ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

ワタル with オカン

2007年06月19日 | 新聞から
             サボテン
       葉に比べて小さな地味な花です
       根元から釣竿のように首を出し
    その先に思いもかけない形の花を咲かせます

やっぱり梅雨ですね。お日様サンサンなので、厚めのタオルケットを洗濯しました。昼まであんなに良い天気だったのに、気が付けば曇天です。午後にはやっぱり降り出しました。でもタオルケットはちゃんと乾きました。晴天の太陽はもう真夏並なんですね。

「親子漫才 弾ける笑顔」と題して21歳の息子と漫才コンビを組む52歳の母の事が載っていました。写真を見る限りいい感じです。21歳の息子とこんなに良い感じで相対せる親子って余り居ませんよ。世間一般では20歳過ぎた息子とは会話にも事欠くのではないでしょうか。たまに母と息子が仲良しだと「マザコン」って蔑められるのは何故? 母娘には言わないのに。

息子、亘(わたる)さんは母、美代子さんにとっては4人目で末っ子の3男坊です。良い子持ちさんです。普段から仲の良い親子だからこそ出来たんでしょうね。

コンビ名は「ワタルwith(ウイズ)オカン」と言うそうです。「親子漫才」と聞けば何となく「父と娘」を想像するのは私だけでしょうか?

コンビの結成は2年前、芸能人を目指すわたるさんが、漫才コンクールの最高峰「M-1グランプリー」に出場したいのに「相方が見つからない」と言った言葉からだそうです。「M-1グランプリー」に出場した後、わたるさんがNSCへの入学を決めるとみよこさんも願書を提出した。

みよこさんは「また、相方が見つからなくて困るんちゃうかな、私で力になれるなら、と言う親心もありましたが、50歳を過ぎて子育ても終わって、私自身、変わりたいなと言う気持ちも強かったんです」と言う。

ネタの稽古に発声練習、ダンスに筋肉トレーニングと体は中々付いていかなかったけれど、若い人たちに囲まれ、自分の世界が広がっていくのを感じた。そんなみよこさんを見てわたるさんは「ぐうたらしていたオカンが、別人のように生き生きして、父も他の家族も喜んでいます」と言う。

20歳で結婚して子供4人を育てたみよこさんがぐうだらしていたとは思えないが、子供の手も離れ、これからは自分の時間がたっぷりある、何かして自分も変わりたいという、その時期と上手く合致したんでしょうね。

みよこさんのたった一つの心配事は「横にべったりオカンが居ったら、この子に彼女ができへんのとちゃうかな」と言う事なんですって。「そんな心配いらへんよ、良い息子さんや、きっと優しいお嫁さんがきはるわ。親子仲の良いのは傍から見ても気持ちがいいし頑張って欲しいわ、応援します」って言ってあげたい。

このコンビは昨年8月の「ワッハ上方アマチュア演芸コンクール」で審査員特別賞を、今年2月に「新人お笑い尼崎大賞」奨励賞を受賞した。幸先よろしいな~。今年3月にNSC(吉本総合芸能学院)を卒業したばかりなんです。「尼崎」に関係ありと言う事が私の目を引きました。

「新人お笑い尼崎大賞」にも興味を持っています。去年でしたか、女の子二人のグループが話題になりましたが、尼崎も選ぶだけではなく、新しい才能が芽を出すまで発表の場を与えてあげればいいのですが。財政難・・・。

二人の目標は「M-1」の3回戦進出だそうです。漫才自体が日本独特のものですから「世界で一つだけの親子漫才」が花開く事を祈っています。

親子関係では悲しい話題の多い昨今に、ひさびさの明るい話題でした。


コメント
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