38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

雨の前に、追肥・中耕。

2008年11月27日 | 農と暮らしの日記
10月末に播いたほうれん草は、いまこんな様子。
右のほうに見えているのは同時に播いた小松菜。手押しの播種機「菜々子」で播いたときはだいたい、こんなふうに込み合うところと“間抜け”なところが出てしまう。野菜の教科書などに書いてある株間5cmとか7cmとかに均一に播いて均一に発芽すればいいけれど、この播種機と僕の腕では難しい。あるいは別の播種機「ごんべえ」なんかだとうまくいくのだろうか。

この作型は昨年11月上旬に播いたものの復習。
1月から2月にかけて収穫するための作付けで、わりとうまくできたので。晩夏から初秋に播いたほうれん草の調子が悪く、一番おいしい厳冬期に不足しそうなので、昨年より1週間ほど前倒しで播いてみた。



午後から雨予報の出ている木曜。
朝:7時前からごはん、市街出荷。
午前:収穫のあと、野菜セットは薫に任せてトラクタ作業と、早春どりレタス類の定植。先日と同じ“大根条間育苗”の苗で、ちょっとひょろっとしているが、約200株。あちこちに追肥と三角ホーによる中耕・土寄せ。

昼までにこの冬初のトンネルを2列ぶん掛ける。
10月上旬に播いた蕪。12月から1月にとろうと思っていたが、どうも生育が遅い。元肥不足と間引き遅れが重なったのが大きな原因だろうが、この大きさで寒さ本番を迎えると良品はとれない気がするので(毎年そうだから)、就農以来初めての「蕪にトンネル」を試行。トンネルは3度目使用くらいのため磨りガラス状態で、掛けてしまうと中が見えない秘密工場になってしまう。保温効果と日照不足とどっちが勝つだろう、という感じで心許ないが、ま、ものは試しということで。

午後:昼すぎから雨がぽつりぽつりと落ち始める。
あちこちの追肥。主に油粕か、鶏糞+米糠のボカシ肥料なので、葉が黄色くなる前に先手先手でやっておく。だいたいは条間に筋状に播いて、そのあと三角ホーで覆土・中耕・土寄せを1石3鳥でやってしまう。条間を土で埋める追肥の覆土と野菜の株もとに土を盛る土寄せとは、土の動きが逆なので同時にはできないと思っていたが、急いでいたので思いつきで同時にやってみたら、うまくいった。

夕方:明朝出荷ぶんの一部収穫、戻って調製。18時あがり。
夜、雨は本降り。



きのう、「3p.m.さんじ」さんから手づくりおやつボックスが届いた。
いつもブログで見ていて「おいしそ~」と神奈川県のほうに向かってつぶやいていたので、いろいろさつまいものパンとか、にんじんのケーキとか、ねぎとスパイスのおつまみパイとか、野菜を使ったおやつもたくさんあって、藤田家族の子どもたちも大よろこび。(あ、いちばんよろこんでいたのは、キャラメルナッツバナナケーキとかだったかも。)



<本日の野菜セット>例
人参、さつま芋、秋じゃが、葉つき大根、葉つき中蕪・赤蕪、大きい小松菜、季節の葉もの(水菜、みぶ菜など)、葉レタス類(リーフレタス、サンチュなど)、などから。
コメント
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