穴にハマったアリスたち

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マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 第35話「さよならのかわりに…」

2006年08月24日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

今日、どこぞの玩具コーナーに立ち寄ったところ、女児が物欲しげな視線を棚に向けていました。
視線の先にあったのは、忌まわしき「kira-kara」。
なんてこった、女児が騙されまくってる!「e-pitch」の方が、絶対可愛いのに!
悪貨が良貨を駆逐する現場を見てしまいました。
タカラトミーさまは、この現状を早く何とかしてください。

・マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 第35話「さよならのかわりに…」

勝手に暴走した挙句、意識不明に陥った みかるさん。
彼女を抱きかかえ、海斗くんは彼女の家へ。
更には、しばらくそこに再滞在することにしました。

 

リヒトさん:
 「本当にいいのかい、海斗くん…?」

みかるさんの溺愛ぶりにつきあってくれるのか。
兄のリヒトさんはそう思いましたが、海斗くん的には別のことが目的。
みかるさんとミケルさんが、何やら関係ありそうだと睨んだ彼は、それを警戒していたのです。

…それはいいのですが、うっかり者の彼は、自宅で誕生会のために待っててくれてる るちあさんの存在を忘れていました。
結局、るちあさんは一晩待ちぼうけ。
しかも、海斗くんは恋敵の家に行ったっきり。

 

今までのるちあさんなら半狂乱になるところですが、健気に微笑むと、彼のことを全面的に信じて待つことに。

姐さん:
 「るちあ、強くなったな、お前」

全くもって本当に。

…余談ですが、中の人の成長ぶりも素晴らしいです。
放送当初こそ「ぴちぴちボイス」と揶揄された彼女も、いつのまにか芸達者に。
本当、強くなったものだ。


 

その頃、みかるさんは意識を取り戻し、海斗くんに心境を吐露。
小さい頃から病弱で孤独。ずっと一人で寂しかったこと。
そして、夢の中に、「白い羽根の人」(=ミケル)が現れること。

 

みかるさん:
 「こんな私なんて嫌だよね。私だって、嫌だもの…」

 

何かを悟ったか、以前に海斗くんから貰ったペンダントを返却。
妙にすっきりとした顔をすると、しばらく一人で眠ることに。
…しばらくして、リヒトさんが様子を見に行くと、ベッドはもぬけの殻。

 

慌てて捜索を開始する一同。
るちあさんたちも、一応、応援に駆けつけます。
そんな中、海岸に謎の螺旋柱が出現。

 

姐さん:
 「あれはミケルの空間にあった柱だ…」

現場へ急行する人魚さんたち。
その前に、「みつかい」たちが立ちふさがります。
なんか、存在をすっかり忘れかけてましたが、まだ生きてたんだな…。

 

みつかい一同:
 「あらら!蘭花!」「オッケーでーす♪」「はぁぁぁ!!」

声を掛け合うと、三人並んでライブ開始。

みつかい一同:
 『バラよりも美しく 月よりも悩ましく…!』
 『ハートがどっきどっきするような視線 あららやっぱり私に釘付け!』
 『月夜に咲いた花の香りはかぐわしく…!』

横並びで全く別々の歌を唄うな。
相変わらず協調性ゼロ。
聞くに堪えない不協和音。

なお、三人の歌の効果はそれぞれ、
「全てを忘れる」「堕落した夢の虜になる」「享楽に沈む」。
全部まとめて発動すると…?

 

人魚さん:
 「…うぅ!ぐぅ!!」

単に苦しむだけ。

とはいえ、物量作戦の前にマメプリさんたち大ピンチ。

みつかい一同:
 『…そして永遠になれ!』
 『星のバトン振ったら君を夢中にさせたい!』
 『踊り踊れ今宵は 花匂うアゲハの舞…!』

るちあさん:
 「だめ!ここで負けるわけにはいかない…!絶対に!」

 

るちあさんの必死の叫びに呼応して、彼女の真珠が発光。
それに共鳴したか、別の場所にいた海斗&リヒトさんのパンタラッサの紋章も発現。
力が集まり、アクアレジーナさま、何故か降臨。

 

るちあさん:
 「アクアレジーナさま!」

やった!新曲が手に入る!
るちあさんたちも、大口開けて満面の笑顔。
もちろん視聴者も大喜び。

アクアレジーナさま:
 「あなたたちは孤独な魂を救わなくてはいけません」
 「新しい歌を授けます…」

期待通り、新曲配信。
そしてこれが、るちあさんたちにとっては最後の曲。
「希望の鐘音 ~Love goes on~」、発動。

 

マメプリさん:
 『夢の終わりを願うのはなぜ?荒れ果てた場所にも花は咲くのに…』

【希望の鐘音 ~Love goes on~】
 シリーズの最後を象徴するラストソング。
 最終曲なせいもあり、勝率は5割以下と低成績(なにせ、通れば話が終わる)。
 シングル発売されてなかったりとデータ的には不遇な気もしますが、視聴者人気は高し。

 「ミケル=みかるを救う」をテーマにした、一点突破な曲で歌詞もラストを飾るにふさわしい内容。

  『希望の鐘音 最後の歌を 今…』
  『破れた空に流した涙 悲しみのすべて 消さなくていい』
  『間違い 傷ついて 戦い 涙 流して それでも終わらない、誰かを愛する気持ち…!』

 …まぁ、ろくでもない突っ込みもできますけど。

  『夢の終わりを願うのはなぜ?』
  『間違えた夢を見てただけ』『間違えた夢を、終わらせて』

 「夢=このアニメ」と思うとスタッフの本音が見えてげんなり。

マメプリさん:
 『希望の鐘音 最後の歌を今 強いものだけの世界じゃないから…!』
 『Listen to my Love この歌を…!』

 


しかし、その頃。

家を抜け出したみかるさんは、ミケルさんと密会。

ミケルさん:
 「お前は人として生きてきて今まで幸せな思いをしたことがあるのか?」
 「さあ、もう楽になるがいい」
 「来るんだ、我の元へ」

 

みかるさん:
 (さよなら。さよなら、海斗…!)

 

身投げ決行。
宙に躍り出た彼女の背中に白い羽根が生えると、ミケルさんとともに空中へ。
なんだかどうしようもない空気を撒き散らしつつ、次回へ。


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(右画像)
/マーメイドメロディー ボーカルコレクション マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
/マーメイドメロディー ボーカルコレクション マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ

最後のアルバムは全10曲収録。
ただし、カバーが多い上(「希望の鐘音」×2、「七つの海の物語×3)、
メロディが同じ曲(「翼を抱いて」と「明日が見えなくて」)があるので、実質6曲。

…酷い水増しみたいですが、気にしません。
「ぴっち」に商売倫理を求めるな。必死なんです、彼女らも。

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