ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

北朝鮮の制裁解除

2008年06月14日 | 新聞から




                黄色いユリ
            わが家の黄色は2種あります


北朝鮮の「制裁解除」と言う話。「えっ!」「何故?」って感じです。北朝鮮が「拉致再調査します」と言ったから「万景峰号の入港を認めましょう」だって。
どんなに条件をつけようとも、一回であろうとも受け入れてしまえば、今までの「制裁」が何だったんだろうという結果になる事は目に見えています。

本当に「再調査」すると信じているのですか? この問題が起きてもう何年経ちましたか。今更何が再調査ですか、真実は一つ、あちらは答えはとっくに解っているはづです。提出された書類は間違いだらけ、めぐみちゃんのものと言うお骨は偽物。こんなことを平然とやってのける国の一言が信じられるのですか?国の体質なんてそうそう変わるものではありません。

もし、北朝鮮から「再調査します」という言葉が出たなら、北朝鮮はよっぽど「困った状態」なのでしょう。と言う事は「制裁」が効き目を現したという事ではないですか。もう一押しと言うときに、圧力を緩めるなんて、其れは「駄目だ」と私でも解るのに・・・。

福田総理は口では「拉致被害者全員帰国の方針は変わりませんよ」と言っていますが、安倍路線の「圧力」から自分の方針「対話」に持って行きたいのではないですか。「対話」に賛成する人がいます。山崎拓氏と加藤絋一氏です。

山崎氏は言います。対話が再開された事を率直に評価すべきだ。圧力一辺倒ではなんら前進が無かったという事だけは考えて欲しい。対話の努力は百害あって一利無しと言う人(安倍元総理)・・・は幼稚な考えだ。

そうだろうか。私はそうは思はない。「制裁」が効いてきた。北朝鮮は辛抱し切れなくなって、口先だけで誠しやかに言っているのではないか。今まで何度も煮え湯を飲まされているのに、今度もまたほいほいと口車に載ってしまうのか?経験を通して相手を見定め、二度と同じ轍を踏まない行動するのが大人の考えで、「幼稚な考え」という言葉を安倍さんに代わって、そのままお返ししたいです。

加藤氏は言います。日朝関係も無理ないようにすこしづつ妥協してすすみはじめたのかな。向こう側が再調査に応じたり、よど号の返還に応じるなど、一定の動きをした以上、こちらも何もなしに強硬にいけと言うのでは、ことは進まない。互いに一歩一歩近づく、譲り合うと言う意味では丁度良いバランスの取れた妥協になっているのではないか。福田さんの外交の実績のスタートだ。期待している。

「拉致」したのはあちらです、されたほうの日本が何故、何を妥協するのですか。よど号の犯人達だって、もう使い道が無いから返すと言うのではないですか?何を譲り合うのですか。こちらはただ「全員帰国」を望んでいるだけですよ。もし反対の立場だったら、ただ帰国だけを望まないでしょうね。きっと補償を求めてくるでしょう。

家族会の皆様にとって納得できない事は目に見えています。今度こそとの希望を幾度裏切ったら済むのでしょうか。唯一の救いは福田総理の「御前会議」で朝鮮船舶の無条件受け入れに大反対した「拉致被害者担当大臣中山恭子首相補佐官」の存在です。中山氏が猛烈に反対したので、最終的には「人道支援物資を日本で積み込む場合」に限って認めることになったそうです。多勢に無勢では此処までだったのでしょう。

拉致被害者の蓮池薫さんが言われます「拉致問題の進展を補償するものではない」「日本政府が安易な妥協をせず、拉致被害者の皆さんの帰国が一日も早く実現するように、力強く交渉していくものと信じ、願っています」

「制裁解除」を進める皆さんは蓮池さんのこの言葉をどのように受け止めますか?
コメント (2)
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中国・黄土にアンズの花が

2008年06月14日 | 新聞から



              わが家の珍しい百合
       写した時間帯が違うので色が異なるが 同じ百合


特定非営利活動法人{緑の地球ネットわーく」(大阪市)の高見邦雄事務局長が中国大同市の周辺に広がる黄土高原に16年前から緑化運動を続けて、あわせて5300haの土地に1730万本のアンズの木を植えた。去年の9月北京で開いた第2回日中省エネ環境ホーラムの開会式で、中国の副首相(当時)が高見氏に対して、最大級の謝意を表したそうだ。

日本は総額約3兆3000億の政府借款で中国の近代化を支援してきたが、中々感謝される言葉は無かった。この度の四川大地震のときも、大きな援助をしたにも関わらず、中国国内に報道されたにはたった一度だけで、あまり感謝はされていないという。他国はチビチビと回数をかけて援助するため、そのたびに報道され、感謝されているらしい。同じお金、いや多い金額を使っても感謝されないのは、お金の出し方も考えて、有効に出さなければならないらしい。

あの大国アメリカ(国を守って貰う為とはいえ)やそして中国にどうしてこれほどまでの援助をしなければならないにだろうか?中国は日本から援助を受けながら、原油国には援助をして、石油の供給を受けるのに良い影響を与えていると言う。

日本が、本当にお金持ちの国で、お互いに進歩する為に助け合うというなら話は解るが、国内の国政勢を司るにはお金が無いと言って、国民から何かの理由をつけてお金を引き出そうとしている現状は何と説明されるのだろう。

日本が本当に豊かな国で、有り余った資金を持ち途上国を援助するために資金を提供するというならわかるのです。しかし他国には気前良く援助しながら、国内では国民からお金を取ろうとする現状が私には納得いかないのです。自国より何故他国なのか?自国民の生活の困窮より他国民の生活の向上なのか?その点が私には理解が出来ないのです。と言うより不思議な気すらするのです。

話を元に戻します。黄土の農民は水不足で極貧にあえいでいる。高見さんは「農民が貧困から抜け出すには子どもに学校教育を受けさせる事が先決」と考え、小学校に付属のアンズ果樹園を作りその収入は授業料に当てている。農民もこれに習ってアンズ栽培が広がり、春になると黄土高原はアンズの花で、桜色に染まるという。

日中戦争の激戦地で、日本軍のゲリラ討伐作戦によって多くの村民が巻き添えを食った地方では、高見さんは「日本鬼子」と罵声を浴びたが、怯まず農民の輪に入って、理由を説明するうちに、理解を得て、「あんたは鬼子では無く日本人だ」とわび、緑化事業に一歩を踏み出したそうです。

国家間の政治がらみの事は報道される機会が多いので、中国国民の日本政府に対する悪感情は知っているが、そして、そんな中国に対してこちらも悪感情を抱いてしまうが、しかし、地道に16年間も黄土を緑化するという事に力を注いでいる人がいることなど、日本の中では知られていないのではないだろうか。黄土の住人達は日本人の気持ちを力を身を持って知っているだろうから、日本を敵対視しようとは思わないだろう。こうして権力ではなく平民同士の助け合いで相手を理解する機会が増えれば、本当の相互理解でがっしりと結ばれる絆が出来るのではないだろうか。

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