さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

「他の計画」とは?井上尚弥の希望通りなら、やはりあの相手?

2021-01-12 07:07:43 | 井上尚弥




弟、拓真の対栗原慶介戦が目前に迫っている、井上尚弥の次戦についての話題を。


WBC王座、暫定は判定が論議を呼んだ末にレイマート・ガマリョが王者となりましたが、エマヌエル・ロドリゲスとの再戦が取りざたされているところで、WBC正規王者にノルディ・ウーバーリが復帰した、とのこと。
いっそのこと、暫定はほっといてウーバーリと直接試合しても良さそうな、とか思っちゃいますが、どうやらウーバーリは、当初対戦予定だったノニト・ドネアとの対戦が有力だそうです。

WBO王者ジュンリエル・カシメロは、昨年来、あれこれと井上のことを挑発していたものの、トップランク社がコロナ渦での試合開催に良い顔をしなかった?(このカードを、無観客試合にはしたくない?)、ということもあって、井上の次戦は、多分IBF1位マイケル・ダスマリナスになるんだろうなあ、と勝手に思っていました。
このカードなら、日本にくれてやってもいい、というのがトップランクの意志なんだろうし、日本側もちょっと楽したい、みたいな感じなんだろうと。

ところが、ダスマリナス陣営のコメントを紹介したBOXING MASTERさんのブログによると、帝拳、大橋ジム側は「他の計画」を持っているようで、IBF王座放棄の可能性もある、とのこと。


井上尚弥のバンタム級4団体王座統一は、残念ながらコロナ渦の甚大な影響があり、WBC王座を巡る混乱、カシメロ戦の中止などに見舞われたりと、実力以外のところで困難続き。
それでなくとも難しい4つの王座「同時」保持は、ますます遠のくばかり、というのが現状です。

しかし、国際的な視点で見るなら、必ずしもそれにこだわる必要もないのかもしれません。
日本国内向けのお題目というのか、例えば具志堅のV13のような、内向きのものなのかもしれませんし。
事実上、バンタム級最強、というのを示すためには、ここでIBF王座を手放し、ダスマリナス戦よりも大きな試合を目指す方が、然るべき選択だとも言えるでしょう。

実際、次にダスマリナスと対戦となれば、細かいことは全部すっ飛ばして「弱いの選んだ」「○○(カシメロでも、他の王者クラスでもいいですが)から逃げた」という声が、カシメロの口から、或いは他から、上がることは避けられないかもしれません。
何よりも、井上にとり、4つの王座を「同時」に保持することより、かねてからの「強い相手と闘いたい」という望みの方が、より大事なはずです。

で、「他の計画」が現実に存在するなら、井上が一番対戦したがっている相手であり、元々は昨年、闘っているはずだった、あの選手と?ということになるのでは、と思うのですが...。

これも国内外、いずれであっても、悪くすれば無観客、よくても客数制限を強いられることは必定で、それ故に難色を...という話だったはずですが、コロナ渦がなかなか終息しない状況が、その辺の判断を変えることもあり得るのかもしれません。
こういうのを「不幸中の幸い」というべきではないでしょうが、何も試合が出来ないよりは良い、という考え方で、関わる者全員が少しずつ妥協をして、ということになるのかも、とも。


しかし、こんな状況下でも、あれこれと想像を巡らせるだけでも、少しばかり憂さが晴れ、楽しい気分にさせてくれる。
井上尚弥の存在は、やはり偉大で、有り難い限りだなあ、という、まあいつも思うことを、また思いました、という話でありました。

それにしても...出来たら、日本でやってくれないかなぁ...無理ですかね、やっぱ。



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ということで、一曲。
佐野元春「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」。








コメント (4)
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