Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

いわさきちひろ生誕100年「Life展」/作家で、母で つくる そだてる 長島有里枝@ちひろ美術館・東京

2019-01-17 23:23:24 | 展覧会・建築・器
去年12月に『ちひろ美術館・東京』を来訪して『いわさきちひろ生誕100年「Life展」/作家で、母で つくる そだてる 長島有里枝』展を見たことをアップするのが遅くなりました。

この美術館は「いわさきちひろが最後の22年間を過ごし、数々の作品を生み出した自宅兼アトリエ跡に建てられ、1977年9月、ちひろの死から3年後に、世界で最初の絵本美術館としていわさきちひろ絵本美術館(現 ちひろ美術館・東京)は開館しました。」と美術館案内にある。
実は改装される前に訪れたことがあって、その頃は未だ住んでいた自宅を開放した美術館だった記憶があるので、今回こんなにきれいになっていることにびっくりした。

フォトグラファー、コラボレーション作家の長島有里枝さんといわさきちひろさんとのコラボレーションによるこの展覧会はお互いの作品が呼応しあい、まるで互いに自然に呼吸しあっているように展示されていて、その空間は光がさあっとあたっているように明るく温かく、そしてそれだけではない翳りも感じられて切なさも感じられて…。子どもの一瞬を切り取り差し出す二人の視線に温められる。
見終わって遥か遠くに思える自身の子供時代、小さい子どもだった息子の幼かった日々のあれこれが間近に思えて胸の奥にぽっと灯が灯ったようになる。

2018年11月3日(土・祝)~2019年1月31日(木)
会場:東京都 上井草 ちひろ美術館・東京
時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(12月24日、1月14日は開館)、12月25日、12月28日~1月1日、1月15日
料金:大人800円
※高校生以下無料

住宅地のなかにあるこのちひろ美術館、会場には子ども連れの親子の姿も多く、だけれど静かでたいそう寛げる建物だった。館内の絵本図書館も充実しており多くの人がゆったり書架の絵本をとりだし読んでいた。またミュージアムショップもちひろ作品が溢れていて眺めているだけでも楽しい。
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