Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

美術展二本立て

2006-05-01 00:03:03 | 展覧会・建築・器
土曜日の夜、夫に「どこに行きたい?」尋ねると彼曰く「う~ん、美術館かな」
ということで日曜日に出かけた。西洋美術館の新しい3Dの解説には興味があるけど、でもそれは展覧会とは無関係だし・・ということで結局どこへ行ったかというと
     
都美館『プラド美術館展』(2台の自転車がとても、なんていうか、親しみやすい美術館って雰囲気を醸してるでしょ!)
                 
   
博物館『最澄と天台の国宝展』(これは随分と大きな看板です)
ま、何だかんだ言って、上野は美術館が集中していて便利。私にとってはどちらも二回目なんだけど、会期中にもう一回行きたいなと思っていたので好都合でした。

しかし美術展の二本立ては足が疲れる・・・もしや運動不足?

二人でくちゃくちゃしゃべりながら見たんだけど、今回もやっぱりティツィアーノの『アモール~』は気になる。そしてすごく生き生きした躍動感を先回も感じたルーベンスの『ヒッポダメイアの略奪』も。全ての人物が斜めに描かれていることで(垂直方向に描かれている人物がいない)躍動感を見る側に感じさせるんだそうだ。な~るほど!!ゴヤがもっときてるかと思ったらこれだけだったのね、と彼は残念がった最後の室でした。
でも、途中の美術展土産のコーナーはスペイン土産もあり、万博みたい!でした。

「最澄と~」はやはり、仏像が楽しかったです。一木造りの仏像、寄木造り、面白いですね。大阪四天王寺の阿弥陀三尊像の両脇のお二人が足をひょんと上げて、腰をくねっとさせているのとか、こんな風に笛や鳴り物でお迎えが来るんだったら賑々しくっていいやね~、という三人の菩薩様とか♪私はまた声明譜をこの間よりさらにゆっくり見物、何度見ても飽きません。

二つの展覧会で面白いなぁ、と思ったのは「プラド~」にはなくて「最澄~」にはある「巻物」。西洋の遠近法では巻物という方式は絶対に無理な描き方なんですね。巻物で使われている遠近法とは全く違う、これは文化の差なんでしょうか。

疲れた身体には甘いもの・・・という訳で中庭のテントの茶店に初めて入りました。「御菓子司 鶴屋吉信」とありました。
げっ、と思うほどの量で運ばれてきたのは「あんみつ」凄いです!!
      
私はあんこはそんなにいっぱい食べられないので、この季節ですし、柏餅と抹茶にしました。
   
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6 コメント

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すごいなァ (sanpomichi)
2006-05-01 07:32:56
すごいあんみつですね。

あんこ大好き、寒天大好き、のsanpomichiとしては、無視できません。

「鶴屋吉信」要チェック!

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疲労回復 (わん太夫)
2006-05-01 23:05:19
私も美術館に行くときは、朝一番で行くか、閉館間際に行きます。朝一番で行くときは、美術館の梯子をするか、常設展をくまなく廻ります。当然クタクタです。

東京国立博物館は門を入って直ぐ右に鶴屋吉信のテントがありますね。でも帰りにはいつも閉店になっています。

お菓子美味しそうですね。
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sanpomichiさま、 (rubicone)
2006-05-01 23:29:12
>あんこ大好き

そうでした、ぼたもちの記事、記憶に新しいです!



私もちょっとだけ食べてみましたが、美味しかったです。でも、あれだけ全部食べ切れる自信は・・・ないです。

彼は、ものすごく満足してました!!

お勧めです
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わん太夫さま、 (rubicone)
2006-05-01 23:34:09
アドヴァイスに従い、いつもより早く出かけましたが、他の方の出足はもっと早かったようです、たはは!!

疲れている時の甘いものは、美味しいですね~!実感しました。

7月からの「若冲・・・」楽しみです
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あんみつ (猫姫少佐現品限り)
2006-05-02 18:09:56
こぼれるぅ!

食べるの、難しそう、、、
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猫姫少佐現品限りさま、 (rubicone)
2006-05-02 23:27:26
結構、こぼさずに食べていたようです

柏餅の方が、この楊枝で切って食べるのが難しかったです。あの、これ、あんこを包んでいるのは、桜餅の「道明寺」みたいになってます!
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