Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

クリスマス☆クリスマス☆

2008-12-22 23:50:34 | 音楽
もうすぐクリスマス
ということで・・・小さなクリスマス・ツリーとサンタさんのカードと
               
この時期どこでも色々なクリスマス・ソングが流れているけれど、そんな中、ピアノ曲として思い浮かぶクリスマスにちなんだ作品の一つ、F.リストの「クリスマス・ツリー」
この楽譜、表紙の色も深緑でいかにも樅の木の緑を連想させる。(ムジカ・ブタペスト版)          
                
作曲されたのは1874~76年頃、リスト63~65歳であり、愛娘コジマとビューローとの間に生まれた初孫:ダニエラに献呈されている。
          
全12曲からなるこの作品は小聖歌から始まりクリスマスの様子、そしてクリスマスを迎える祈りと喜びが綴られる。どれも短いけれど、その音楽はどこか懐かしく親しみやすい。
ところで、この作品が完成した当時のダニエラは16歳くらいと推定され、かなりの弾き手であったそうである。きっと、おじいさまからのクリスマス・プレゼントのこの楽譜を前に嬉々としてピアノに向かったんだろうなぁ~
*Wikipedia:フランツ・リスト(Franz Liszt:1811年10月22日-1886年7月31日)は、ハンガリーに生まれ、ドイツやオーストリアなどヨーロッパ各国で活躍したピアニスト・作曲家。

そしてこちらはバルトーク・ベーラの「ルーマニアのクリスマス・キャロル」
1部、2部の構成で各10曲ずつ、全部で20曲の作品。
                
ルーマニアの人々の間で歌い継がれてきたクリスマス・キャロル、短いものは6小節、また14小節というものもある。最初のページに全ての歌のオリジナルと歌詞が記載されているのも、興味深い。その単旋律がバルトークの手によって、彼の和声に彩られ現代にいきいきとよみがえってくる。
*Wikipedia:バルトーク・ベーラ(Bartók Béla Viktor János:1881年3月25日-1945年9月26日)はハンガリー領トランシルヴァニア(正確にはバナート)のナジセントミクローシュに生まれ、ニューヨークで没したクラシック音楽の作曲家、ピアノ演奏家、民俗音楽研究家。
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