Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

屋根裏部屋のマリアたち

2013-01-21 00:28:06 | 映画 や行
                
2010年/フランス/106分
原題:Les femmes du 6eme etage
監督:フィリップ・ル・ゲイ
脚本:フィリップ・ル・ゲイ、ジェローム・トネール
出演:ファブリス・ルキーニ、サンドリーヌ・キベルラン、ナタリア・ベルベケ、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス、ベルタ・オヘア、ヌリア・ソレ、コンチャ・ガラン、マリー=アルメル・ドゥギー、ミュリエル・ソルヴェ、オドレイ・フルーロ、アニー・メルシエ、ミシェル・グレイゼル
ストーリー:1962年のパリ。証券会社を経営するジャン=ルイと妻シュザンヌは、新たにスペイン人メイドのマリアを雇う。彼らの豪奢なアパルトマンの屋根裏には、スペインから出稼ぎに来た女性たちが肩寄せ合って暮らしているのだが、その劣悪な生活環境を初めて知ったジャン=ルイは即座に改善の手を打ち大いに感謝される。ある日、顧客の未亡人との浮気を疑うシュザンヌに追い出されたジャン=ルイは屋根裏部屋で暮らし始める。~goo映画より

今年初めての映画作品は『屋根裏部屋のマリアたち』、川越スカラ座で鑑賞。
作品中ではフランス語が主なのだけれど(舞台がパリなので)スペイン語も沢山聞けてその交わり具合も楽しめる。
6階の屋根裏で暮らすスペイン人女性たちの背景は様々だけれど、1960年代のスペインでのフランコ独裁について作品中できっちり描かれている。そういう背景を背負いながら、でも彼女たちはそれぞれの個がはっきりしていてどの一人も興味深く、それでいてお互いに助け合い、辛い時には慰め合い、そして前を向いている。そのタフさが気持ちよく、同時に女性としての可愛らしさを感じる。何とも爽やかな後味が残る作品で、2013年の幕開けにふさわしい~と一人喜んで帰宅した。

ところで、私は劇場の前から2列目に座ったのだが、ここは1列目と2列目の間に長い机がある。
「会場内で食べてもいいですか?」
と劇場スタッフに尋ねたところ
「どうぞどうぞ~」
とのことで、私は持参のサンドイッチを前の机に置きそれをぱくぱく食べてご満悦だったのだが、隣に座っていたご夫婦はお弁当と携帯用の小さな魔法瓶(サーモ・マグのような)を自宅から持参されて仲良くお食事タイムを楽しんでましたなんか、そういう光景が似合う劇場なのがいいです~!!

以前行った時に会場内の写真を撮っていたのを思い出した
川越スカラ座の記事⇒こちら
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