日々是勉強

気軽に我流でワインを楽しんでみようかと。

1/2 鮑・生牡蠣

2015-01-02 23:35:12 | Today's Menu

2015.1.2. Fri.   

朝は一同スキップ。

昼:

 お節料理 

    

 鰻寿司

 加賀麩のお味噌汁

またまた、雪がちらつく中、お買い物。

夜:

 五島産 鮑のお刺し身   ㋚

 五島産 生牡蠣   ㋚

     

    

最近恒例となりつつある、お正月の生牡蠣。 今年は寒さが厳しかったのか、とても身入りが良く、濃厚でミルキーで大当たりでした。

 焼き物  『大寅』の蒲鉾、ロブスター

 お節

 『ペーターズベルグ Daniel』 のフィンガーフード

 吉野産牡丹鍋 ()  蒟蒻、糸蒟蒻、椎茸、大根、金時人参、白菜、水菜

 ドラモット ブリュット NV  (AOCシャンパーニュ)  シャルドネ…50%、ピノ・ノワール…30%、ピノ・ムニエ…20%

     

「ドラモット社と言えばシャルドネ種を使用したシャンパーニュ造りが得意です。 創立は約250年前ですが、近年は、同じくシャルドネ種を使ったヴィンテージ・シャンパーニュを造るサロン社と同じ資本のローラン・ペリエ社の傘下となり、醸造施設なども投資され、近年人気が高まっています。

さて、ドラモットが決定的に有名になったのは、他にあります。 それは、ドラモットのシャンパンにはあの「サロン」で使われなかった蒲萄が使われていると噂されてからです。
実はは若きドゥポン社長は、サロン社とドゥラモット社という兄弟会社の社長を兼任しています。 同じ哲学のもと、タイプの異なるシャンパンを造っていて、エノログも兼任しています。
「サロン」 に対して「ドラモット」は「常に喜び、楽しみを提供するシャンパン造りを目指している。」 双方に共通しているのは「長い時間をかけて熟成するシャンパンを造ること。」だそうです。
偉大な年しか製造されない「サロン」の蒲萄が「ドラモット」に使われるそうですがその決定はどの段階で行われるのでしょうか? 「60%が収穫時、残り40%が発酵が終わった時点。この2回に分けて決める」。と言われています。
ドサージュ(リキュール添加)はリッター当たり6~8 グラム程度で、「これはサロンにとって化粧みたいなもの。 綺麗な女性がニュアンスを付ければより良いというのが僕にとってのドサージュ。
デコルジュマン(澱抜き)後、最低10年の寿命を持つことを念頭におく先見の明が必要だ」。とドゥポン氏は語っています。

サロンのシャンパンは、シャルドネの特徴が見事に表現された上品で味わい深いシャンパンです。 本格シャンパンを楽しむのではあれば、このドラモットは買う価値があると思います。

= 味わい =
香りはグレープフルーツのコンフィ(砂糖漬け)のようなさわやかな果実香に白い花の香り、パンのイーストの香りと特に石灰のようなミネラルの香りを感じます。
味わいはやわらかでバランスのとれた第一印象からなめらかな気泡の刺激が広がります。

<インポーターのコメント>
NVブリュットでもコート・デ・ブランのシャルドネが50%も占めるのは、さすがメニルのメゾンならでは。
デリケートでエレガンス溢れ、なおかつしっかりとしたボディが究極のバランスをもたらします。」

流石シャルドネが売りのドラモット。 柔らかいお味に牡蠣はどうかな?と思いつつの選択だったが、ばっちり◎。 牡蠣のみねらると濃厚なミルキーさのバランスが、丁度セパージュとマッチしたよう。

 シャブリ 2012 (プリューレ・サン・コム/ジャン・マルク・ブロカール)

     

「パーカー93点超大物蔵! 三ツ星レストラン大絶賛!
シャブリの総面積5000ヘクタールですが、現在オーガニックに取り組んでいるのは、わずか1%ほどで、気温の低さと多湿のテロワールのせいで、「 シャブリではビオディナミは無理 」と言われていたのですが、ジャン・マルク・ブロカールは、大きな手間とリスクを惜しまず、信念を持ってビオディナミに取り組んでいる稀有な生産者です。1998年よりビオディナミ農法を取り入れ、一部の畑では「 デメテール 」の認証も取得しています。ブルゴーニュ最大級のビオ生産者でもある「 ブロカール 」のワイン。シャブリ好きのための「 本物のシャブリ 」を作る超大物ドメーヌです。」

確かに、樽香無しのクラシカルなシャブリらしいシャブリ。

王道の牡蠣に◎〇。 やはりミネラル感がばっちりです。

 越しの寒梅

連れ、御機嫌で楽しむ。 数の子にはやっぱりこれが最高です

 Chateau Leoville Barton 2002  (ボルドー地方、メドック地区サンジュリアン村・第2級 )  カベルネ・ソーヴィニョン72%、メルロ20%、カベルネ・フラン8%

     

「溢れんばかりのタンニンと、熟した果実の旨みが含まれており、コクのあるしっかりとした飲み応え、まさに典型的バルトンの姿を垣間見ることが出来ます。(2009.10.17) 」

ロバート・パーカー氏 テイスティングポイント 90~92点 の評価: 色は深みのあるルビー/紫色だが、アロマは寡黙なのでグラスからたち上るよううながしてやる必要がある。 驚くほどの量の新樽が感じられるが、これは、このシャトーの樽の使い方を思えば異例のことだ。 耐えがたいほどタニックな、内向的なワインで、ボディはミディアムからフル。 大柄で頑強なタンニンがあるが(おかげで味わうのが困難になっている)、あふれんばかりの深みや、ほれぼれするほどのエキス分が構造の下に埋もれていて、純粋で、コクのあるフィニッシュがある。 これまた古典的なレオヴィル・バルトンだから、たぶん忍耐強い事情通以外は購入しない方がよいだろう。 予想される飲み頃:2011~2025年。   <ロバート・パーカー著 『 ボルドー第4版 』>

Score: 90 When to drink: 2009 to 2025   
Critic Score When to drink
Jean-Marc Quarin 93/100 2009 to 2025
Stephen Tanzer 90-92/100  
CellarTracker 91/100(160 notes from 117 users )  
Jamie Goode 91/100  
Wine Spectator 89/100  
Gault & Millau 19/20  
Vinum Wine Magazine 18/20 2010 to 2025
Jancis Robinson 17/20 2012 to 2024
La Revue du Vin de France 17/20  
Decanter 16.5/20 2012 to 2022
Awards
Award Organization Award Year Result Extra Description
Le Guide Hachette des Vins 2006 2 Stars Coup de coeur

ワインは、サンジュリアン村らしい味わいです。 村の位置と同様に、“力強いポイヤックと繊細なマルゴーの中間”といった感じで、強さと繊細さを併せ持っています。 カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高く、タンニンが強いため、若いうちは硬く閉じて内気な印象なのですが、10年、20年と熟成させたものは、グラスからやさしく上品な香りが次々と立ち上ってくるようになっています。 古典的なボルドーの良さを残しながら、より洗練された味わいに仕上がっているレオヴィル・バルトン。官能的な甘味としなやかで長く残る余韻は非常に複雑であり、「スーパーセカンド(1級並みの品質をもつ2級)」の中でも特にコスト・パフォーマンスが高く、「ドングリアーノワイン」オススメのワインです。 ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」

レオヴィル=バルトンは一般的にその兄弟にあたるランゴア・バルトンより優れていると認知されている。いずれもアントニ・バルトンが所有しているが、ほかの所有者たちと違って、バルトンはブレンドに、しなやかで肉付きのよいメルローをごくわずかしか使わない。(1980年代半ばの植付けの結果、その割合は20%に引き上げられたが)一方で、カベルネ・ソーヴィニョンの割合はサン=ジュリアンの村のみならず、メドック全般においても高い。  レオヴィル・バルトンはランゴア・バルトンでつくられるが、それはレオヴィルにはシャトーがないからである。レオヴィル・バルトンの主なブドウ畑はサン=ジュリアン=ペイシュヴェルの町並みのすぐ裏手から西方へと広がって、シャトー・タルボの大きなブドウ畑と交差している。
 1970年代には一貫性がなかったが、1980年代、1990年代には連続してすばらしく成功したワインを生み出している。1985年以降、アントニ・バルトンは、このワインの伝統的なスタイルを変化させるのではなく、より洗練されたものにした。サン=ジュリアンの最高級ワインの中でも、最上のお値打ち品となっている。
 1985年以降間違いなくよくなってきているが、その価格は(2000年もの以外)まだ品質の向上に追いついていない。これは朗報である。スーパー・セカンドの中では最もお値打ち品の1つであるものの、ここのワインはタニックで、自分を十分に表現するまでに相当な時間がかかる。サン=ジュリアンで右に出る者のないレオヴィル・ラス・カーズのレベルまで届くことはめったにないが、価格はずっと安い。」

2時間ほど前から抜栓。 濃い黒い果実のアロマ、少し陰気な感じで、また早過ぎたか?と思ったが実際口に含むと完熟した濃厚な果実感。 まさに飲み頃に入ったところのピークの飲み頃。

タンニンがしっかり主張しているものの、荒々しさは取れ、時間と共に腐葉土や煙草のアロマが強くなっていき、熟成感も楽しめる。

連れの大好きなサン・ジュリアンだったが、寒梅で御機嫌過ぎて、私にもたっぷり回ってくる。 とっても美味しい+時間の経過を楽しめるので、最後まで一人で飲み干す。

牡丹に〇◎。 野菜たっぷりにしたので。 猪肉自体には◎。

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