Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

音楽三昧の夏の一日

2011-08-23 00:35:09 | 音楽
先日、いつも伴奏させていただいている声楽家の方がレッスンを受けられるということで同行した。ウィーンから先生がいらしての大事なレッスン。ピアニストに対しても、色々助言下さるのでものすごく勉強になる機会なのだ。滞日される時間は限られているので、世話役の方がきっちりレッスンの時間割を作って下さっていた。しかも、全てのレッスンの終わった最終日には受講生によるミニ・コンサートが開催されるのである。勿論、他の方のレッスンの聴講もできるという、学ぼうと思えば如何様にも深められるまたとない機会に恵まれたのだ。
参加された方々は皆さんがC先生の門下であり、先生ご自身もそうなので、音楽の基本的な部分でのぶれがなくレッスンはいきなり核心に入ってのものになる。折々に今は亡きC先生の話がかわされる。それは懐かしむと言うより、各人がベースに持っている音楽についてC先生を介して再確認する、といった感じである。私も在りし日のC先生のレッスンに何度か同行させていただいていたので、そしてドイツ・リートについては随分細かくピアノ部分のレッスンして頂いたので、そうそう、そうだった!などと生き生きとその時のことを思い出すことができた。たとえ人は亡くなっても忘れない限り、思い出す人がいる限りいつまでも生き続ける、のだと思う。
そして、今回は発声練習では思わず、なるほどこうするとここが弛むのか、う~ん、面白い!!と思うことあり、また呼吸の訓練の仕方、体操も一緒にしたりと、とにかく興味深かった。体操は運動神経の鈍い私は帰宅してから鏡見ながら何度もやってみて何とか・・・という感じなのであるけれど。
音楽に対して謙虚であれ、真摯であれということを今一度、深く心に誓った日となった一日となった。こういう日を持てたことを感謝する一日でもあった。
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