Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

とうだい

2022-01-17 14:20:50 | 

冬らしい日が続く2022年の1月も早くも半ばを過ぎていることに気付いて、気持ちがざわざわする。

去年、夏葉社のもう一つのレーベル「岬書店」から刊行された高村志保さんの「絵本のなかへ帰る」で最後の27冊目に紹介されていた「とうだい」をずっと読みたいと思っていた。

とうだい:斉藤倫・文 / 小池アミイゴ・絵 福音館書店

注文したのが去年のちょうど大晦日だったがお正月に届き夢中でページを繰った。

文も絵も、というか文と絵が呼応して広くて深い世界を眼前に見せてくれる本だ。

読み終わって凛とした清々しさに満たされ、勇気づけられ、そして慰められたことに気付く。

何度でもこの絵本を旅したい、だから今は、本棚にしまい込まずすぐ手に取れるところに置いている。

完全に自分の中に入ったら本棚に置こう!

 「絵本のなかへ帰る」→記事

遠い昔、父がデンマークから土産に持ち帰った本を読む少女のフィギュリン。

こんな風にあの頃子どもだった私は寝っ転がって本を眺めていたっけ。

 

今年はどんな本に出会えるのだろうかと思うとわくわくする。

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