Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

サヴィニャック~パリにかけたポスターの魔法

2018-04-19 21:20:54 | 展覧会・建築・器
 


練馬区立美術館で2018年2月22日(木)~4月15日(日)まで開催されていた『サヴィニャック~パリにかけたポスターの魔法』展をぎりぎりで見ることができた。
あまりこの美術館で混んだことが今までなかったので、高をくくっていたら階段まで伸びる入場券を求める人々の列に吃驚。
この後、用事があったのでその時間を考えて余裕を持って出かけたつもりがとんだ計算違いで慌てた。
美術館の方に伺うと、30分くらいで入場できると思います、とのお話で、実際それくらいで入場できたので助かった。
中に入って会場入り口前のロビーにも長い行列だったのだが、それは図録や展覧会関連グッズを求める人々の列だった。(それを見て、図録も絵葉書も購入はあきらめた。この後に用事がなければ並んだけれど)
いやはや、凄い人気だった!!
しかし、これだけ人気なのもむべなるかな・・・という感じ。
なにしろ、その作品一つ一つ、一点一点が愉快なのだ。
見ているだけで、えへへ~、となるような、ユーモアと温かさがあって思わず見とれてしまう。
そして、見るだけで何を言わんとしているのか、ストレートに伝わってくる心地よさ。
そしてその意匠、原画とリトグラフで使われている色彩の美しさを堪能して会場を後にした。
なかなかこれだけの作品数を見ることができる機会はそうはないだろう、見られて幸せだった

フランスを代表するポスター作家であるレイモン・サヴィニャック(1907-2002)。サーカスや見世物のアートに魅せられ確立したサヴィニャックのスタイルは、第二次世界大戦後、それまでのフランスにおけるポスターの伝統であった装飾的な様式を一新します。
国内5美術館を巡回するかつてない大規模展となる本展覧会では、これらサヴィニャックを、また20世紀ポスター史を語るのに欠かせないポスター作品を中心に、それらのスケッチ、原画を数多く展示します。
また、フランスの景観の中でのサヴィニャックポスターにも光をあてます。ポスターとは近代都市のモニュメントであり、街角に掲出するという習慣とは切り離して考えることはできないからです。
20世紀フランスという時代と場所の空気を切り取ってきた写真を通して、今日「屋外広告」とよばれる広告芸術が、道行く人々の心を癒し心躍らせ、時に批判され、街の中でどのような効果を発揮していたかに思いを馳せながら、ポスターというメディアを魔術師のように操ったサヴィニャックの世界をご堪能ください。~練馬区立美術館HPより
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