秋冬野菜の「まびき菜」を使った料理です。


夜明け前から、約2週間ぶりの雨。
6時前、明るくなるのを待って収穫に出て、野菜セットの材料を揃える。7時過ぎから小雨のなか、管理機で5~6本の畝を立てる。急いで戻り、8時前から、今日は町内のお社の一斉清掃。下草を刈ったり、用水路の藻や泥を上げたりの1時間。9時すぎに帰宅し、試し掘りのさつま芋入りパンで朝食をとる。

野菜セットを仕上げてから、再び畑へ。
乾ききった畑に待望の雨でほどよく湿ったところへ、トラクタを入れておく。続いて、先ほど立てた畝の整地を試みるが、やや雨が強くなったためにこれ以上やると泥をこねる感じになるので途中終了。

雨が降り続くので、午後は机仕事。
秋冬ものの仕上げの作付計画と、それに続く来春から夏にかけての畑の使い方を机上であれこれシミュレーションする。



今朝、雨のなか管理機を押して歩いていたら、金木犀の香り。
「ついに、来たか!」。西条では「金木犀、イコール秋祭り」、である。

折しも、今日は近所に「飯岡本郷太鼓台」の収納小屋が立った(写真)。
今月16-17日に行われる飯積神社の秋祭り。うちは「西大道(にしおおみち)」という自治会に所属するのだけれど、祭りでは「飯岡本郷」という、ひとまわり大きな地域に含まれることになる。太鼓台の運行は青年団の仕事なので、僕は新入りにしてすでに卒業生。しかし、他の”卒業”男性のみなさんと同様に担き夫(かきふ)としての登録はしてもらい、そろいの法被(はっぴ)も手に入れた。

ちなみに市内各地でこの時期、秋祭りが雪崩を打つ。
僕の生まれ育った地区は別の神社で、そちらは「だんじり」という山車(だし、屋台)と「御輿」(みこし、いわゆる”おみこし”とは違う)の祭り。そのほか、市内の西のほうから1日刻みという感じで秋の地方祭が行われる。地域によって異なるけれど、学校や企業、商店なども当日は休みになり、大規模な交通規制も行われる。

……そのため、出荷も休みます。
いまのところ、10月16日(月)、17日(火)は出荷を休む予定です。
振り替え日程については、個別にご相談します。ご了承ください。



明日は雨があがる予報。
週の後半にまた少し降るようなので、畑の乾き具合を見ながら、忙しく野菜の準備をしなければならない。
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大根まびき菜と厚揚げの炊いたん

2006年10月01日 | 藤田家族の食卓から

ほんのりした辛味がたまりません。

(レシピ未掲載)
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人参まびき菜のかき揚げ

2006年10月01日 | 藤田家族の食卓から

若い人参ならではの香りが引き立ちます。

(レシピ未掲載)
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人参まびき菜のチヂミ

2006年10月01日 | 藤田家族の食卓から

韓国風おこのみ焼きのチヂミ(レシピは未掲載)。
写真では、じゃがいものパンケーキを添えてあります。
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まびき菜入りミネストローネ

2006年10月01日 | 藤田家族の食卓から
 今日、雨の中、子どもたちと散歩に出かけたら、渚が「金木犀のにおいがする。」探してみたけれど、金木犀は、見あたらず。でも、さらに歩いていると、また金木犀の香り。そして今度は、金木犀の木が真上にあり、小さな花が咲いていました。何だか、得した気分の散歩でした。
 雨も降り、少し肌寒いので、今夜は、ミネストローネ。材料や作り方は、千差万別かもしれませんが、家にある材料で、そしてレンズ豆と金時豆を入れるのが、うちの基本。レンズ豆は、水にもどさずに使え、コンソメのような味がでて便利。今日は、残念ながら金時豆がなかったので、冷凍庫にあった茹でた黒豆を使いました。蕪(かぶ)と大根のまびき菜が、今日の季節感です。(薫)

●材料
玉ねぎ 1個
間引き人参 8本くらい
じゃがいも 3個
にんにく 1かけ
レンズ豆 大さじ2杯くらい
茹でた黒豆 カップ1/2
トマト水煮 1/2缶
蕪と大根のまびき菜 適宜
塩、オリーブオイル、イタリアンパセリ 適宜

●作り方
①玉ねぎ、じゃがいもは、1㎝の角切り、にんにくは、みじん切り。
 まびきの人参・蕪・大根は、たわしで洗って、皮をむかずに1㎝程度の輪切り。
 蕪と大根の葉は、みじん切りにする。
②なべにオリーブオイルをひき、にんにくを炒める。
③玉ねぎ、人参、じゃがいも、レンズ豆、黒豆の順に弱火で炒める。
 最後に、蕪と大根の葉を炒めて、トマトの水煮をいれる。
④水4カップを入れ、煮込む。(うちは、圧力鍋なので、10分くらい。
 さらに、ふたをとって、しばらく煮込みます。その後、ふたをして保温専用バスタオルにくるんでおきます。
 こうすると、じっくりと味がしみ込むし、暖め直しの時間も短縮でき、ガス代の節約になります。おみそ汁なども、少し火にかけてバスタオルでくるんでいます。)
⑤塩で味をつけて、イタリアンパセリをのせて、できあがり。
 パルメザンチーズがあれば、よかったなあ。

 今日はこのままいただいて、明日はショートパスタをいれます。明後日はパスタ入りをグラタンにします。こうして3日もたせます。
 以前、渚が学校から帰るなり、「今日の給食ねえ、1日目なのに、ミネストローネにパスタが入ってたよ!」と言ったことがあり、笑ったことを思い出します。
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