Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

古くてあたらしい仕事:島田潤一郎

2020-04-03 17:18:10 | 

1月11日付、朝日新聞読書欄の『著者に会いたい』欄で紹介されていた「古くて新しい仕事」の著者、夏葉社社長・島田潤一郎さんの記事を読んで、心惹かれ是非とも読んでみたいと思ったこの本。

<内容紹介>

嘘をつかない。裏切らない。ぼくは具体的なだれかを思って、本をつくる。それしかできない。

転職活動で50社連続不採用、従兄の死をきっかけに33歳でひとり出版社を起業した。編集未経験から手探りの本づくり、苦手な営業をとおして肌で触れた書店の現場。たったひとりで全部やる、小さな仕事だからできること。大量生産・大量消費以前のやりかたを現代に蘇らせる「夏葉社」の10年が伝える、これからの働き方と本の未来。~新潮社HPより

 

ひとり出版社を起こすまでのこと、起業したわけ、そして今に至る彼の仕事とは、またそもそも仕事とは、ということについて読み進めながら自分自身が考え見直していることに気付く。

何度読み返していることだろう!

彼の出版社「夏葉社」の本が読みたくなり、「昔日の客」、「レンブラントの帽子」を手に入れ読んだ。

エッセイと小説で、全く違うジャンルの作品なのだが、何故だろう、やっぱりこの2冊も何度も読み返してしまう。

全然違う心のひっかかり方をするのだが、突き詰めれば「面白い」本なのだと思う。

そして手にした時、その本の美しさにも心打たれる。

昔日の客:関口良雄 著

「私は常々こう思っているんです。古本屋という職業は、一冊の本に込められた作家、詩人の魂を扱う仕事なんだって」

かつて東京大森にあった古書店「山王書房」の主人が残した、一冊の随筆集。
古本と文学を愛するすべての人へ。~夏葉社HPより

レンブラントの帽子:バーナード・マラマッド 著/小島信夫、浜本武雄、井上謙治 訳

1975年に刊行された同名の短編集から3編をセレクトし、復刊。
人と人とのすれ違いを描いた表題作はアメリカ文学史に残る傑作。~夏葉社HPより

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