■(第37話)ひろがるスカイ!プリキュア「ふたりは仲良し♡思い出の木!」感想
(「ひろがるスカイ!プリキュア」第37話より)
ちょっとミラクルリープも想起した、あげはさんとましろさんの幼少時のお話。
あげはさんにとっては、帽子を取るのに失敗したのに、成果とは無関係に優しく認めて貰えた思い出。
ましろさんにとっては、我が身を危険に晒してまで助けようとしてくれた人との思い出。
2人とも詳細は忘れてしまっていたけれど、現在の2人の根幹を象徴するかのようなエピソードです。
さて一緒に行動していたソラさん。彼女は幼少時の子供らしい思い出が希薄です。
今回は2人がメインだったからか、ソラさんの心情は特には描かれず。
そのせいで先日のバッタモンダーの脳内図のような、いまいち内面の見えない不思議な生き物のよう。
ソラさんは特には嫉妬だとか後悔だとかはせず、純粋に探索を楽しんでいたと思う。
新たな思い出作りや、今日一日が楽しかったのも間違いない。
のだけれど、何か根本のところを実体験として分かってらっしゃらないような気がする。
他者2人だけの思い出は、ただでさえ言葉だけでは伝わらない要素もあるのに、ソラさん自身が幼少時の経験に乏しいので、表面的な部分しか認識できていないような。
冒頭に引用した画像のシーンも、おそらくソラさんは本心から楽しんでいてそれを感情豊かに語っているのに、何か「大事なところを分かってない」感がしてならない。
多分、ソラさん自身には理解する背景がないにも関わらず、過剰にはしゃいでいるように見えるので不自然に感じるんだろうか?
それが悪いとかではなく、今後に関わるかも分かりませんが、子供時代が薄いソラさんの不思議な特徴が妙に印象に残りました。
【その他】
オトナプリキュアを見て思いましたが、ソラさんは大人との思い出は強い。
仮に彼女がオトナプリキュアをした場合、「シャララ隊長。あげはさん。貴方達はこんなにも厳しい重責の中で笑っていたのですね…」と噛みしめ、次は私の番だと立ち上がりそう。
歴代のプリキュアと随分と毛色が違う、特殊なプリキュアだなと思う。
一方で、変身を起動すると中学生に戻る描写を見ると、あげはさんの立ち位置が何とも微妙な感じです。
今後何かネタが隠されていそうなのであまり踏み込んだ書き方をするのは時期尚早だとは思うのですが、若返りは「子供時代の自分を思い出して、大人の今の力に変えた」といった理解でいます(オールスターズメモリーズやハピネスチャージでも描かれた文脈)。
その理屈でいうと、あげはさんがそのままの姿なのは奇妙といえば奇妙。
大人であることにストーリー上の意義がある夢原先生に対し、初の成人プリキュアの意義が怪しいあげはさんは、ちょっと厳しい環境が続きそう。
厳しいといえば、スキアヘッドの立つ瀬がありません。
ほぼ無言で出てきて、怪物を召喚して倒されて去っていくだけ。
そういうキャラクターだと言ってしまえばそれまでですが、あまりに戦闘ノルマ要員然としていて、もう少し何とかしてあげられないかしら。
(「ひろがるスカイ!プリキュア」第37話より)
ちょっとミラクルリープも想起した、あげはさんとましろさんの幼少時のお話。
あげはさんにとっては、帽子を取るのに失敗したのに、成果とは無関係に優しく認めて貰えた思い出。
ましろさんにとっては、我が身を危険に晒してまで助けようとしてくれた人との思い出。
2人とも詳細は忘れてしまっていたけれど、現在の2人の根幹を象徴するかのようなエピソードです。
さて一緒に行動していたソラさん。彼女は幼少時の子供らしい思い出が希薄です。
今回は2人がメインだったからか、ソラさんの心情は特には描かれず。
そのせいで先日のバッタモンダーの脳内図のような、いまいち内面の見えない不思議な生き物のよう。
ソラさんは特には嫉妬だとか後悔だとかはせず、純粋に探索を楽しんでいたと思う。
新たな思い出作りや、今日一日が楽しかったのも間違いない。
のだけれど、何か根本のところを実体験として分かってらっしゃらないような気がする。
他者2人だけの思い出は、ただでさえ言葉だけでは伝わらない要素もあるのに、ソラさん自身が幼少時の経験に乏しいので、表面的な部分しか認識できていないような。
冒頭に引用した画像のシーンも、おそらくソラさんは本心から楽しんでいてそれを感情豊かに語っているのに、何か「大事なところを分かってない」感がしてならない。
多分、ソラさん自身には理解する背景がないにも関わらず、過剰にはしゃいでいるように見えるので不自然に感じるんだろうか?
それが悪いとかではなく、今後に関わるかも分かりませんが、子供時代が薄いソラさんの不思議な特徴が妙に印象に残りました。
【その他】
オトナプリキュアを見て思いましたが、ソラさんは大人との思い出は強い。
仮に彼女がオトナプリキュアをした場合、「シャララ隊長。あげはさん。貴方達はこんなにも厳しい重責の中で笑っていたのですね…」と噛みしめ、次は私の番だと立ち上がりそう。
歴代のプリキュアと随分と毛色が違う、特殊なプリキュアだなと思う。
一方で、変身を起動すると中学生に戻る描写を見ると、あげはさんの立ち位置が何とも微妙な感じです。
今後何かネタが隠されていそうなのであまり踏み込んだ書き方をするのは時期尚早だとは思うのですが、若返りは「子供時代の自分を思い出して、大人の今の力に変えた」といった理解でいます(オールスターズメモリーズやハピネスチャージでも描かれた文脈)。
その理屈でいうと、あげはさんがそのままの姿なのは奇妙といえば奇妙。
大人であることにストーリー上の意義がある夢原先生に対し、初の成人プリキュアの意義が怪しいあげはさんは、ちょっと厳しい環境が続きそう。
厳しいといえば、スキアヘッドの立つ瀬がありません。
ほぼ無言で出てきて、怪物を召喚して倒されて去っていくだけ。
そういうキャラクターだと言ってしまえばそれまでですが、あまりに戦闘ノルマ要員然としていて、もう少し何とかしてあげられないかしら。