Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

星めぐりの歌

2013-03-25 23:44:38 | 音楽
音楽会を聴きに行った時に求めているのは、結局のところそこで出会ったのはいい音楽であったか、否か、だけ。いい音楽に触れられたという記憶は引出しの中にしまわれていつでもから取り出すことができる。そして、それは時を経ても決して色褪せることはない。
また、そこでああ素敵だと感じる作品(プログラムの中の作品だけでなくアンコールの作品とともに、無論アンコールがなくてもそれは全然構わない)に出会えた時もくっきり印象が残る。
という訳で、最近印象に残ったのは<林光:『宮沢賢治の詩によるソングアルバム:岩手軽便鉄道の一月(混声合唱版)』より星めぐりの歌>、これは演奏会のアンコール2曲目でその日の締めくくりの曲だった。
宮沢賢治の「星めぐりの歌」が分散和音のピアノの音に乗って歌われ、女声から混声へと夜空が拡がるように展開していく。よく知られている曲だけれど、その編曲がなんとも素敵で単純な分散和音の形を繰り返しながら複雑な和音を織り交ぜていくピアノに合唱がまた響きの深さをいや増していく、といった感じ。
一体、どなたの作品だろう?と思っていたら、ロビーにアンコールの案内があって林光さんの編曲によるものと知ることができた
結局、自分でもあの曲を弾いてみたい、和声の中に埋もれてみたい、との思い止まず、取り寄せてみた。弾きながら未だ歌えないけど・・・難しいんです
            
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