Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

生誕200年記念 伊豆の長八 ―幕末・明治の空前絶後の鏝絵師

2015-09-11 22:47:23 | 展覧会・建築・器
       
『生誕200年記念 伊豆の長八 ―幕末・明治の空前絶後の鏝絵師』
会場:武蔵野市立吉祥寺美術館
会期:2015年9月5日(土)~10月18日(日)
   会期中の休館日:9月30日(水)
入館料:100円
概要:伊豆の長八(本名:入江長八1815-1889)は、幕末明治前期の江戸/東京で活躍した伊豆・松崎出身の左官です。漆喰壁に鏝こてを使った浮彫と彩色を施した装飾は「鏝(こて)絵」と呼ばれ、長八はその随一の技をもって建築・調度・塗額などの上に傑作をつくり上げていきました。長八の鏝絵は「前代未聞」といわれ、浅草における見世物や、明治10年の第1回内国勧業博覧会でも衆目を集めます。・・・
鏝絵のほか、長八の卓越した画技を知らしめる絵画作品、独特のリアリズムから生み出された異彩を放つ塑像類も注目の展示品です。
初公開となるものも含め、長八作品がこれだけ集結するのは今回がはじめて。生真面目さとあやしさを併せ持つ長八の世界を、存分にお楽しみください。~吉祥寺美術館HPより

美術展の入口で、えっと「鏝」ってなんて読むんだっけ?と考え込んでしまった私
左官の使う「こて」でした。
初めて目にした鏝絵は、壁を塗るという左官のイメージをあっさり凌駕し、鏝でこれだけのものが生み出されるのかとただただ驚かされました。
その上、チラシになっている「上総屋万次郎像(1863年)」といった立体作品も展示されて、一体この伊豆の長八とはどんな人物だったのだろうと思うとどきどきしてきました。技術は物凄いのだけれど、その作品はどこかユーモアが漂っているというのが、また凄い!と。
そしてチラシにあった「つげ義春が漫画に描いた『長八の宿』」・・・絶対読んでるハズ!と展覧会から帰宅して直ぐ作品集「ねじ式」で見つけて読み返しました。
そうそう、そうだった、ここで長八さんと(漫画の中でだけれど)出会ってたんじゃん!!と嬉しくなりました。この日、本物の作品を目の当たりにできました~、って。
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