ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

尼崎市合唱団

2006年10月22日 | 一寸そこまで
           白のシュウメイギク
         随分遅れてやっと咲きました

日暮れが早くなって5時には町の灯が点燈し気ぜわしい。

としこさんのお誘いがあってアルカイックホールに「尼崎合唱団第42回定期演奏会」を聞きに行った。尼崎に吹奏楽団があるのは知っていたが合唱団がある事は全然知らなかった。商工会議所の合唱団がある事は知っていた。私が勤めていた頃、神戸商工会議所のコーラスに入っていたので尼崎にもキットあるだろうと調べた事があった。

「尼崎市民祭り」で何時ものバスの停留場は通行止め。座席が決まっていないのでJR立花の停留所に少し早めに行くつもりが時間にギリギリになったので小走りに駆けつけた。

停留場になんと!ご近所のお二人さんがいた。会場は50分前だというのにすでに長蛇の列、見やすい席には荷物が置いてある。折角お二人で来られたのだし、私は一人のつもりで来たので「私は端に座りたいから」とお二人とは別に一人座った。

1800ほどある座席はほぼ満席。私のお隣は一つぽつんと空いていた。もう始まるという時「空いていますか?」の声、ベレー帽を被った、手編みのベストの方が座られた。「どちらから?」と声を掛けてみた。「神戸から、阪神で来ればよかったのにJRに乗ってしまってギリギリになりました。友人が83歳で頑張っているので聞きにきました」「コーラスをしておられるのですか?」「私喜寿なんです。先日引退しました」

飴を下さった。丁度喉の為に欲しいなと思っていたので嬉しかった。休憩時間に色々とお話をした。「兵庫区といえば、震災のひどい土地ですが大丈夫でしたか?」「家は半壊しました」「あの時他県からも大勢の方がボランティアで来てくださいましたね」「あの震災がきっかけで、今はボランティア活動で忙しくしています。80人ほどの会員のリーダーなので市や県との連絡もあったりでとても忙しいです」「お元気だからできる事ですね」「足は痛いのですが何とかやっています」77歳とは思えない。

ベレー帽が良く似合っている。私は娘時代ベレー帽が好きで良く被っていた。今は毛のボリュームがなくなってきたので、ベレー帽を・・・と思わないでもなかった。ケチケチと買い渋っている。やっぱり買おう!

肝心の演奏会の話:
昨日としこさんにお電話してパートと立つ位置を聞いてある。2列目の中央寄りアルトの位置。両袖からの入場、としこさんは左だろうと注目。お揃いのドレスなので解るかな~。ドレスがシンプル(黒のロングドレスにうす~いグレーのスカーフが胸から肩に流れている)でとても良かった。どの人も同じに見える。そうだとしこさんはとても姿勢が良い、それを目安に探せば良い。いたいた、ス~と背筋が伸びた人、としこさんだ。姿勢が良いと言う事がこんなに人を美しく見せるものだと思って居なかった。す~す~と歩くとしこさん素敵!

一部では前の方が高いのでとしこさん半分だけ見えていた。しかし二部になると位置が少し左寄りに変わった為、コンサートマスターの頭に邪魔されて全く見えなくなった。仕方が無いので目を瞑って音だけ聞くことにした。歌う事の好きな私の頭の中は「歌いたい!歌いたい!」と騒いでいる。

曲はモーツァルト生誕250年記念を記念してモーツァルトの「ミサ曲」だった。
総勢120名とか、コーラスは大勢でなくては、その良さが発揮できない。私達も全員となると300人程居る。歌う力はず~っと幼いが、私達なりに楽しんでいる。何時かとしこさんにも聞いて頂きたいと思っている。
コメント (6)
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