さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
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拳闘見聞の日々。

エストラーダ戦への後押しでもある「慶事」 井岡一翔、リングマガジンPFP10位に

2021-01-07 11:49:07 | 井岡一翔



リングマガジンのパウンド・フォー・パウンドランキングで、井岡一翔が新たに10位に入ったとのこと
入れ替わりに落ちたのがゲンナジー・ゴロフキンなのだそうです。

この「抜擢」「浮上」には、両者合わせて7つのタイトル獲得歴があるカードで快勝したこと、世界的には試合のない(あり得ない?)大晦日というタイミングで注目されたこと、色々と要因はあるのでしょう。
しかし、昔日の、東洋の軽量級選手に対する米国のボクシングジャーナリズムやファンの無知、無関心ぶりを知るこちらとしては、隔日の感あり、です。

放送や配信、(違法なものも含めた)動画拡散により、そこで優れた技量力量を示した者には、これまでの常識なら馴染みのない選手であっても、こうした評価が与えられる。
単純に、良い時代になったものだなぁと。
ボクシング専門のジャーナリスト、マニアックなファン以外の一般層にも、このネット時代においては、一定以上の波及があると見て良いのでしょうし。


いずれにせよ、8位のエストラーダに迫り、ロマゴンがとうに姿を消したPFPランキングに、ゴロフキンと入れ替わってのトップ10入り。
まさしく、新年早々の慶事です。
エストラーダが3月予定の試合でロマゴンに勝てば、井岡がそこで「次」に名乗りを上げても、当然のことと言えるでしょう。
何しろ、PFP8位対10位の対決なんですから。むしろ、組まない方がおかしい...と、敢えて言ってしまいましょう(笑)。
試合前は、井岡一翔がそのプライドをもって「メリットがない」と言い捨てた田中恒成戦は、幸いなことに、彼に思った以上のメリットをもたらした、と言えそうです。


「独立」後の井岡一翔については、結果どう以前に、ボクサーとしての「本懐」を遂げている姿を、ファンとして嬉しい気持ちで見ていましたが、この状況は、堂々たる結果、または「成果」です。
もちろん、それを自らの実力で勝ち取った井岡には、改めて拍手したい気持ちです。
もっとも、本人は、エストラーダ(またはロマゴン)との対戦、そして勝利こそが...という思いなのでしょうけど。


井岡が大晦日に試合を終え、エストラーダvsロマゴン戦は3月、というタイミングのずれが、多少気にかかりますが、今年中には何とか、対戦が実現するように願います。
場所が日本であれ、アメリカであれ、ビッグカードを構成する一人として認められた、井岡一翔の闘いを、そこで見ることが出来るでしょう。



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ということで、一曲。
THE BRICK'S TONE「青空のいたみ」。








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