Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

お客様相談センター

2010-05-14 00:34:30 | 日々の雑感・近況
「お客様相談センター」って洋服にもあるのだと知った話。

某デパートの閉店セールで半額になっていた洋服を1月に買った。勿論いくら安くなっているとはいえ試着してみた。
その時は別になんとも思わなかったが・・・しばらくたって着てみたら、何か袖が左右で違う感じよく見ると左が袖に腕を入れるともそもそして、外から見ると妙なラインが出ているではないか!
原因を探ろうと裏返してみると・・・う~ん、これは・・・裏地の位置が違っている、90°かあるいはもっとずれてつけられている!裁縫は全く苦手だけれど、何とかしなくちゃと見てみたものの完全にお手上げ。しかもデパートは3月中旬に閉店。
と、裏地にあるタグに気付いた。そこには服地のこと以外にもう一つ『お客様相談センター』の情報があった。
どんなもんだろうかと暫し考えた末、思い切って電話してみた。

その電話に応対してくれたこの服のメーカーの女性は、てきぱきそして感じよくこちらの話を聞いて対応してくれた。先ず、品物を見なければ何ともいえないので、着払いで宅配便かゆうパックで品物を送って欲しい、その際、あればレシートを同封して欲しい。その後で、対処方法についてはこちらからまた連絡します、とのこと。

指示に従って品物を送ったところ、すぐに同じ方から連絡があり、
「誠に申し訳ありません、こちらの縫製ミスでお客様にご迷惑をおかけしました。
同じ商品とお取り換えして差し上げたいのですが、あいにく完売しておりましてすぐにお届けすることができません。それで少しお時間いただき、修理をさせていただきたいのですがいかがでしょうか。」
何の異論もなくその提案にお任せ~。

と、3日ほどしてまたまた彼女から電話があり、修理するより新しく作った方がいいという工場からの連絡があって、結局全く同じものを作ってくれるという。ただ、少し時間を頂戴することになってしまうのですが、よろしいでしょうか、と。
とにかく気に入っていたので、服が手元に戻ってくるなら待ちます!と答えた私。

それから、1週間ほどの後、新品となった洋服に丁寧な手紙が添えられて手元に届けられた。バーゲンで半額で買った服にこれだけの手厚いサービスをしてくれたことがほんとにありがたく、これまでの経過の一部始終を思い返し、色々な曲折を経て戻ってきてくれたこの服がますます好きになった
コメント (2)
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