さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

メジャーリーガー引退/殿堂入り/また敵地/行き着く先は漫画/JBC敗訴

2015-06-21 15:20:32 | 話題あれこれ



石田順裕、ついに引退表明です。
ミドル級で世界のトップと伍して闘った、そのキャリアは今更言うまでもなく、偉大の一語。
もっと世に広く知られていて然るべきボクサーですが、世間のボクシングそのものに対する不信、無関心の犠牲者が
ここにもまたひとり、という感じもして、ちょっと悔しかったりもしますが。

考えたらこの選手も相当長く、最初に見たのもだいぶ昔です。
確か徳山昌守が世界を獲った、府立でのチョー・インジュ戦の前座だったと思います。
石田はこの時デビュー三戦目で、6回戦だか8回戦だったか。
相手はインドネシアのスーパーライト級王者。サウスポーだったような記憶です。

当然、両者アタマひとつくらい身長が違いましたが、いざ試合が始まると、石田は終始ロープに詰められっぱなし。
そこからほとんど動けず、ずっと打たれ続けていました。
試合が終わって、こらまた厳しい試練やな、と思っていたら判定は石田。思わず絶句した覚えがあります。


あの頃、後の石田の姿を想像することはまったくありませんでした。
今となっては懐かしい記憶です。
巧いしセンスも感じましたが、とにかく身体に力がなく、すぐに失速するもので、上位相手に良い試合をしても、
結局は追い上げられて負ける、という試合もありました。
しかし、クレイジー・キムとの二試合を経て筋金が入り、WBA暫定王座獲得の後、世界へ飛躍していった姿には、
何度も快哉を叫びましたし、ファンとして誇らしい存在でした。

最後のヘビー級挑戦も含め、長いキャリアを通じて、壮大な夢を追い続ける姿を見せてくれたことに、感謝したいと思います。
お疲れ様でした。

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具志堅会長、カナストータの式典より帰国
TBSの情報番組でも取り上げられていましたね。相変わらず、オモシロおじさんとしての扱いもありましたが。

現地でハイライト映像でも流したら、見たこと無い人もきっと驚嘆したことでしょうね。
あれほど攻撃的なスタイルで勝ち続けた軽量級ボクサーは、歴史上でもそうそういるものではありません。
日本のボクシングファンにとり、最も誇らしい存在である王者が、世界的評価を得たことを、ファンとして喜びたいと思います。


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こちらはちょっと喜ばしくない話。赤穂亮の世界戦は、タイでのお出かけで決まりだそうです。

確かに、日本で興行するのは苦しいのかもしれませんが、よりによってタイ。しかも8月。
先の岩佐亮佑の英国遠征というのも、かなり厳しいと思いましたが、それ以上ですね。

日本でやれば、プンルアン・ソーシンユーを攻略至難な相手だとは思わないんですが、これはちょっと厳しいか...。
半ば「蛮勇」の域にある赤穂亮の果敢さでもって、勝利を掴んでほしいと願いますが。


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関西の注目ルーキー、丸田陽七太の話題。渡米してトレーニングの後、秋にもデビューと。

しかし、また言ってるんですね、最短最短と
世間じゃ、もうそういうのすっかり見限ってるというか、要するにタイトルが増えたから出来ることであって、
「世界上位」ではあっても「世界一」では全然無いんやな、と見透かされてるんですけどね。
選手には何も罪はないですが、そろそろ周囲の人たちが、もう少し賢くなって、本当に選手のためになるような
売り出し方を考えてもらいたいものです。

口さがない人に言わすと「リングにかけろ」の最後みたいな試合が実現するまで、こういう業者が絶える日は来ない、
なんて意見もあるようですが...さすがにそこまで皆さん、愚かではあるまい、とは、最低限信じたいですね。


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JBCと「前」事務局長の裁判は、二審もJBC敗訴とのことです。

判決は、JBC側にまったく理が無い、と断じているようです。
ま、それならそれで、法の下、粛々と手続きを進めるしかないんでしょうね。

数年前、あれこれとその行状に問題あり、と書き立てられた安河内氏ですが、その在任期間中に、
関西や中部における地元判定が激減したり、ファンの目から見て、目に見えたいくつかの改善があったのも事実です。

その上で今回の判決を見ると、その当時でも相変わらず、関東における小技を駆使した試合運営を担っていた
現在のJBCメンバーの方にも、色々問題があったのだろうな、と思わざるを得ません。

まあ、当然どちらが正義だ悪だ、というのでなく、双方に問題があったのは事実でしょう。
元はといえば、人間関係の好悪から始まった妬み、嫉みによる、次元の低いアホみたいな話だ、という噂も聞きます。


ただ、はっきり言えることがひとつあります。
あの輩一家の取り扱いや、JBCの財政状況、というような「内情」以前に、
現在のJBCによる試合運営は、普通に試合を見ているファンの目にも問題点が目に付き、以前の安河内時代よりも、
はっきりと公正さを失い、全体としてレベルが落ちている。明らかに後退している面がある、ということです。

JBCの内情、人的構成がどうであろうと、我々ファンには何の関係もありません。
ただ、我々の目に見えるところで起こっている退化、後退を、何よりもまず、食い止めてもらいたい。

それが出来る人材であれば、ファンはそれを支持すると思います。単純な話です。
そして、それが出来ない人、やろうとする意志の無い人には、この業界から去って欲しい、とも。


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9 コメント

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Unknown (R35ファン)
2015-06-21 17:47:07
石田さんの暫定王座のマッチメイクには呆れたものでしたがこの方はその後に凄い続編があったんですよね。今ミドル級近辺で村田君を含めてあまり世界を感じない中、石田さんは本場で通用した稀な例外でした。第2の石田を育てて頂きたいです。
プンアルンはそんなに強くないし、赤穂君のパンチ力なら倒せそうですが厳しいですよね。せめて赤穂君が六割の力出せるなら勝てますがそれすら叶わない厳しい待遇になるのがタイなので。
丸田君の話には呆れました。彼は井上様は勿論、田中君程のポテンシャルもあるかどうか分かりませんし、余程穴の王者でないと記録は難しいでしょうに。世界のバーゲンセールはやめてほしいです。
返信する
Unknown (宇弓)
2015-06-21 21:25:24
ちなみに安河内さん時代より、今が明らかに公正さを失いレベルが落ちてるってのはどの辺ですかね?
安河内さん辞めて現体制から業界いい方向に向かいっぱなしだ!!
てな意見も巷ではあるようですが。

私的には別にどっちの体制だったからと言って、
特に良くも悪くもどっちも大して変わんない印象しかないんですが。
単にJBC内で仲悪くて、さぞ険悪な感じだったから追い出しっこしてたんだろうなあって感じしか(笑

でもなんか安河内さん反対派の意見で、
井上の台頭や袴田さんの釈放を例に挙げてたりしてますが、別にそれって現体制と関係ないやろって気もしますが。
だったら内山や長谷川がブイブイ活躍してたのも安河内さん体制だろうと(笑)

ホントに安河内さん体制と現体制が違うのは、
結局亀さん親子に対する扱いがソフトかマイルドかってだけの違いな気がするのですが(笑)

どうすかね?
そんな目に見えて今が劣化した部分って何か気になってる部分ってありますか?
返信する
コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2015-06-22 00:24:50
>R35ファンさん

石田はアベンダーニョとの二試合を前後して、世界のトップと次から次に闘い続けましたね。キャリア後半、終盤に来ての「大成」はそれまでの期待を大きく上回るもので、どれだけ称えても足りません。
赤穂が日本でやれば、プンルアンに対し有利とはいかなくても、勝機も充分と言えますが、真夏にタイ遠征とは...もう、実力どうじゃないですよね、これは。何とか勝ってもらいたいですが。
デビュー前の新人に、無茶な話を振らないでほしいものですね。そりゃ、素質があって強いのかも知れませんが、もういいでしょう、と。まさかこんな話題で、後援者が目に見えて増えるとかいうのでもないでしょうし。何なんですかね。意味わからないです。


>宇弓さん

宇弓さんがどちらに在住されているのか存じませんが、この辺の感覚は、例えば後楽園ホール中心(或いは、ホールのみ)で観戦している方だと、ちょっとおわかりいただけない話かもしれない、と思います。

私は関西ですが、年に数回ホールで観戦します。見ていて、ここは本当に変わらないな、と思います。目に見えて派手な無茶苦茶が頻発するわけではないが、相変わらず大手、古株ジムに一定の「甘さ」が確保されていて、それを審判所氏が、熟練の巧みな小技を使って維持し続けている、と。
これが関西や中部だと、安河内さんの在任中、それ以前とはガラリと変わって、驚くほどに公正な判定、裁定が出るようになりました。むしろ関東から来る選手に対し甘い、と見えるような日本タイトルマッチもあるくらいでした。

安河内氏が在任中、大阪や名古屋の会場(主に土曜、日曜の興行)において、タイトルマッチでもない試合のリングサイドにて、よく氏の姿を見かけました。正直、不思議に思ったものです。あれ、今度事務局長になった人やろう、こんなん、わざわざ視察に来るほどの試合でもないのに、えらい熱心やな、と。そしてその時期、私が見た範囲では、それまで「ようそんな無茶な」と突っ込む気力も失せるような無茶な判定や裁定が、ほぼ皆無になり、非常に公正な試合運営が実現されました。それこそ「ボクシングのメッカ」後楽園ホールを、遙か後方に置き去りにするような勢いで。

しかしそれが、安河内氏の「追放」以後、徐々にそれ以前の基準、水準に戻っていきます。私が見た中では、ツニャカオvs中広大悟戦のストップ裁定が最初で、それ以後も地元贔屓の採点、裁定を一定の頻度で目にするようになりました。一番近いところだと、昨年末のラバオvs仲村正男戦のレフェリーストップ取り消しなど、それこそどんなことでもやるで、というノリが戻ってきています。最近は行っていないですが、名古屋でも明らかなローブローによるKOがあったり、かつて「異空間」とまで評されたほどのものかどうかは不明ですが、地元判定も散見されるようになったり、という話も聞きます。

翻って東京ですが、少し前に行ったとき、主催ジムの選手が、ルール上存在しないはずのスタンディングカウントで試合続行を許されたり、相変わらず意味不明の事態を見ました(確かに、8点差の試合を逆につけてドッカン、というような「大ごと」は滅多に起こりませんが)。これは安河内氏の在任中もそれ以前もそれ以後も同じで、私は当時、地方で頑張るのは良いが自分のお膝元は放置か、と氏に対して疑問を持っていました。しかし裁判の後になって思えば、氏が地方で行ったのと同様の、影響力の行使を嫌ったJBCの人達との対立は、この頃から始まっていたのかも知れませんね。


例の輩一家との関わりについては、私は正直よくわかりません(どうでもいい、という気持ちでもありますが)。連中の跳梁跋扈を許した?時期が、安河内氏の在任期間と重なっているのは事実ですが、それが氏の責任なのかどうか、確かでは無いと思います。仰るとおり、井上の台頭などが現体制の功績ではないのと同じように。この辺はむしろ、業界の支配体制にある人達の仕業であるように思えますね。
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Unknown (宇弓)
2015-06-22 10:03:28
へー、やはり地方じゃそんな劇的な変化があったもんなんですか。
バリバリの千葉県民にはその辺の湯加減はどうもよくわからないもんですが。
そこはさすが各地に遠征してるさうぽんさんならではですね。

でも安河内さん個人の力で、そんなに劇的に地方ジャッジを改善なんてできるんですかね?
もしそうだとしたら、安河内さん嫌って追い出したかったのは、
関東の大手というよりは、よっぽど地方の中堅ジム勢だったのでは・・・
なんてねえ(謀笑)

んまあなんにせよ、安河内さん言ってるのが本当なら、現体制の安河内さんの追い出し戦法も相当えげつないし、
私ら外から見てる部外者には伺い知れないドロドロしたもんがあるんでしょうなあ。

ああちなみにタイの真夏はまさに佐藤がやらされた5月で、
6月過ぎたら涼しくなってくそうなので、逆に8月ごろはそこまで厚くないんじゃないですかね。

…それよりも何よりも、貨幣価値の全く違うタイに入札もせずに、
あっさり興行権持ってかれてる方がなんか衝撃的ですが。
横浜光よっぽどお金ないんやなあと(悲)

こんなの日本でやればほぼ勝てるんだから、井岡ジムとか帝拳とか大橋ジムが金出して赤穂世界王者にさせてやって、
あとは石田とか松本とか五十嵐とか岩佐とか大森とか挑戦させるための、先行投資にすればいいのにとか思うんですけどね(惜笑)
返信する
コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2015-06-22 20:00:55
>宇弓さん

安河内氏による判定の改善については、私も当初疑問に思っていたんですが、興行の前日に現地入りしては審判員と会合を繰り返し、粘り強いというには収まらない、かなり強硬な姿勢で事に当たったと聞いています。それと同じことを中央でもやっていたのかは知りませんが、もしやっていた上であの「百年一日」ぶりだとしたら、大したものだと言うしかありませんね。
「業者」の立場や意見がどうだったかは知りませんが、常日頃、判定に不満を抱く側のジムは、歓迎してたんじゃないでしょうか。頭数で言えばそちらの方が多いはずですが。

タイは8月だとまだマシですか。佐藤洋太はホントに厳しい闘いを強いられたんですね。
赤穂が日本でやれば勝てるかどうかは別ですが、結局、バンタム級コンテンダーとしての彼には、もうひとつふたつ、その価値を高める試合が必要だったのかもしれませんね。名前を挙げられたような相手との試合が。もっとも、それでも国内で開催出来たかどうかはわかりませんが。
返信する
Unknown (チャベスのボディ・ブロー)
2015-06-23 08:51:01
はじめまして。
ツニャカオvs中広は確か2011年2月5日で安河内氏に追放の動きが出たのは震災での件があってからなので件の試合は安河内体制下での運営ではないでしょうか?私はCSでこの試合を見ましたが、ストップは唐突でも試合内容を考慮すると止められても仕方ないかなと思いました。あくまでも個人的な見解ですけど。

この問題は一部ファンが必要以上に介入していて、コメントしずらいんですが、現行体制の方があの一家に対して毅然とした態度を取れてるのは事実です。管理人さんが仰る様な部分まで浦谷氏が目が届かない、管理能力が無いという欠点もありますが、そこらへんがカバー出来る人材が出てくれば一番いいのでしょうね。
我々ファンとしてはリング上の話題だけで盛り上がれるのが一番いいのですけれども。
返信する
コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2015-06-23 12:30:30
>チャベスのボディ・ブローさん

はじめまして、今後ともよろしくお願いします。
ツニャカオvs中広の件は、仰るとおり時期について事実誤認していました。ご指摘感謝します。お詫びして訂正します。

あの試合は中央では無く、関西の事務局で人が入れ替わった際の話(これまたややこしいお話でした)について、あれこれ耳にした直後だったので、混同してしまいました。この件でも「せっかく正常化されているのに、人が変わるのか。今後どうなるのかな」と不安に思っていたところでした。後の流れを見るに、関西における先祖返り、元の木阿弥の始まりだったという印象です。私はあの裁定について、両者の立場が逆だったら、絶対にああいうことはしない、以前こういうのよく見たな、こういうときだけ果断に止めよる、という印象を持ちました。

現行のJBCが例の輩一家を「切った」ことは、私も感情的に言えば嬉しく思っています。しかし、いちいち覚えてられないほど、あれこれやらかしていたあの一家を、それ以前の時期に切れたかというと、難しかったのかも知れない、とも思います。
彼らの所行は、基本的に業界大手の容認が前提にありましたし、それ以前の大手業者のやり方を形式上、踏襲したものでした。亀田ほど有名でなくても、似たような行状の者は存在していて、それをなあなあで容認してきた中で、亀田だけに違う対応をすることには、色々不都合もあったのだろう、と。で、業界の容認という前提が崩れた後、彼らは切られ、現在に至るというに過ぎない、というのが私の見方です。

ただ、チャベスさんがそうだと言うのではありませんが、亀田を切ったから現体制支持、というような意見には、私は与しません。「現」事務局長は、レフェリーとしては巧く、見映えも良いが、ジャッジとしては、悪しき意味での安定感をお持ちです。長打力をひけらかしはしないが、小技が巧い、というか。はっきり言って、公正に試合を運営しようという意志が無いか、あっても極めて薄弱な部類の人物だと見ています(もっとも、彼の上にいる(いた?)古株有名審判たちよりは、多少マシかもしれませんが)。

私は、中央、地方で程度の差こそあれ、構造的には通底した、いい加減な試合運営を横行させているJBCを、全面的に支持はしません。仰るとおり、ファンとしては試合を見て、余計なことを考えずにそれを楽しめれば良く、裏方が誰であってもどうでもいいのです。いちいちファンの話題にならないような人物こそが、事務局長の座にふさわしいのかもしれませんね。

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Unknown (チャベスのボディ・ブロー)
2015-06-24 00:24:52
ご丁寧な返答ありがとうございます。私も宇弓さん同様に関東在住で後楽園を根城にしてるので地方の実感は伝わり辛いものがあります。昔は名古屋や大阪へ遠征してましたが世界戦規模の興行ですのでいわば余所行きの顔しか知らないですし、昨年の山中、長谷川のダブルが17年ぶりの大阪観戦ですからその辺の事情は何とも言える資格はありません。
ただ仰る様に後楽園では劇的な変化はなく、カードも冒険的なものが多くなった様に感じてたので現行体制が全面的に是とはしないものの表立った不満を感じてなかったのも事実です。
個人的にファン目線で親しくさせてもらってる元関係者から安河内氏についてのあの一家との関係を示唆する事柄をいろいろ聞いていたこともあり、それは自分が氏が実権を握っていたときに感じた不信感と見事に一致して私の中では整合性を持ってしまったこともあり、安河内氏に対して信頼が置けないのはそういう感情のところが多いです。(これは確証が無いのでご勘弁を。あくまでも私的な感想・感情になるので)
もちろん管理人さんの感じる不満はわかりますし、正直、東京以外でもファンに不信を抱かせる様な運営をしてると指摘されるならば常に改善を目指していく姿勢が必要でしょう。ただ、安河内氏を復帰させて良くなるかと言うと私は信用がおけません。
やはり仰る様にファンの話題にならない人物こそが事務局長の名にふさわしいのでしょう。ボクサーもファンももっとリングの上だけに集中して素直に楽しめる環境をこそ整備して欲しいとっ節に願います。
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コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2015-06-24 18:13:10
>チャベスのボディ・ブローさん

安河内氏への見方については、私も確たるものはありません。聞いた話では有能だが強引な仕事ぶりで、人間関係については(法的に問題はなくとも)良く言えば不器用、悪く言えば無頓着な面があり、微妙な表現ですが、少なくとも、周囲の誰からも好かれるような人ではない、と(これが氏の最大の瑕疵だという評ですね)。
一部業者のとの癒着に関しては、正直そうなる理由がない、そんな次元の人では無いと聞く一方、それこそ背景に黒い話があるとか何とか、一部の記者が盛んに報じた以上の噂を聞くこともありました。どちらが事実かは正直、知る由もありません(知りとうもないですが)。現実には、その間のどこかにいる人なんだろう、という、ありきたりな言い方しか出来ません。問題はどっちよりにいるのか、ですね。

ただ、あの輩一家との関わりが仮に過去において、報じられたようなものだったとしても、その関係性は現在においてはどうなのか、とは思います。ポンサクレック戦の直前において、試合後のバンデージの取り扱いが急に変わると通達した件は、非常に注目に値する、と見ていました。香川での当日計量や、「負けても防衛」の問題は、安河内氏が仕切っていれば、あんなあやふやな話にはならず、未然に防がれているはずだ、という意見も聞きました。安河内氏への評価は様々にあり、私も定まったものは持っていない一人ですが、少なくとも現行のJBCメンバーには、我々が驚くほどボクシングに対して無知な者もおり、少なくともその面々よりは有能な人材らしい、というのが、現時点での私の見方です。

今後のJBCについて、どうなるのかはわかりません。法的には一方的な敗訴です。しかし我々が普通のアタマで考えるような話にすんなり収まるようにも思えません。結局は業界の意向がどうであるかに左右されるのでしょう。その意向がどういう方向に収斂されるのか、今この時は、その過程にある時期なのでしょうね。あまり馬鹿な話題を新たに提供してくれるなよ、という気持ちですが...はてさて、どうなりますやら。
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