さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
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拳闘見聞の日々。

勝てば「IBF完全制覇」 銀次朗、統一戦へ進めるか

2024-07-26 17:29:18 | 関西ボクシング




そんなことで暑いさなかですが、日曜にはもう一試合、国内で世界戦あり。
IBFミニマム級タイトルマッチ、重岡銀次朗vsペドロ・タドゥランです。
こちらは来日した際の様子。「日本はフィリピンより暑い」のやそうです。ホンマにそうかもしれませんね。


この選手は現1位、元IBF王者で、近年のIBF105ポンドタイトルの変遷を作ってきた、最後の一人です。
あのダニエル「頭痛いねん」バジャダレスに負傷判定勝ち、レネ・マーク・クアルトに判定負けと負傷判定負け。
思えばバジャダレス戦も「危ないとこ」だったのかもしれません。クアルト戦は変な決着ではなかったのでしょうが。
とにかく、この両者をきっちり破った重岡銀次朗にとり、最後のIBF元王者にして最上位のコンテンダーが、タドゥランというわけです。
これを倒せば、IBF関連でもう闘うべき敵はいない、他団体王者との対戦へ進む、と胸を張って言えることでしょう。


タドゥランはスタイリッシュで、割と綺麗なフォームながら、積極的に手を出して攻めるサウスポー。一見して良い選手、と見えます。
ただ、直近のIBFイリミネーション、ジェイク・アンパロ戦を見ると、長身のアンパロを積極的に攻め立てながら、時折右のヒットを喫して反撃を許すなど、ボクシング自体は正直で裏がないという印象。
いわゆる「良い試合」を「してしまう」タイプ、というか。ちょっと漠然としていますが。

パンチ力も一発底抜け、というほどではなく、ちょっとワンパターン気味で左ストレート、右フック返し中心、さらに上乗せあり、という感じ。
ただ、スピードも切れもなかなかあるので、調子に乗せると厄介でしょう。銀次朗が強打で止められるかどうかでしょうね。好ファイトに期待です。


ABEMAでのライブ配信は例によって長丁場確定でしょうね。JBCの試合予定によると第一試合は13時より、とあります。
なんだかんだ、アンダーにも気になる試合が並んでいるんで、いろいろチェックせねばなりませんが。
近藤冬馬なんて、渋い名前もさりげなく見えますし(笑)。

しかし中川兄弟は、変なリングネームつける前の新人時代から注目していたんですが、随分時が経ったものですね。
「武田航」なんて、直にホールで見た(東日本新人王の決勝でしたっけか)ときに、和製アンセルモ・モレノになるんではないか、と期待したくらいで。
それがもう、一度引退して再起して、英洸貴とドロー、そして元地域王者と、というカードですから、やっぱり気にかかりますね。
試合としては兄の喧嘩風味カードより(実際は互いにへっぴり腰だったりするのが悲しいですね)、よほど良いものですしね。


コメント (2)
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