Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

本の覚え書き

2023-05-14 16:07:03 | 
このGWに読もうと思っていたのだが、未だ読み終えていない本の覚え書き。
それらは次の『短編集 ヘンルーダ』岬書店、『上林暁傑作小説集 孤独先生』夏葉社、『電車の中で本を読む』青春出版社の3冊だ。
岬書店は夏葉社の別レーベルの本で、出版のお知らせをTwitterで読んでからずっと楽しみにしていた。
3冊ともこの4月同時期に一斉に発売ということで、京都の古書善行堂さんに注文をして届くのを待った。
善行堂さんは『電車の中で本を読む』の入荷が遅れているとのことで、『ヘンルーダ』と『孤独先生』の2冊を先に送ってくださり、その後で『電車の中~』(しかも一言&サイン入りでした)を送ってくださった。ありがたかった!
             
『ヘンルーダ』はチリなし製本ということで、実物を手にして初めて「これが”チリなし”ということなのか!」とわかった。
美しいです。
うつくしいといえば、『孤独先生』も。本の佇まい、その装丁、装画どれも最初に触れてみてはっとし、読み手にその内容に大きな期待を抱かせてくれる。
『電車の中で~』は今まさに電車の中で開いて読んでいる本。
本を読むって楽しいね!
『短篇集 ヘンルーダ』
松岡千恵 著
山口法子 絵
発行:岬書店 
 
【岬書店の本】4月27日に松岡千恵さんの初めての著作『短篇集 ヘンルーダ』を刊行します。現役書店員である松岡さんが描く、身近で、はかなくて、幻想的な、美しい世界。書店を舞台にした「備品奇譚集」や女の子たちの友情を描く「ヘンルーダ」など5篇を収録。解説は佐々木敦さん。絵は山口法子さん。「チリなし上製本」という珍しい仕様で、持っていてうれしくなる1冊です。~夏葉社Twitterより引用
 

昭和を代表する私小説作家、上林暁。本書は夏葉社から刊行する二冊目の傑作小説集。
選者は京都・銀閣寺の近くで古本屋を営む山本善行さん。上林暁の書籍を編むのは本書で4冊目。ベストテンを並べるような編み方ではなく、心の片鱗に姿をみせる小説に、しぜんと集まったで作品で構成したという、文脈に精通した選定と美学の詰まったもの。今回は上林の小説の中では珍らしい童話作品ともいえる「手風琴は古びた」という作品を核に編まれたそうです。装画は絵本作家としての顔もある画家・阿部海太さんが担当。筆致を生かした色の表情がうつくしく、「手風琴は古びた」に添えられた挿絵もカラーでお楽しみいただけます。また造本も大変凝っており、本へのこだわり感じる落ち着いた佇まいの1冊です。贈りものへもおすすめです。(原口)~恵文社一乗寺店オンラインHPより

『電車の中で本を読む』

島田潤一郎 著

発行:青春出版社

良いと思うものだけを刊行してきた、ひとり出版社・夏葉社の代表が、これまでに読んできたなかから、自分の体験をまじえつつ、珠玉の49冊を紹介します。著者は、鬱屈としていた20代、すがるように本を読みました。本のなかには、自分と同じように、思い通りにいかない人生にもがいている人がいたり、自分の狭い考えを広げてくれる先達がいました。本書は、高知新聞別刷り「K+(ケープラス)」に連載された選りすぐりの寄稿文を加筆・修正し、さらに書き下ろしを3編加えました。~青春出版社HPより

コメント
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