Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

タイピスト

2013-10-31 00:06:59 | 映画 た行
             
2012年/フランス/111分
原題:Populaire
監督:レジス・ロワンサル
出演:ロマン・デュリス、デボラ・フランソワ、ベレニス・ベジョ、ショーン・ベンソン、ミュウ=ミュウ
あらすじ: 女性にとって大人気の職業が秘書で、さらにタイプライター早打ち大会に勝つことが最高のステータスだった1950年代のフランス。田舎出身のローズ(デボラ・フランソワ)は保険会社の秘書に採用されるが、ぶきっちょで失敗してばかり。そんな彼女の唯一の才能であるタイプ早打ちに目を付けた上司ルイ(ロマン・デュリス)は、二人で協力し、タイプ早打ち世界大会に出ないかと提案する。~シネマトゥデイより

最近は都内で上映された作品で観たかったもののうちの幾つかが、しばらく待てば近場の劇場でも観られるようになって嬉しい。
この『タイピスト』も近場で仕事帰りにふらっと寄って観ることができた
1950年代のフランスを舞台に繰り広げられるおしゃれで素敵で可愛らしいロマンチックなラブ・コメディ。そしてちょっぴりの苦みと!!
第二次大戦を引きずりながら、世界が新たな扉を開くように大きく動いていった50年代、どこか懐かしい時代の雰囲気を全編に漂わせて・・それはそう、レトロでモダン、といえばよいのか・・・実話でありながら、まるでおとぎ話のよう、楽しい夢が見られた~観終わってふんわりした気持ちに包まれる。
タイプライターの早打ち特訓の場面は面白かった。タイプライターは見たことはあっても、それを使ったことはないので、この作品を見て初めてタイプライターのキーの深さ、そして押す時にかなりの抵抗がありそうだということ、しかも改行の時には腕一杯使って器械を元の位置に押し戻すという動きから相当な負担が指・腕・手首・肩などにかかってるだろうと想像し、思わず腱消炎の心配をしてしまった。ピアノの練習を特訓に取り入れていたのも興味深かったし、疲れたローズに姿勢をよくしてキーを打てば指・手・腕の負担が減ると教えていたのも理にかなっているなあ、と妙に納得して頷いてしまった。そういえば、フランスの元チャンピオンが肩もんでもらってたりするようなところも見かけたっけ。どこでも肩凝りあるのね~♪
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 見たかったな~☆ | トップ | 曇天 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは~☆ (Puff)
2013-11-06 21:15:11
ね、近場で観られるというのはホント助かります。
この映画は都内だとウチからだと有楽町になるのですが、激混みのことが多いのですよ~
なので、上映が遅れてもなるべく近い劇場で観たいものですよね!

映画は、キュートでセンスの良さが光るものでしたね。
タイプを打つカタカタというリズミカルな音が今でも頭に残ってます。
その当時の衣装が何ともおしゃれでしたよね~
返信する
Puffさま! (rubicone)
2013-11-06 23:43:12
近場はいいな~、と最近とみに思います。
こちらはテアトルシネマ系なので待ちさえすれば、全部とは勿論いきませんが、評判がよかったものを上映してくれるようで助かります。
時にはインド映画祭り、なんてのもやってくれますし・・・

ところで「タイピスト」初めの部分からおしゃれで、すっかり引き込まれました。
ファッションもその時代の雰囲気もよく伝わってきましたよね~。
ローズはキュートでチャーミングだったし、ルイもいつものロマン・デュリスじゃない感じ(え?!)でよかったし・・・観終わって、ほんとハッピーになりました!!
返信する

コメントを投稿