黄色いユリ
わが家の黄色は2種あります
北朝鮮の「制裁解除」と言う話。「えっ!」「何故?」って感じです。北朝鮮が「拉致再調査します」と言ったから「万景峰号の入港を認めましょう」だって。
どんなに条件をつけようとも、一回であろうとも受け入れてしまえば、今までの「制裁」が何だったんだろうという結果になる事は目に見えています。
本当に「再調査」すると信じているのですか? この問題が起きてもう何年経ちましたか。今更何が再調査ですか、真実は一つ、あちらは答えはとっくに解っているはづです。提出された書類は間違いだらけ、めぐみちゃんのものと言うお骨は偽物。こんなことを平然とやってのける国の一言が信じられるのですか?国の体質なんてそうそう変わるものではありません。
もし、北朝鮮から「再調査します」という言葉が出たなら、北朝鮮はよっぽど「困った状態」なのでしょう。と言う事は「制裁」が効き目を現したという事ではないですか。もう一押しと言うときに、圧力を緩めるなんて、其れは「駄目だ」と私でも解るのに・・・。
福田総理は口では「拉致被害者全員帰国の方針は変わりませんよ」と言っていますが、安倍路線の「圧力」から自分の方針「対話」に持って行きたいのではないですか。「対話」に賛成する人がいます。山崎拓氏と加藤絋一氏です。
山崎氏は言います。対話が再開された事を率直に評価すべきだ。圧力一辺倒ではなんら前進が無かったという事だけは考えて欲しい。対話の努力は百害あって一利無しと言う人(安倍元総理)・・・は幼稚な考えだ。
そうだろうか。私はそうは思はない。「制裁」が効いてきた。北朝鮮は辛抱し切れなくなって、口先だけで誠しやかに言っているのではないか。今まで何度も煮え湯を飲まされているのに、今度もまたほいほいと口車に載ってしまうのか?経験を通して相手を見定め、二度と同じ轍を踏まない行動するのが大人の考えで、「幼稚な考え」という言葉を安倍さんに代わって、そのままお返ししたいです。
加藤氏は言います。日朝関係も無理ないようにすこしづつ妥協してすすみはじめたのかな。向こう側が再調査に応じたり、よど号の返還に応じるなど、一定の動きをした以上、こちらも何もなしに強硬にいけと言うのでは、ことは進まない。互いに一歩一歩近づく、譲り合うと言う意味では丁度良いバランスの取れた妥協になっているのではないか。福田さんの外交の実績のスタートだ。期待している。
「拉致」したのはあちらです、されたほうの日本が何故、何を妥協するのですか。よど号の犯人達だって、もう使い道が無いから返すと言うのではないですか?何を譲り合うのですか。こちらはただ「全員帰国」を望んでいるだけですよ。もし反対の立場だったら、ただ帰国だけを望まないでしょうね。きっと補償を求めてくるでしょう。
家族会の皆様にとって納得できない事は目に見えています。今度こそとの希望を幾度裏切ったら済むのでしょうか。唯一の救いは福田総理の「御前会議」で朝鮮船舶の無条件受け入れに大反対した「拉致被害者担当大臣中山恭子首相補佐官」の存在です。中山氏が猛烈に反対したので、最終的には「人道支援物資を日本で積み込む場合」に限って認めることになったそうです。多勢に無勢では此処までだったのでしょう。
拉致被害者の蓮池薫さんが言われます「拉致問題の進展を補償するものではない」「日本政府が安易な妥協をせず、拉致被害者の皆さんの帰国が一日も早く実現するように、力強く交渉していくものと信じ、願っています」
「制裁解除」を進める皆さんは蓮池さんのこの言葉をどのように受け止めますか?