Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

コードオルガンとか、オルガンとか。

2018-09-18 22:25:41 | 音楽
JR浜松駅の東海道新幹線改札内企業展示ブースのヤマハの展示ブース、先回は『PIANETTE/ピアネッテ』に気を取られてしまって他の展示物を見る余裕がなかったのですが、今回は他の楽器も見ることができました。
これは鍵盤楽器ではあるけれど、なんだろう?なんという楽器だろう?
と首を傾げて考えさせられたのが、こちら↓

説明によるとこれは『コードオルガン:1960年代』とのこと。
これだけ見てもわからなかったのですが、調べてみると電源を入れ、右手で旋律を弾き、左手で鍵盤の横にあるコードのボタンを押して演奏するようになっているようです。
こういう楽器も作っていたのですね。

そして、もう一台、目に留まったのは足踏み式オルガン。
こちらの楽器は蓋の裏、楽譜を置く側には線刻が施され、左右には燭台(多分)があるなど単に楽器としてだけではなく装飾的で美しいオルガンです。
装飾以外、楽器本体は懐かしいオルガン。
 
私が最初に触れた鍵盤楽器はこういう足踏み式のオルガンでした。膝で強弱をつける木のレバーがついていて楽譜に指示された強弱によって膝でぐいっとレバーを向こうへ押したり力を緩めて音を弱くしたりしたものです。また、音が大きくなると空気もたくさん使うので懸命にペダルをパタパタ踏み続けなければなりませんでした。
ああ、しかし懐かしい音でした。
家で使っていたのはもう少し黒っぽい色だったと記憶しています。また、これよりもっと大きかったような気もするのですが、それは私が幼かったから楽器が大きく思えたのだと今なら思えます。
ピアノを両親が買ってくれて家にやってくるまで足踏み式のオルガンにお世話になってました。
ぶーかぶーかという風な独特の音、懸命に足を伸ばしてペダルを踏みながら練習していた小さい私がオルガンの向こうに見える気がしました。
コメント
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