ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

加齢黄班変性症のビスダイン療法

2008年06月20日 | 今日この頃


       
               ブルーデージー
        この青が独特の青で 中心の黄色と相性が良い


県立病院には7~8年前に同じ眼科で入院した事がある。9時半から10時の間に入院受付まで来るようにと言われていた。たったの3泊4日の入院とは言えカバン二つ分の荷物である。数人ずつ名前を呼ばれて眼科8階に登った。

何となく以前の経験を思い出したが、やはり変わっていた。看護婦詰め所には何台ものパソコンが設置され、看護婦さんが忙しげに画面をのぞいている。過っては無かった光景です。今は看護学校ではパソコンも習うのかな~と思った。

私達がぞろぞろとエレベーターに向かっていると「団体で検査を受ける方々ですか?」と私に問う人がいた。「いいえ、これから入院です」と答えると「其れは其れはお大事に…」と去っていかれた。今日の眼科の入院は十数人と聞くので、付き添いあわせてのぞろぞろに興味を持った人だろう。

主人の係りは小柄な可愛い看護師さんだ。色々と説明があり、退院までの予定表もくれると言う。入院までも「どういう病気なのか?何故この入院が必要なのか」も印刷物及び冊子を下さり、自分の状態をしっかり知る事が出来た。前回には無い事だった。

病院は建物以外も、病院全てのエリアで禁煙である。所が隣接する公園でタバコを吸っている入院患者さんを見つけて主人は喜んだ。此処に来れば「吸えるのだ」と。「お日様に当たれないんだから出られへんよ」「夜ならいいやんか、お日さん沈んでるし」と言いながら近道を探っていた。

此処でも、又、リストバンドの着用(5月末からで、あの事件後のようだ)お願いをされた。これらも全て、パソコンで作られているようだった。日に当たれない為、ベッドは窓から遠い位置が用意されていた。

看護師さんが、私の目に前で「夜間にも、外へ出ての喫煙もなさらないでください」と言われた。主人がカウンセリングの時「日が落ちてから…」と訊ねたらしい。「駄目」と言われたと私に話していたので、その念押しだった。

主人が、タバコとライターをカバンに入れていたのを咎めたのだが、そのまま持ってきていた。「これもって帰るよ…」主人はいともなさけなそうに、いとしそうに私の手の中のタバコを見つめていた。病院には売っていないし、これで安心だ。

加齢黄班変性症にはウエット型とドライ型があります。ビスダイン療法はウエット型にのみ使われる療法です。主人はウエット型ですので、この療法を受けることになったのです。視力が良くなる人もあるのですが、残念ながら、主人は現状維持が目的です。「眼」だけに限らず、年を取れば、現状維持するのも大変な努力が要ります。1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と定期的に検診を受け、ビスダイン療法は3ヶ月に一度と言う事になっています。

続けるかどうかは本人の意思です。この療法は保険が利かないそうです。だからたった3泊4日の入院に、前回2週間入院した時の2倍の費用が掛かります。2回目からは少しは安くなるようです。でも其れは日に当たらない事になれて日帰りする(療法後は、数日検査も受けられないから、部屋に閉じこもり状態が続く)からのようです。入院費の分だけ安くなると読み取れました。でも家庭ではテレビ、パソコンがそばにありながら触れないと言う生活はやはり難しいのではないかと言う気もしています。

2時半から療法開始の予定が、のびて4時頃になりましたが、無事「ビスダイン療法」が終わったと電話がありました。一安心です。
コメント (4)
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