さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

考え得る中で最上位の代役 「寺地」拳四朗の相手はペタルコリンに

2019-11-22 17:25:47 | 関東ボクシング



先日、統一戦の中止を嘆いたばかりですが、拳四朗に挑む代理選手が、ランディ・ペタルコリンに決まったとのこと

アルバラード欠場の噂を知ったのは数日前ですが、当然、関係者の間ではもっと早くに情報が出ていて、そこから代理挑戦者の選定が始まっていたんでしょうね。
このタイトなスケジュールで、このクラスの選手が来日に応じるとは思っておらず、当該記事の中でも「なさそう」な顔ぶれのひとりとして、名前を挙げてしまいました。

boxrecによると、10月20日に試合したばかりですが、その後の調整がどうだったか、ですね。
もし、今回の挑戦話が早くから持ち上がっていたら、今回も、思う以上に良い状態で来るかも知れません。

何より、元々強い選手です。WBAライトフライ級暫定王座、またはランク1位の座にあった頃の試合映像も含め、当時何試合か見ましたが、この頃正規王者だった井岡一翔や田口良一にとっても、相当手強い部類の挑戦者だと見えました。
実際にこの両者と対戦することはなかったですが、それも成り行き、状況がそうだったというよりは、日本側が何とかして避けて通っているのでは、と思ってしまうほどに。

もちろん昨秋、アルバラードに敗れて以降2連勝とはいえ、一番勢いのある時期は、もう過去でしょう。
しかし乾坤一擲、この一戦に勝負を賭けてくる、という心身の構えだったら、拳四朗にとっても容易ならざる強敵です。
タイプ的にもアルバラードとは真逆、というのも難しいところでしょうか。
直近の相手が同じくサウスポーのタコニングだったとはいえ、これまたタイプ的には少し違いますし。

何しろこれは、東洋の軽量級シーンにおいて、見てみたかったカードのひとつです。
出来れば両者万全の、本来の形での対戦を見たかったですが、急遽決めねばならない、という制約の中、考え得る最上位の相手と言って良いでしょう。


そういうことで、あまり酷い相手だと、最悪キャンセルも、と思っていましたが、予定通りに観戦するとします。
「統一戦」という冠がなくなったことで、それこそTV局がこの試合をどう扱うか、わからなくなったことも含め、ですが...。


ところで拳四朗、改名して本名に戻すようです。
やっと耳に馴染んできた、というところだったんですが、まあ、本来こうなんですよね。
多少なりとも、知名度アップに資する...かどうかは、何とも言えませんが。



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3 コメント

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Unknown (アラフォーファン)
2019-11-23 05:44:52
びっくりしました。この相手がランク5位以内にいなくて、ペダルコリンは以前タコニングと同じフィリピンの有望株と言われていた時期ありましたし、実際強い。ケンシロウ君もモチベーション落とさず、どころではないですね。迅速な動き、素晴らしいです。
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Unknown (月庵)
2019-11-23 12:13:39
階級上位クラスで一番可能性がありそうな選手だと思っていたので驚きはなかったですね。経歴からしてそこまで恵まれた立ち位置でもなかろうし、何よりアルバラードにKO負けしたのが痛すぎる。拳四朗と同年で老け込むような年齢じゃないですが、キャリア的にはもうがけっぷち。オファーすれば高い確率で受けるんじゃないかと思っていました。

他に可能性があると思っていたのが京口に負けたチボ・モナベサやサタンムアンレックとかその辺だったので、そっちにならなくてよかったと素直に思います。
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コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2019-11-23 14:20:52
>アラフォーファンさん

リングに上がったときの状態がどうか、に左右はされるでしょうが、今の時点で言えば、ベストの結果でしょうね。確かに手強いと思います。統一戦とはまた違う部分で、気を抜けない試合ですね。


>月庵さん

なるほど、実力と境遇は別なのかもしれませんね。なかなか正規王座に挑めなかったり、変な判定食らったり。加えて昨秋の負けですから、そういう見方もあるのでしょうね。
名も知らぬ10何位とか、すでに見てしまっている下位とかだと厳しかったですね。平気でそういうことが行われるのが常ですが、その辺はプロモートとマネジメントが分離された状況で闘っている拳四朗ならでは、なのかもしれません。


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