Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

手紙~拝啓 十五の君へ~

2009-05-28 00:06:08 | 音楽
2008年の「NHK全国学校音楽コンクール」の中学校の部の課題曲であった『手紙~拝啓 十五の君へ~』(作詩・作曲:アンジェラ・アキ)。

コンクールの課題曲と言う枠を軽々飛び越えて様々なところで耳にします。最近、伴奏に伺っている合唱団でも団員の方から「歌いたい~♪」の声が上がり私の元にも楽譜が届けられました。
先ずはこの曲をとにかく知って歌いたい、ということで合唱譜ではなく独唱用の譜面。ぱっと見て、これはとっても音域的に低い!!アルトさん、大喜び私も声域はアルト、で欣喜雀躍~♪
手元の譜面は変イ長調なので出だしは「一点ハ」(いわゆる中央のド)、アンジェラさんが歌うと、ほんとにきらきらとして伸びやかに聞こえるのだけれど、実際には相当低いところで歌ってるのですねぇ~♪
伴奏している曲は基本、歌ってみることにしているので歌ってみたのですが・・・音楽は無論のこと、その詩に深く打たれました。中学生が共感すると言うのは、勿論とてもよくわかるのですが、年を経た今、この詩を読んでいるとあの頃、思春期とひとくくりで呼ばれるあの頃のことが鮮やかに胸によみがえってきて自分でも吃驚してしまってました。まさに自分に置き換えて、その頃未来であった現在の自分が、過去と今とを振り返りつつ読んでました・・・

ヴィニシウス」の時にも感じた音楽と詩との深い結びつきについて今また考える機会を与えられたことの意味を改めて思ってます。そしてそれはまた、歌詞がある・なしではなく、ね。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なおこんさま~♪ (rubicone)
2009-06-02 23:34:06
あらっ、同窓会でもこの曲を聴かれたなんて、素っ敵~ですね!

あの歌詞にあの音楽・・・そうそう、こういうもどかしいような、焦りにも似た思いを胸に抱えながら日々を送っていたなぁ~、なんて思いながら聴いてしまいます。
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何度か聞いたのですが (なおこん)
2009-06-02 10:13:37
この歌何度か聴いたのですが 同窓会総会で合唱部のOGの方と男子校OBが歌って下さり素敵な歌だと再認識いたしました
15歳 進路や自分の目標足踏みしている自分がもどかしい時期でした
懐かしくそしてあの頃に戻れるいい歌ですね
趣味悪い・・・とおっしゃった方 年配の方の歌う歌を聴いたら又違って聞こえたと思います。。
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shimさま~♪ (rubicone)
2009-05-29 23:52:12
え~!「何人もの年配の生徒から「えーッ!?趣味悪い!」と言われた」んですか
まあ、人それぞれですものね。
私もこの歌は世代を越えて共感されうる一つの歌だと思います。そうよ、こういうことで悩むのが毎日を生きるってことよ!!みたいな。

で、先日伴奏をして合唱団の方々の歌を聴いたのですが、この音域だと皆さん、胸の方に落とした声になって、えらく暗い曲に聞こえましたっけ。1回目だったので、それは仕方ないですね。次回からに期待します。

でも、地声はきちんと訓練しコントロールして響くところで発声されれば、ほんとに美しいのになあ~。半端な地声は聞くに堪えないけど。
などなど、色~んなことを考えてました。
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Unknown (shim)
2009-05-29 22:06:11
こんばんは~。
そうそう、ポップスやミュージカルの歌手って、たいてい地声なので、裏声の合唱ソプラノだと、低すぎるのですよね!
合唱コンクールとは無縁な私ですが、この曲はとても好きです。(と言ったら、何人もの年配の生徒から「えーッ!?趣味悪い!」と言われたけど。ははは・・・)。
個人的には、年齢関係ない歌だとも思いました。
これを聴いて思うのは、アア、私はまだ全然リアルで青春というか、消えてしまいそうなほどの迷いとか・・・。
でも、「苦くて甘い今を生きてる」という感覚に共感するし、励まされます。素晴らしい歌というのは、聴く人によって、色々な受け取り方・感じ方が出来ますよね。
ところで、こういう内容の歌が流行するって、嬉しいですね!真面目な子が多いのだろうなぁ~と思います。
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