先日、統一戦の中止を嘆いたばかりですが、拳四朗に挑む代理選手が、ランディ・ペタルコリンに決まったとのこと。
アルバラード欠場の噂を知ったのは数日前ですが、当然、関係者の間ではもっと早くに情報が出ていて、そこから代理挑戦者の選定が始まっていたんでしょうね。
このタイトなスケジュールで、このクラスの選手が来日に応じるとは思っておらず、当該記事の中でも「なさそう」な顔ぶれのひとりとして、名前を挙げてしまいました。
boxrecによると、10月20日に試合したばかりですが、その後の調整がどうだったか、ですね。
もし、今回の挑戦話が早くから持ち上がっていたら、今回も、思う以上に良い状態で来るかも知れません。
何より、元々強い選手です。WBAライトフライ級暫定王座、またはランク1位の座にあった頃の試合映像も含め、当時何試合か見ましたが、この頃正規王者だった井岡一翔や田口良一にとっても、相当手強い部類の挑戦者だと見えました。
実際にこの両者と対戦することはなかったですが、それも成り行き、状況がそうだったというよりは、日本側が何とかして避けて通っているのでは、と思ってしまうほどに。
もちろん昨秋、アルバラードに敗れて以降2連勝とはいえ、一番勢いのある時期は、もう過去でしょう。
しかし乾坤一擲、この一戦に勝負を賭けてくる、という心身の構えだったら、拳四朗にとっても容易ならざる強敵です。
タイプ的にもアルバラードとは真逆、というのも難しいところでしょうか。
直近の相手が同じくサウスポーのタコニングだったとはいえ、これまたタイプ的には少し違いますし。
何しろこれは、東洋の軽量級シーンにおいて、見てみたかったカードのひとつです。
出来れば両者万全の、本来の形での対戦を見たかったですが、急遽決めねばならない、という制約の中、考え得る最上位の相手と言って良いでしょう。
そういうことで、あまり酷い相手だと、最悪キャンセルも、と思っていましたが、予定通りに観戦するとします。
「統一戦」という冠がなくなったことで、それこそTV局がこの試合をどう扱うか、わからなくなったことも含め、ですが...。
ところで拳四朗、改名して本名に戻すようです。
やっと耳に馴染んできた、というところだったんですが、まあ、本来こうなんですよね。
多少なりとも、知名度アップに資する...かどうかは、何とも言えませんが。
リングに上がったときの状態がどうか、に左右はされるでしょうが、今の時点で言えば、ベストの結果でしょうね。確かに手強いと思います。統一戦とはまた違う部分で、気を抜けない試合ですね。
>月庵さん
なるほど、実力と境遇は別なのかもしれませんね。なかなか正規王座に挑めなかったり、変な判定食らったり。加えて昨秋の負けですから、そういう見方もあるのでしょうね。
名も知らぬ10何位とか、すでに見てしまっている下位とかだと厳しかったですね。平気でそういうことが行われるのが常ですが、その辺はプロモートとマネジメントが分離された状況で闘っている拳四朗ならでは、なのかもしれません。
他に可能性があると思っていたのが京口に負けたチボ・モナベサやサタンムアンレックとかその辺だったので、そっちにならなくてよかったと素直に思います。