Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

旧石川組製糸西洋館 ②

2009-04-19 21:26:10 | 展覧会・建築・器
絹製の壁紙が艶やかで、その絹と装飾された木が美しい。床は寄木細工が施され、各部屋毎にその装飾が異なっていた。
            
置かれていた家具。
 
何が入れられていたのだろう、この棚には・・・。 
             
そして、心惹かれた灯りの数々。天井にもご注目!!
左は応接室、右は食堂。
   
客用寝室に吊り下げられていた灯り。シェードを透る光のやわらかさ!寝室の片隅にひっそり置かれて穏やかな光を投げかける小さなランプ。
           
そして、葡萄の模様を随所で見ることができるのだが、これは豊穣の意味ももちろんあるだろうけれど、この建物の持ち主であった石川氏がキリスト教徒であったためそのシンボルとしてのものだという。葉だけのレリーフも沢山あったのだが、いかんせんフラッシュなしではなかなかカメラに収められず・・・。
 
葡萄と言っても、その意匠は微妙に違っているところが・・・また素敵!
       
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2 コメント

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レリーフも素敵♪ (Puff)
2009-04-22 17:43:46
入間市にこういった建築物があるとは知りませんでした!
外から見ると洋風なのに、
一歩中に入るとまた違った雰囲気なんですね。
和風と洋風の見事な融合ですね~・・・

古い建物を観るのが好きなので、
機会があれば是非立ち寄ってみたいです!
でも、期間が限られているのですね、、
年中開放してくれると有難いのですが・・・
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Puffさま☆ (rubicone)
2009-04-22 22:55:01
そうなんです、これがまた国道16号線沿いなんです。斜め向かいはやはりこの石川氏が建てたという豊岡教会(これも素晴らしい)があるんです。
この西洋館はTVのロケなどにもよく使われているんですよ。

ところで、ここは毎年決まった日に(年に何回か)公開されているのですが、私はこの日初めて(1階部分のみですが)内部に足を踏み入れることができたんです。
こういう建物は、やはり保存が大変なのでしょうね、だから公開も限っているのだと思います。壁紙が絹というのも、製糸業ということでなるほど~、と思いましたし・・・また、それが美しい・・・クリスチャンだから、装飾に葡萄のモチーフを使う、しかも素敵だ!などとつくづく感じ入ってしまいました。

お近くを通られることがあって、ご覧になれたらいいですね。(確か、次回は5月13日、あと10月17日には2階も見学できるとの話でした)
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