38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

秋じゃが、試し掘り。

2008年11月22日 | 農と暮らしの日記
この2~3日、秋じゃが芋を試し掘りしている。
左が農林1号、右が何だったけな、名前を忘れた。あ、ニシユタカ。秋じゃがが初めてで、男爵とかメイクインとかの春の芋とは品種が違うのですぐ忘れる。11月20日の初霜で、地上部は突然、溶けるように枯れた。

どちらも、写真のが約1株ぶんの収穫。
それぞれ約600~700gほどある。種芋がひと株で約50gだから十倍以上か。この畑(田んぼ)は春作のデジマもそうだったが、1株につく芋の数が少なく、そのぶん芋が大きい。地上部が軟弱で倒れてきているので、たぶん窒素過多。普段は泥つきで出荷するので洗うことはないが、肌がどんなふうか見てみたかったので洗ってみたら、歴然。左の農林1号はあなり荒れている。もちろんたぶん、品種の違いそのものではなく、うちの畑との相性だろう。あるいはたまたま試し掘りしたところの土の状態の違いによるものか。

さて問題は、いつまでに掘ればいいのか。
夜温が低いほうが芋に養分が蓄積されて旨くなるとか書いてあるのを読んだことがあるけれど、たぶん寒さには強くないので、できれば早めに掘ったほうがいい気がする。旨さより在庫野菜の確保だ、いまの藤田家族にとっては。この冬は、何度も書くけれど、里芋がほとんどないので。秋じゃがって、いつまで保存できるんだろう。



いくぶん寒さがやわらいだ土曜。渚と真は終日、バレーボール練習。
朝:6時半からスーパー出荷ぶん準備、出荷、帰り際に他の野菜収穫。
午前:8時半から、1週間後の飯岡地区文化祭のための芋洗い。飯盛会で出店する石焼き芋の。4人で3時間ほど。ひたすら洗う。地下水の出るお宅での作業だったので助かった。冬の朝は地下水が温かい。薫はそのあいだ、出荷準備。
午後:萬葉(まんば=高菜)とレタス類の定植。萬葉はバラ播きの地床育苗からまずは約50株。

レタス類は大根の畑の条間を育苗床にするという初めての試みで育苗した苗。
大根を播いて、どのみち条間、株間を除草しなければいけないので、それならそこにレタスの種を播いて、苗とり=草とり、ということにすれば一石二鳥じゃないかと思いついて、深く考えずに播いてみたわけである。さらにいえば、アブラナ科の大根とキク科のレタスでコンパニオンプランツ、虫除けになるかも、そしたら一石三鳥? でも大根の葉はけっこう虫に食われた。レタスを除けて大根に殺到したか。

苗はまあまあ仕上がっていた。
とりあえず今日はリーフレタス2種。ただ、大根もそこそこ大きくなってきているので(もう2回の間引きが終わり、1本立ちにしてある)、葉が茂っていて、苗取りがしにくい。が、たしかに目論見どおり、苗をとるとその作業がそのまま除草、そして中耕になる。あわせて約200本を定植。

さらに、定植した先がまた冒険的。
小松菜を収穫している途中の畝、調子のいいところから収穫するので、まばらに虫食い状に空いているところを軽くレーキで耕して整地して。とにかく、空いている畑がないので、使えそうなスペースは間髪入れずに使う。ま、こんな荒技は滅多にしないけれど。



午後、畑にお客さん。
前に一度、見学・援農イベントに来てくださった新居浜のEさん。その後の畑を見てもらい、野菜も少し持って帰ってくださる。



晩ごはんは、昨日Iさんにいただいたヤズがまた登場。
ゆうべは片身だけを急いで刺身にしたら4人ではちょっと少なかったので、今日はもう1本のをまるごと刺身に。今日はツマもうちの大根とサンチュで(昨日はゆうき生協の若芽)。で、2尾ぶんの頭を左右に割って4つ、それを4人で仲良く1つずつ、大根と一緒に汁にして。魚は頭がいちばん旨い。目のところ、頬のところ、額?のところ。真も頭を食べるのがだいぶん上手になった。
コメント
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