ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

陸上自衛隊 中央音楽隊演奏会

2008年06月04日 | 一寸そこまで
              孔雀サボテン
       雨に打たれながらもしっかりと咲いている

いたみホールで陸上自衛隊 中央音楽隊のコンサートがあると新聞に出ていた。主人が行くと言い出した。ハガキで申し込む事になっていたので申し込んだ。ところが3日前に野暮用が出来て主人はいけない事になった。

「折角申し込んだんやから1人で行ってきたら」と言ってくれたので、私は喜んで行く事にした。阪急伊丹の方が近いので、バスで阪急塚口迄出た。着いた途端、携帯が鳴った。主人から「用事が済んだので、いける」と言うのである。いたみホールの入り口で待ち合わせる事にした。

ハガキには「ペットポトルの持込禁止」「入場の際にボディーチェック、手荷物検査を行う」と書いてある。そのほか細かい事がびっしりと言う感じで書き込まれている。「コンサートを聞きに行ってボディチェック? 手荷物検査?」前代未聞である。

実際には行われなかった。ただペットポトル一本が寂しそうに籠の中に入れられていた。小さな字の注意書きを読まずに持ってきてしまったのだろう。

あちこちに自衛隊の夏服を着た人が立っている。人手には事欠かないとは言え、一寸気に掛かる人数である。なんだか見張られているような気がした。

陸上自衛隊中央音楽隊のプロフィールによれば:迎賓館赤坂離宮において国賓・公賓に対する歓迎式典での演奏を担任する防衛大臣直轄の音楽隊。主な活動は、首都圏で開催される年3回の定期演奏会、全国各地への巡回演奏や地方自治体の主宰するコンサートの他、国家的行事にも多く参加している。

私は錯覚していた。伊丹の駐屯地の音楽隊だと思っていたのである。ところが違っていた。伊丹の駐屯地にも二つの音楽隊がある。だから事足りて、私達は呼んでもらえなかったのかと指揮者が笑って言っていた。実に39年ぶりの伊丹での演奏だそうな。勿論伊丹駐屯地の音楽隊との合同演奏もあった。

演奏会は15分の休憩を含めて2時間であった。休憩を挟んで2部構成になっていた。演奏曲目はポピュラーなものも多く楽しかった。指揮者は2人である。一部の指揮者は「動」二部の指揮者は「静」と言う感じで、指揮振りを見ているのも楽しかった。

兵庫県出身の団員の紹介等あり、繋がりをアピールしていた。今回も6県を回った演奏会だそうで、此処伊丹が最終地だった。演奏地の団員を必ず入れているのだろうか?

この人たちは演奏会以外は何をしているのだろう?事務方かしら?勿論自衛隊だから入隊当時は、隊員としての全ての訓練を受けてはいるのだろうが・・・。

共通して言えることは姿勢の良い事、歩き方が奇麗であることだろうか、女子の隊員もチラホラといた。

アンコール曲「何かご当地に関係ある曲はと色々探していましたら、見つけたんですね。古関裕而さんの曲です。題名は知らないんですけれど、この楽譜なんです」と指揮者の手には「黒と黄色の縞模様」の紙。「タイガースの歌ちゃう?」と主人に話しかけたと同時に、「六甲おろし」の演奏が始まった。みなさん手拍子でそれに答え盛り上がった。しかし歌声は聞こえなかった。私は1人で歌っていた。

指揮者はタイガースの法被を着て、団員には背を向けて、こちらを向いて応援団長の振りである。もしかして、この指揮者さんタイガースファンだろうか?出身地が書いてないのでわからないが、観客を喜ばす為だけではなく、本当に自分も楽しげだったもの・・・。

楽しい初体験も終わり、すいたお腹を抱えて大急ぎで家路を辿りました。
コメント (2)
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