Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

マリー・アントワネット

2007-01-25 00:04:03 | 映画 ま行
             *公式サイト
2006年/アメリカ・フランス・日本合作/123分
監督:ソフィア・コッポラ
原作:アントニア・フレイザー
音楽監修:ブライアン・レイツェル
出演:キルスティン・ダンスト、ジェイソン・シュワルツ、ジュディ・デイヴィス

とにかく全編これ、うきうきする溢れる優しい色合いの豪華な衣装、夢色の靴・小物の数々、そしてうっとりする宝石のようなスウィーツに目を奪われました。ヴェルサイユ宮殿の荘厳さ、自然に囲まれたプチ・トリアノン宮殿の美しさ~
そして、そして、これまたワクワク感を否応なく盛り上げるポップな音楽、これで宮殿でのダンス踊っちゃうの?・・・踊っちゃうんですっ!!それでいてF.クープラン(一曲だけだったけど、好きなんだ)が流れたりして・・・音楽にも酔いました。

何てったって14歳でフランス王家に嫁いだんですものね。マリー・アントワネットの青春が眩しく輝くのだけれど、輝いて見えれば見えるほど同時に彼女のどうしようもない、救いようのない孤独を感じてしまう。だから、プチ・トリアノンで王女とともに百合が咲き、羊がいて鶏がいて、という緑の田園ライフをゆったり楽しみ心安らかに過ごす姿に胸を衝かれる。最後の馬車の中での夫のルイ16世とともに家族でヴェルサイユに別れを告げるその顔は、それまでには見られなかった大人の女性の顔になっていたのが・・・悲しい
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14 コメント

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私も見ました。 (annio)
2007-01-25 08:55:40
クープラン「神秘のバリケード」ですね。
私も大好きです。
しかし、「ベルばら」のイメージを覆し、あくまでも「フツーの女の子」としてアントワネットを描ききったソフィア・コッポラの力量には脱帽いたしましたわん。


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annioさま☆ (rubicone)
2007-01-26 00:00:29
「神秘のバリケード」、これって何か意味深な題名ですよねぇ~、大いに想像力をかきたてられます。なんてことじゃなく、「マリー・アントワネット」よっほんと彼女フランス王家に嫁いできた、といってもティーンエイジャーだったんだなあ、なんて思いましたもん。素敵!素敵!!ソフィア・コッポラの世界にどっぷり浸かって満足いたしましたよ~ん!
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Unknown (はな)
2007-01-26 13:07:32
この映画、気になってます!
女の子パワーがあふれてそうだな、なんて思ってます


ところで、私のブログにrubiconeさんに受け取っていただきたいバトン記事をアップいたしました!rubiconeさん、あまりバトンとかおやりでないイメージなのですが…。もしよろしければ

お忙しかったらスルーOKです!次に回さないアンカーになるのもOKです!お気軽にのぞいてやってください映画に関係なくて申し訳ないのですが、お知らせのためにTB送信しまーす!
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めくるめく (かえる)
2007-01-26 17:08:32
こんにちはー。
うきうきわくわくうっとりの連続でしたよねー。
仮面舞踏会もノリノリで楽しかったですー。

ところで、rubiconeさんって、チェンバロを習っているのですか?
すごーい♪
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はなさま! (rubicone)
2007-01-27 00:55:39
うっきうきでしたよ~どこを切り取っても、美しい夢色の世界が展開している、っていうのがもう素っ敵~!!なの。是非、ご覧になってみてみて~!!

ところでバトンですが・・・スルーさせていただこうかなぁ~、答えが思いつかないものがすっごく多かったんですよ~一応、トライしてみたんですけど・・・。ごめんなさ~い。
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かえるさま~! (rubicone)
2007-01-27 01:06:55
ふうう~、どの場面でも細かい配慮が行き届いている感じで、観ている私はもう夢見心地~、満足しました!!

>チェンバロを習っているのですか?
そうなんですよ~、もうかれこれ13年ほどになります。だからここでも気になっちゃっいましたよ~!マリーもとつとつと弾いてましたよね♪かわゆ~い!
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今日の映画鑑賞 (youko)
2007-01-27 01:38:20
今日は、これにしよっかな、とここで決
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youkoさま! (rubicone)
2007-01-27 23:27:27
ふっ、ふっ、ふっ!どうでしたかぁ?
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遅ればせながら(当然)観ました (altusnoriko)
2007-03-09 11:28:11
庵主さま、お久しぶりでございます。母と観ました。

アカデミー衣装デザイン賞獲得の衣装、たっぷり堪能しました。結婚披露舞踏会の衣装は、わたしの持っている衣装展の
カタログそっくり。濃い色のドレス(デュ・バリー夫人)の扱われ方も面白かったです。

舞踏会と言えば、ちゃんとメヌエット・ステップとコントルタン・ド・ムニュエを踏んでいるのも確認し、「ソフィア・コッポラ監督、よくぞここまで」と感心しました。

ヴェルサイユ宮殿、懐かしく観ました。あそこに行くと
とにかく装飾の濃さに圧倒されて、プチ・トリアノンの田舎屋にアントワネットが安らぎを求めた気持ちが分かります。

宮廷での儀式ばった生活の時はバロック音楽、羽目を外して遊び回る時は'80's popsと、音楽の使い分けも面白かった!
'80'sと言えばわたしの中学~高校時代なので懐かしかったし
ご機嫌でありました(母はびっくりしていましたが)。

まとまりないコメントですみません。
今日はこれから「パフューム」を観に行く予定。
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altusnorikoさま~♪ (rubicone)
2007-03-09 19:08:33
まあ~、お久しぶりです
で、「マリー・アントワネット」その雰囲気にどっぷり浸かって、宮殿も衣装も音楽も・・・何もかもすべてを楽しめた作品でしたよね~。コッポラ監督すばらしいほんと、ごっきげんな気分になりました。

でも、さすがaltusnorikoさん!鋭くダンスを見てらっしゃったんですね。しかも、そのステップの一つ一つもそんなにきっちりだったんですか~!改めて監督に感心してしまいました。

パフュームも興味津々です!
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