38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

子どもたちは、遠足。

2010年03月05日 | 農と暮らしの日記
何度も出てくる、人参。
いよいよ昨年9月播き、この冬の人参の最後の畑の収穫が始まっている。泣いても笑っても(?)4月上旬にはトウ立ちしてしまうので、「大きいものから選んで」などという悠長なことを言っている場合ではなく(小さいのは置いておいても、もうほとんど大きくならないし)、とにかく端からどんどん収穫、出荷している。

写真のように、4条播きのを2条ずつ左右に並べながら。
「片っ端からとる」収穫の場合は、左の2条を手前から奥へと、予定の本数の半分を抜いて歩き、帰りに右の2条を抜いて戻る(今日は約50本×往復で約100本)。人参はこのように抜いたその場に次々に並べておいて、すべて抜き終わったら今度はまた畝の左を歩きながら、右手の鋏で葉を首元でちょんちょんと切り落としていく。帰りは右のを切りながら戻ってくる。2往復の単純な移動でここまで終了。

それからキャリーに収納。
帰ってからの荷作りが楽なように、この段階で大雑把に仕分けしながら収納する。まず、大きいものから保育園の給食用のを選んでキャリーに並べ、残りを野菜セット用(大きめ)とスーパー用(小さめ)に分かれるように、だいたいの必要本数を考えながらキャリーに入れる。この仕分けをせずにキャリーに入れて帰ると、狭い作業場では大小の選別が面倒だ。このやり方なら、目の前に並んだ人参を見れば頭の中でおおまかな仕分けができるし、収穫から出荷までに1本の人参を触る回数も最小限で済む(さすがに、畑で計量しながら「これはは中セット○○さんのぶん、0.52kg、260円也、梱包完了!」なんてことまではしてません)。



金曜、渚と真は遠足(昨日の予定が悪天予報で順延)。今日の予報は終日晴れ。しかし……。
朝:6時から荷作りの仕上げ、ごはん。
午前:8時頃に市街に出て、保育園納品、スーパー出荷、市街でセット配達。そのあと、10時開店のところで用事があるので、約30分の待ち時間で図書館へ。2冊借りて10時、用事を2つ済ませて、帰り道で残りのセット配達、昼前戻り、ごはん。
午後:冒頭の人参を含めて収穫いくつか。ついでに、田んぼの畦際に草がだいぶん伸びてきたので、鍬で土ごと起こして歩く。とりあえずお隣の田んぼとの境と、道路際の2辺のみ。戻って大雑把な荷作り、17時半あがり、以降は机しごと。



渚と真の遠足は松山の「えひめこどもの城」。
飯岡小学校では「3年に一度は全校遠足」ということになっているそうで、今年がその年。1~6年生がみんなでバスで出かけ、現地では同学年の友達と遊ぶだけではなく、縦割りの班で活動する時間もあったらしい。

現地の天気はまあまあだった様子。
西条では(飯岡では)太陽はほとんど姿を見せず、一日中どんよりじめじめと曇ったままで、ときどき小さな雨も降る時間帯も何度かあった。予報では日中は晴れのはずが、薄曇りでもなく、遠足が中止になった昨日とさほど変わらない天気だったから心配したけど、松山はこちらより雲が薄かったようだ。まあ、降りさえしなければ、子どもたちは天気なんてどうでもいいのだろう。

西条の市街でも遠足の子どもたちの姿を頻繁に見かけた。
制服姿の小学生、私服の小学生、おそろいのスモックの保育園?児。僕の頃は遠足といえば高校まで体操服だった。長袖・長ズボンの「ジャージ」じゃないとダメだと言われてみんなしぶしぶ着てたけど(カッコ悪いんです)、普段の体育で着てもないものを遠足だけのために買えるか!とか言って、半袖で通した僕。かわいらしい。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋かじゃが芋、大根(大蔵、青首)、水菜、ほうれん草、小松菜、まんば、菜の花、リーフレタス(赤・緑セット)、などから。
コメント (2)
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