さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

畑中会長、見識を示す 田中恒成、防衛戦中止 挑戦者が再計量を放棄で決断

2024-07-19 15:57:59 | 関東ボクシング




最近はもう耳慣れた話と化しつつある計量失格ですが、今回もまた。
これだけ試合の数が多いと、中にひとつくらい、こういうことが起こったとて、さもありなん、みたいになってしまってますね。

明日、田中恒成に挑むジョナ「タ」ン・ロドリゲス、なんと2,9キロオーバー。
二時間以内の再計量で落とせるか否か、というところです。





畑中清詞会長も驚き、立腹のご様子。そらそうですよね。この辺の人にしてみれば、考えられないことでしょう。
田中恒成はフェイスオフ、そして握手に応じていましたが、そんなことせなならんのか、と傍目に腹立たしいくらいで、本人も腸煮えくりかえっていることでしょう。

とりあえず再計量待ちですが、まあ二時間で落ちる数字でもないし、仮に落としたらドクターストップがかかる状態になるかもしれず。
結局、当日何時に何キロまで、という条件設定をして試合する、というオチになるんでしょう。
私は試合前30分に、最初の計量で出た数字と同じ体重でリングに上がれ、と決めてほしいくらいですが、実際は甘いというか緩いというか、ふわふわした話になるんでしょうね。


というか、これで試合させる前提の話になっていること自体、狂っているわけですが。
本当に、ここらで一発、前例を残した方が良いんじゃないですかなー。
数少ない試合の機会を失い、おそらく補償らしいものもない、田中恒成が損しかしない話ではある、というのも事実で、簡単には言えないところ、ですが...。

それにしても、何より久々に酷いオーバーです。2.9ポンドじゃない、キロですからね。いやはや。


※記事追記します。
明日の試合は中止とのこと。畑中清詞会長が決断しました。


まず、畑中清詞会長の決断を支持します。見識を示された、と見ます。
ロドリゲス陣営は、再計量を待たずしてこれ以上落とせないと連絡してきたとのことですが、理由など口ではどうとでも言えますからね。
これだけ大幅なオーバーをしておいて、なおかつ健康上の理由(ふざけた話ですが)で、体重を落とす努力を放棄するというのは、対戦相手として信を置いてはいけない対象である。
改めて、適切な判断をされた、と思いますね。
こんなことになって、田中恒成のことを思えば、残念としか言えませんが。

コメント (4)
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