地中海アラブ音楽シリーズの『ロトフィ・ブシュナーク日本公演』を丸ビルホールで聴く。出演者は下記の通り。
L.ブシュナーク:ボーカル、ウード/T.ズゴンダ:カヌーン/M.ズゴンダ、A.メトサーヘル:ヴァイオリン/A.ベンハリルー:チェロ/M.マブルーク:タール(レク)
使われていた楽器はウード、タール(レク)そしてカヌーン<プログラムより>
この他にヴァイオリンが二台とチェロが一台。
怒涛の1時間50分ノンストップ!アラブ音楽~♪ だったんだよ~
何といっても、歌よね!ウード奏者でヴォーカルのL.ブシュナークは魅力的な歌い手でとにかく声を自在に自分の音楽したいように操っているって感じ。音楽は調弦からもう既に始まっていて次々繰り出される。楽器は旋律をなぞっていることもあり、歌に続いて即興演奏をしたりで生き生きしている。まあ、とにかく一音出た後はとにかくノン・ストップで音楽が続く。最後から3曲目は「ふるさと」その次は「さくら」と日本公演にサービスの曲があったりして・・・スタンディング・オベーションする方多数、で幕が下りた。
わかりやすいよ、と言われていた『アラブ音楽』(サラーフ・アル・マハディ著、松田嘉子訳)読んでいたのだけれど、なにしろ西洋音楽と違って微分音という半音より小さい音程の存在する音楽、これは目で見ても絶対にわからない!旋法とそしてリズムね。
私は(ううぅぅぅ)すみません、歌えませんでしたほんっと、「情けない奴」その②です、ははは!(力抜けたわ・・)
ま、それはともかく、今まで聞いたのはウードとダルブッカという組み合わせでこんなに大人数(?!)のは初めてでした。ヴァイオリンとチェロが加わっていたのは思いも寄らぬことで、興味津々で聴きました。ヴァイオリンって不思議な楽器ですね。しっくり溶け合ってましたもの。でも楽器達、歌のラインを、あんなにくるくるしているのをそのまま皆でなぞっていて凄いねー、と感心してしまいました。そして即興もするわけで・・・。
annioさまが聴かれた公演は会場で合唱もあったんですか!へー!手拍子はあったけれど、合唱はなかったな、でも面白かったわ情報ありがとっ
彼は「国民的歌手」なのでしょうかねえ。
会場からはリクエストの声も上がってました。彼の持ち歌か、スタンダード・ナンバーなのかわかりませんが、会場で合唱したり。
そういえば、日本には、老若男女一緒に歌える歌はないなあ、と淋しく思いました。
「ふるさと」の前奏が奏でられたとき、「なんて美しい曲なんだ!」と思いました。彼らも、きっと、「美しい曲だ!」と思いながら演奏しているのだろうと、ちょっと誇らしく感じました。
でも、「さくら」の歌詞を最後まで歌えない、情けない自分。。。
あと、ヴァイオリンでの絶妙な合いの手がよかったですね。
どういうものか、全然わかりません、、、