さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

敵地で完敗/マラビージャ引退/悪い流行/順当だけど/古都燃ゆる/生き残り戦

2015-06-15 04:05:58 | 話題あれこれ



岩佐亮佑、初の世界戦は完敗に終わりました
ネットで中継が見られたようですが、見逃してしまいました。
ほぼワンサイドで、力を出せずに敗れたようですね。

山中慎介と激闘を繰り広げ、益田や椎野を寄せ付けなかった反面、東洋圏で格下相手に大苦戦もする。
どちらが真の岩佐なのか、という問いには、どちらも彼の真実なのだろう、としか言いようがありません。
今回の試合では、悪い目が出てしまった。というか、良い目を出せなかった、ということなのでしょう。

動画はKOラウンドのみのものがありましたので、一応貼っておきます。
この時点、たった6ラウンドにして、すでに構えがほどけてしまっていて、これではどうにもならん、と見えます。





今回、試合を全て見てはいない者の感想ですが、岩佐亮佑は、簡単に諦めてしまうには惜しい、惜しすぎる人材です。
今後は、先を焦らず、階級を上げて、身体を作り直しながら、じっくりと試合数を重ねていくべきでしょう。
試合ごとに波がありすぎで、悪いときはどうにもならんという印象があります。
根本的に発想を変えて、30までにもう一度世界へ、というくらいのスパンで、腰を据えた再起路線を進んでほしいものです。



追記:フルラウンドの動画ありましたのでご紹介。未見の方はどうぞ。
これもすぐ消えてしまうかもですね。










思ったより酷い出来でもなかったですが、あまりに硬かったですね。
ジャブを当て、左で追撃し、という繰り返しでリズムに乗るところを、変則的な動きで外され、
低い位置から来る右フックをスウェイで外せず、アウトサイドからも打たれ続けていました。

動きに乏しく、懐の深さに依存した防御の弱点は、東洋圏の格下相手の苦戦で露呈していましたが、
体調さえ良ければ、もっと動けるものかどうか、その辺は判断がつきません。

非常に単調で、序盤に失点したあと、目先を変える切り替えはほとんど無し。
相手を左右のストレートで捉え、抑えられれば...というベストな展開を追いかけるばかり、という風でした。

思っていたような、滅茶苦茶悪い、絶不調、というのでもなかった分、より深刻な敗戦だと思えます。
敵地だからどうということ以前に、ベストの体調を作り上げるために、あらゆる面での刷新が必要でしょうね。



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ミゲル・コット戦で、どう見てもこれ以上は無理、と見えたセルヒオ・マルチネス、引退表明となりました。

この人も大器晩成といいますか、30過ぎてから、驚くほどの大成ぶりでしたね。ホントに良い選手でした。
どこかクラシカルな風があり、でも現代の最先端でも通じるスピードとテクニックを持っていて、誰と闘っても良い試合しましたね。

岩佐も、この選手にならって、まだまだ先を見据えて闘って欲しいものだ、と重ねてですが思います。
適正体重を決め、身体を作り直し、巧さと力強さを兼ね備えたボクシングを作り上げてほしい。
岩佐に限らず良いお手本とすべき名選手でした。

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また、こないなことが起こっていたんですね。
良いことは続かず、悪いことばかり続くのが世の常でしょうが、何なんでしょうかね、いったい。
ほいで試合は、体重超過した方が勝つと。お決まりのパターン。げんなりしますね。

ウォータースはこれから、フェザー近辺の中心選手となるか、と思ったんですが、単に勝った負けた以上の「がっかり」です。

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10日の和氣、天笠の試合は、友人の厚意によって映像を見ることが出来ました。
結果は、どっちも順当な結果でした。

内容はというと、これもまあ、ちょっと本気の相手だとあのくらい粘られて、この辺で落ち着くんかな、というところでした。
そして、これまたどちらも、これで次に世界がどうというほどの試合ではなかったかな、という。
もっとも、ラウンドカットされまくりの放送を見ただけで、見られたラウンドの限りでは、ですが。

和氣慎吾は、基本的にはあの構えで、相手を引き込んで打つ、という型でした。
一発の決め手を持つ選手ですから、敵地でも勝負出来るタイプだと思いますが、同時にあの型で世界戦に勝てるのかな、とも。
もし勝ったら、ホントに凄いことで、それこそ脱帽モノですが。


それにしてもTBS、ふたりの選手に対して、世界世界と連呼していましたが、ラウンドカットしまくりの一時間枠の中継を
関東ローカル地上波深夜に流すだけで、他には何もしないんですね。
ふたつあるCS局で生中継するとか、フルラウンド流すとかも特になし。

結局は大晦日の「大敗回避」枠を埋める材料作りのために、最低限のことだけはやろか、みたいな感じですね。
なんだか、非常に冷めた印象のある放送でした。畑山隆則大先生の解説も、いまいち生かされていませんでしたし。

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まだ三月ばかり先の話ですが、京都でダブルタイトルマッチ開催、記者会見
これは見に行きます。行かんでどうする、という話です(笑)

ホールで共にKO勝ちして王座奪取を果たした二人、ことに大森将平の勝利は、鮮烈な印象を残しました。
しかし、それと同時に、挑戦者で大森の高校の先輩でもあるという、向井寛史の最新試合もまた、印象深いものでした。

かつて名城信男をダウンさせたこともある富山浩之介を相手に、左をビシビシ決めて、ほぼクリアな勝利でした。
乏しいキャリアで大きな試合を、それも苦しい階級で重ねて、それらの試合でことごとく敗れていますが、
元々素質にも恵まれ、要所で光るものを見せてきた選手です。
富山戦の55キロ契約というのは、ちょっと余裕がありすぎたかもですが、過去の試合には無い安定感が見えて、
この選手に普通の選手のようなキャリアを積ませたら良かったのにな、と改めて思ったものです。

今回、バンタム級でタイトル挑戦、大森のような逸材相手に不利の予想は当然ですし、もう数試合復調ぶりを見せてから、
という反面、先輩としての意地もあろうし、良い体調であれば、何か見せてくれるかも、とも思います。
なかなか楽しみな一戦です。

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こちらは後楽園ホールですが、130ポンド級の生き残り戦。強打者同士の激突です。

世界、東洋に挑んで敗れた金子大樹と、IBFランカーを倒したものの、伊藤、ラバオに敗れた仲村正男。
若干意味合いは違いますが、強さを発揮出来た試合の印象は強烈なものの、敗れた試合での柔軟性の不足が語られる選手同士です。

派手な打ち合いを期待したい反面、そのあたりを両者がどう省みて、全面的にではなくとも、変わった部分があるかどうか、
そういう興味を持って、見てみたい試合です。
しかしこれ、どう考えてもTVでは見られないんでしょうね。どうしたものか...。




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8 コメント

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Unknown (R35ファン)
2015-06-15 08:59:09
岩佐君は今回体調悪かったのではないかと勘ぐりたくなります。元々バンタム級は厳しい体格の彼がリミットより400グラム下で当日もあまり増えていないため、これは何かあったのかと思います。彼の力はこんなものではない。おっしゃる通り焦らず適正階級見極めて再起してもらいたいです。
最近体重超過やキャッチウエイト等、ボクシングの本質無視の行為が平気でまかり通る事に危機意識を覚えます。当たり前のルールすら守らない輩はファイトマネー受けとる資格ないし、世界戦に出たらいかん、という当たり前の考えは一体いつになれば根付くんでしょうか。
ワケ君の戦い方は本人の距離感やスピード、タイミングの良さに依存しており、前半で決めるか相手を十分痛め付けておけるならそれでいいですがもつれて後半に行った時、痛い目に遭いそうです。韓国の選手にも苦戦したように、スピードや精度の落ちる後半に他の引き出しがなければ世界は厳しいと思います。
国内でも好カード続出ですね。特に京都のお二方は東洋王者も関西だから今回クリアしたら是非対決見たいです。

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Unknown (Neo)
2015-06-15 13:55:54
ハスキンスとの試合,youtubeで全ラウンド観れました.岩佐選手の動き自体はまずまず鋭く,すこし入れ込んでましたが,まずまずの仕上がりに見えました.対するハスキンスは出来が良く,ハメドっぽいが逃げるスタイルという印象が,初弾から強く振り切ってきて,覚悟と研究が伝わって来る出来でした.
試合自体は,中間距離やや遠くから放つジャブをほぼ外され,ジャブの引き際に強く初弾を当てられ,変則的な動きに左を放てない時間が続き,被弾しつつ変則に少し慣れてきたかな?というところで絶品のカウンターをもらい終わりました.
岩佐はやや遠間から速いパンチを放ち,自分の間合いでセンス良くカウンターするスタイルと思っているのですが,防御は案外芸がないというか,バックステップも速くないし入られたらガードのみの印象があり,また攻めも中間距離で拮抗すると単調になる印象があります(今回もリードはほぼ右ジャブのみでした).以前セレス会長はもう少し足を鍛える必要があるとコメントされていたように思いますし,今後を考えると技術的な改善が必要と思いました.
和気選手は良く言えばクレバー,悪く言えば無理しないですから,フランプトン相手にどこまで通用するか,世界の器なのか試されますね.スタイル的にはまずまず噛み合うと思っていて,実力が試されますね.
大森選手と向井選手,実力的にも楽しみですし,後輩と先輩の関係性,今の立場を含めて因縁の戦いになりそうですね.今から楽しみですが少し因縁が心配でもあります.
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Unknown (さんちょう)
2015-06-15 18:16:48
マルチネスは近年でも本当にかっこいいチャンピオンでしたね。確か勝手にダイアモンド王者にされてしまったのを、「こんなガラクタはいらん。正規王座が欲しい」とか言ったのは痺れました。 まったくそのとうりですよね。
ウィリアムスを失神KOしたシーンは博物館ものでしょう。
もっと早くチャンピオンになれていたらもっとビッグマッチが出来ていたんじゃないかと思います。


体重超過は近年の悪しき傾向ですね… もっと厳しくとりしまるルールをつくらないといけないですね。  
罰としていっそのこと体重制限のないヘビー級の選手と試合するとか笑 そうすれば体重オーバーされた相手の気持ちが痛いほどわかるでしょう。
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コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2015-06-15 21:39:32
>R35ファンさん

体調面でベストではなかったようで、ちょっと不安定な感じで、そのせいもあってか、相手の良い展開に吸い寄せられていくような試合ぶりでした。そこからの切り替えがまったく無かった点も含め、確かに「こんなものではない」と言いたくもなります。しかし同時に、彼が過去の試合で露呈していた弱点も出ていた、そんな印象でもありました。
体重超過は結局、タイトルの権威が軽くなった結果、選手が追い求めるものが変わった、ということなんでしょうね。タイトルの権威=名誉と報酬、という構図が崩れていて、歯止めが何も無い、という。
和氣はあの展開で良い状態が続くうちはいいでしょうが、そうじゃない場合に大丈夫なのかな、という印象は変わらないですね。国内レベルでいえば確かに圧倒的に強く、怖さを持つ選手ですが。

>Neoさん

動画探して貼りました。だいたい仰るとおりの印象でしたね。岩佐のリズムが出る展開が(わずかに4回くらいか)ほとんど無く、ジャブやストレートで相手を捉えられず、動きが乏しい防御の欠陥が出て打たれる、という試合でしたね。せめてもう少し動いて、相手のパンチを外して打つ「回り」の展開を作らないと、誰とやっても難しいでしょうね。また、頭の位置を頻繁に変え、低い姿勢を取れる相手をジャブだけで止めようとしてかなわず、苦戦するという展開も、過去にあったいくつかの苦戦で見られたもの、そのままでした。
和氣はあの顔から手を離した構えのわりに相手と近い、という面では、私としてはかなり「無理」を感じる選手です。しかし仕掛けず待って引き寄せ、打つという点は、仰るとおり無視をしない、という表現もありうるのでしょうね。それが世界相手に通じるのかどうか。怖いなぁ、と先に思いますが、興味もありますね。

>さんちょうさん

マルチネスはそんな格好良いことを言っていたんですか。なんか、イメージとしては古くも新しい、という感じで、テクニシャンで格好良いけど、熱い血も感じる、昔のラテン系のスター選手って感じでした。私はウィリアムスとの初戦も好きでしたね。負けたけど、なかなか男前な試合ぶりでした。

体重超過の問題は、興行として成り立ってしまえば、既存の団体が強いるルールなんてどうでもいい、という構図が通ってしまっている点を、根本的に変えねばならないでしょう。結局はモラルの問題に行き着くんですが...仰るような「お仕置き」をしてやりたくなりますねぇ、ホントに。


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Unknown (武衛)
2015-06-15 21:58:36
『岩佐や赤穂は、アンチ亀田の煽りを受けて過大評価されている』

これまでそんなコメントを見る機会は決して少なくありませんでした。そして今回の試合を(ニコニコ動画でのハイライトではありますが)見て、少なくとも岩佐に関してはそうした辛いコメントが結果として立証されてしまった感があります。

戦後に本人がコメントした通り、岩佐は入れ込むぐらいの相当な意気込みでこの試合に臨んだでしょう。それはタイトルへの意気込みというよりは、山中慎介へのリベンジロード第一幕、というような意味でです。何しろリー・ハスキンスはシュテファーヌ・ジャモエにKO負けを喫し、そのジャモエは山中に何もさせて貰えずコロコロ転がる玩具になるだけでした。したがって、岩佐の究極的な目標である山中へのリベンジを考えれば、この試合は圧倒して勝たなければならない。岩佐自身、そう考えていただろう事は想像に難くありません。

それが、蓋を開けてみれば……岩佐は相当にショックだったのではないでしょうか? 山中に追いつくどころか、逆に突き放されていたのだという事をこんな形で認めねばならなくなったのですから。正直、例え日本開催でも岩佐は負けていたでしょう。ハスキンスが生涯最高の出来だった事を鑑みても、両者の間には技術レベルで差があるように感じました。しかもリー・ハスキンスは決して強い選手ではありません。山中は当然として、亀田和毅レベルでも十分勝てる程度の相手だと思います。それで『このざま』という事になると……。

岩佐の心身の復活、キャリアの再構築には時間を掛けるべきであるというお言葉、全く正しいと思います。今回の試合で岩佐は自信を粉々に打ち砕かれたでしょうし、主戦階級にも再考の余地があるのかも知れない。そうした諸々を見つめ直すに当たって、いっそのこと一年くらいはボクシングから離れるぐらいの事をして、自分自身との対話の時間を十分に持つ事が肝要であると私は考えます。自分のボクシングスタイルが是であるか非であるか、これからどのようにすれば世界に通用する力を手に入れられるのか。それを真剣に考察しなければ、再起したとて結果は同じでしょう。

ウォータース。計量当日のガリガリの肉体を見る限り、一応減量のサボタージュをした訳ではないのでしょうが、どう言い繕った所で契約不履行である事に違いはありません。言ってみれば詐欺です。本来ならば試合自体行うべきではなく、無条件で相手を勝者と見做し、試合が行われなかった事による興行主・テレビ局等の損害全額を違反選手側が支払い、それが出来ないようなら詐欺罪で刑事告訴して豚箱にぶち込むぐらいの厳罰がなければ、この手の行為は未来永劫なくなる事はないでしょう。何しろあちら側では『無理な減量などする必要はない。選手の身体に障るから』などという耳を疑うようなメディアのコメントがあるらしいですからね(杉浦大介氏のツイッターでの発言)。杉浦氏も呆れながら言っていた事ですが、じゃあ真面目に落とした側は、落とさなかった自分より図体のでかい反則野郎と戦わされるリスクを甘受しろというのか。

内山自身興味を持ち、また今現在でも少なからず内山VSウォータースを望む声はありますが、私としては全くの願い下げです。内山は日常生活から当然のように節制し、いつでも試合が出来るようなトレーニングを続けて、五年に渡って王座を真面目に防衛して来た男です。そんな彼がわざわざアメリカに渡り、諸々の不利な条件を飲まされ、完全アウェーの空気で反則上等の詐欺師と戦わねばならないと? 何の冗談ですか? どうせあの調子ではSフェザーだって減量苦に違いないのでしょうから、さっさとライトなりSライトなりに行って、我々の視界から消えて貰いたいです。

こうした米大陸から漂う腐臭の数々を思うと、果たして井上・内山・三浦・山中といった、世間の人々から海外での躍進を望まれている偉大なチャンピオンを、本当にあの毒素塗れの腐海に送り出してよいものか真剣に考えたくなってしまいますね。以前は井上VSロマゴンは是非にも米国でやって欲しい気持ちがありましたが、今はアメリカの『業界』に1セントでも金を落としてやりたくなどない気持ちの方が上回っています。ここ1~2か月のうんざりするようなバッドニュースの数々に、そんな気持ちが急速に膨らむ今日この頃です。
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Unknown (Neo)
2015-06-15 22:09:53
和気選手に関して、少し変な文章になってすみません。自分も彼が世界レベルのバランスを持った選手とはあまり考えていなくて、噛み合うが故、倒されるのではないか、その場合相性などの言い訳は利かないので、文字通り審判だろうと。
ただし、彼は冷静というか不利を悟れば攻めないでしょうし、ある意味賢いので、どう転ぶんだろう、程度の意味でした。度々の書き込みすみませんでした。
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Unknown (hiro)
2015-06-16 01:09:12
岩佐選手、早朝から起きていたんですが残念でした。IBFルールでの当日リバウンド防ぎの再計量、実際の体重への影響以上に精神的に堪えていたような気がします。計量が終わった所で、一つ気持ちが切れてしまったのかという出来に見えました。それでも4回あたりから、少し慣れて来て、相手の動きが落ちるであろう後半には・・・と期待したのですが。

セルヒオ・マルチネス。アルゼンチンを訪れた時に、マラビージャの試合が好きだと話すと誰もが笑顔を見せてくれました。治安が良いとは言い難い彼の国での滞在を助けてくれた名前でした。出身地のキルメスの名を冠するビールはアルゼンチンの国内シェアの8割を誇りますが、それと同様に彼の国の国民に愛されていたと思います。さようなら、偉大なる王者よ。

ウォータースの相手、アマチュア時代にウォータースに勝っていたようですね。確信犯とは思いたくないのですが・・・いやーな気分です。
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コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2015-06-16 22:34:59
>武衛さん

この試合の内容と結果を見れば、他との比較云々以前に、岩佐の厳しい現状が全て出た、というに尽きます。相手は地元で心身ともにベスト、場内の反応を見るに、過去のどの試合より出来が良かったんじゃないでしょうか。今回の試合への伏線は、数試合あった苦闘にも見られました。体調が良くない状態で、良い距離に相手を「据えて」闘えなかった時に、意外なほど立て直しが効かず、防御の手立てがない。今からボクシングの作り自体を変えられるわけもなく、また他にはない天与の体格と才能を持っている以上、それを生かすために何が必要か、ということを考えれば、方向性は自ずから見えてくるでしょう。

正直、亀田と他の誰かを比較して云々、ということについては、以前はともかく、今は全く関心がありませんね。はっきり言えば、強かろうが弱かろうが、どうでもいいです。そういうことを言い続けている人がおられるという話には、さもあろう、と思いはしますが。

ウォータースの件については、米国に限らず、またボクシングに限らず、さらにいえばスポーツに限らず「ビジネス」というものは、一皮剥いて悪い方に転がせばこういうもの、という諦念が沸き上がってくる話ですね。そういう諦念を覆す何事かを求めて、人はボクシングを見るのだと思っていましたが、あちらのファンの意見はいったい、どういうものなんでしょうかね。日本ではボクシングの内情がどうであったとて、もはや一部の少数民族以外は誰も関心を持ってはいませんが、あちらではこういう事態の連続について、多数が批判的であれば、業界もそれに応じて動くのではないのか、と思ったりもするんですが。
内山がもし米国進出をしたとして(ないと思いますが)こんな相手と当たったら、と思うと確かに嫌な気持ちになるでしょうね。実力を認められるまでには様々な試練や困難を乗り越える必要がある、という範疇に、こういう話は含まれないでしょうし。

>Neoさん

いえ、別に変なご意見だと思ってはいません。概ね同感でした。何もお気になさらずに。
世界が決まれば、和氣にとってはまさに大勝負、真価が問われる一戦ですね。出来れば彼のスタイルに対する疑問に答えうる内容の試合が、世界に至る過程で見られれば良かった、と思いはしますが。

>hiroさん

結局、ボクシングの作りが繊細なものでありすぎるのか、体調やその他の要素によって、試合後との出来不出来の差が激しすぎる、というのがここまでの岩佐亮佑ですね。そのあたりの改善がなされれば、という期待は、良いときの記憶が強くて、まだ捨てられないですね。

アルゼンチンはサッカーになら、メッシやら婿殿やら、スターがいくらでもいますが、ボクシングはそういうわけにはいかないでしょうね。日本で言えば長谷川みたいな感じなんですかね。
ウォータースの件に限らず、こういうことする奴は、けっこう立場的に強い方の選手が多い印象ですね。それが嫌な印象を助長してます。
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