Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ブラック・スワン

2011-05-16 23:31:02 | 映画 は行
             
2010年/アメリカ/108分
監督:ダーレン・アロノフスキー
キャスト:ナタリー・ポートマン、バンサン・カッセル、ミラ・クニス、バーバラ・ハーシー、ウィノナ・ライダー

大抵の作品の場合、エンド・ロールが流れている時に立ち上がって席を後にする観客が必ずいるのが、この作品に関しては珍しくも劇場に灯りが入るまで立ち上がった観客の姿はなかった。見事に全員が座っていたのだった・・・みんな、動けなくなっちゃったのかな?など思ったり。
現と幻の境界が次第次第に曖昧になり、自分を追い詰め、追いこんでいく二ナの鬼気迫るというか狂気の世界に幻惑された。バレリーナ・ニナを演じたナタリー・ポートマンを始め、二ナの母親、ライバルのリリーも素晴らしかった。そして映像の美しさ、怖さが一体となった「白鳥の湖」の舞台の初日は圧巻だった。しかし、なんでだろう?作品全体を振り返った時、私は映像のインパクトの強さの割に感動が深まらなかった気がする・・・不思議。        
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2 コメント

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ポスター、漫画ちっくだと思いません? (Puff)
2011-05-18 14:33:03
うん、私が行った劇場でも皆さん、終わってからもしばらく席を立たないような、
静かに余韻を感じている人が多かったでした。
こういう風景を見るのも久しぶりかも。
(クレジットでそそくさと帰る人が普段結構目にするので)

私は鳥肌立った方なのですが(笑)
アートとエンタテイメント、そしてホラー、
バランスの良さも見事でした。
これはひょっとするとホラー映画好きな人の方が
より多くの感動があるかも知れませんネ。
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Puffさま! (rubicone)
2011-05-19 00:17:51
>(クレジットでそそくさと帰る人が普段結構目にするので)

うん!うん!そうですよね、激しく同感です。なんか、こちらは未だ作品の中にいるのに、ばたばた席立たれる方、多いですよね

ところで、「ポスター、漫画ちっくだと思いません?」思いま~すアラベスクとかにありそうな・・・(古っ)作品のホラーな感じとギャップがあって余計怖さが増す、とか。(私は爪を切る時が怖かった~、しっかり見てましたが、どきどきでした)
でも、映画でしか表せない世界でしたよね~
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