38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

小学校、雨の卒業式。

2010年03月24日 | 農と暮らしの日記
手前は畦草、ホトケノザにカラスノエンドウ、ペンペングサ(ナズナ)。
その奥が玉葱、さらに奥は小麦、ともに収穫は6月頃の予定。そしてそのまた奥は飯岡小学校。校舎からいま(この写真撮っている瞬間)聴こえてくる放送の曲はレミオロメン「3月9日」。体育館での卒業証書授与式が終わり、いよいよ学び舎を去る6年生を在校生たちが見送る時なのだろう。

曲を聴きながら僕は、雨のなか人参の収穫。
きょうは約100本、明日と明後日の出荷ぶん。保育園の給食と野菜セット用に。卒業式が雨なんて、あいにくの空模様? いやいや、隣の畑に種を播いたばかりの人参や葱たちは、この雨のおかげで順調な発芽が間違いなしだ。これからの成長に向けて幸先のよい雨。まさに巣立ちの時にふさわしい。なんて考えながら、泥だらけの人参を抜く。僕の記憶の中での「卒業ソング」は何だったかな。

思い出すのは松田聖子の「制服」
……だけど、これが流れていたのは中学校の卒業式だったんだか、それとも……。正直なところ、小・中・高とも卒業式の記憶というのはあまりない。中学校の式後、校門を出るときになんだか春の嵐のような風雨になったような映像がたまに蘇るけれど。



水曜、セットは休みの日。予報通り今日も雨。
朝:6時半過ぎからごはん。市街に出て保育園納品、スーパー出荷。
午前:戻って少し机しごと、9時過ぎにスーツに着替え、傘をさして小学校へ。来賓に招かれた飯盛会の会長さんが出席できないとのことで、代理で僕が。「卒業式」は20年ぶりかな。「卒園式」は2年前、真のとき。

とても素敵な卒業式だった。
ひとりひとり校長先生から卒業証書の授与を受け、その場で中学校での抱負をひとこと述べる。思い出の写真がスクリーンに映し出されるなか、卒業生らによる旅立ちの言葉と「仰げば尊し」「FACE」の合唱、また在校生らの送る言葉と歌(「フォーエヴァー」)、そして最後は、「YELL」(いきものがかり)を歌いながら、退場する卒業生を見送り、式は終了。

帰宅して着替え、人参の収穫に出て小一時間でまた戻る。
真は1時間だけで先に下校し、在校生として式に出ていた渚も帰ってきたのでみんなで昼ごはん。

午後:机しごと。
14時頃に県のMさん来訪、先日とりあえずで提出した有機農業関係の調査書類の仕上げを、指導を受けながらなんとか済ませる。そしてまた机しごと。



雨はまだ明日も続くという。
そのあとは月末まで傘マークはついていないけれど、代わりに今度は気温が低い予報。全国各地から平年より早い開花のニュースが伝えられるが、当地の桜はどんな感じなのだろう。
コメント (2)
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